goo blog サービス終了のお知らせ 

たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『ミス・サイゴン』シャンテ前イベント

2014年05月04日 22時13分40秒 | ミュージカル・舞台・映画
日比谷シャンテで、7月・8月に帝国劇場で上演される『ミス・サイゴン』の歌唱披露イベントがあり、気分転換にと行ってきました。(混つめてパソコン使い続けています。よくないとわかっていますが・・・)。


この物語が、プッチーニの『蝶々夫人』をベースにしているのを知ったのは、今年の1月、サントリーホールで、音楽物語『蝶々夫人』を観た時でした。プログラムを読んでいまさらのように納得してしまいました。


1992年、帝国劇場で日本初演を観ました。
ヘリコプターを舞台に降ろすために帝国劇場を一部改造するという大がかりなものでした。
エンジニアは市村正親さん、クリスは岸田智史さん、キムは本田美奈子さんでした。
今も心の片隅にキムが子供を守るために自らの命をかける場面が残っています。
「命をあげよう」、子供を思いながらキムが歌います
本田美奈子さんの折れそうなほど細い体からあふれ出す歌声。他界されたのは2005年なんですね。
市村さんのエンジニアは、舞台全体の空気を動かすぐらいの迫力がありました。
その後2004年と2008年にも帝国劇場で上演されているようですが、初演以来一度も観ていません。

今回は、昨年『レ・ミゼラブル』に出演された方々が、プリンシバル・アンサンブル共にたくさん出演されます。
今日のイベントに参加されていた中では、アンジョルラスを演じた上原理生さん、杉山有大さん、ファンテーヌを演じた知念里奈さん、コゼットを演じた磯貝レイナさん、青山郁代さん、テナルディエを演じた萬谷法英さん、フフィを演じた上野哲也さん、アンサンブルの土倉有貴さん、丹宗立峰さん、池谷祐子さん、川島大典さん、大津祐哉さん、吉川恭子さん、藤咲みどりさん・・・。

歌唱披露をきいていて涙が出てきてしまいました。
レベルの高さを期待できそうです。
こんな時ですが、22年ぶりに観てみようかな。
今の私だからこそ、心に沁みこんでくるものがありそうです。
エネルギー補充のためにもきっと必要ですね。
本田美奈子さんを思い出して涙が止まらなくなってしまいそうな感じです。

写真は東宝の『ミス・サイゴン』公式ブログから転用しています。

公式HPに動画もさっそくアップされているので楽しもうと思います。




終了後に携帯で撮った写真です。


緑の香りがしますね

2014年05月04日 12時27分24秒 | 祈り
道を歩いていると緑の香りがしますね。
休日になって心が少し落ち着いています。
平日の居心地に慣れるのにはまだまだ時間がかかりそうです。
やりたいことはあるので、パソコン・資料・本をいれた鞄を背負って、電源のとれる図書館やカフェをさまよっています。
人からみたらヘンな人ですね。そんなこと気にしなければいいのですが、性分ですね。
納得して辞めているわけではないので、仕事帰りの人をみると心がざわついてしまうのも変わりません。10年以上働いてきたのだから、ロングバケーションだと思えばいい、と言ってくれた人がいます。練習しながら少しずつ慣れていきます。


卒業論文をまとめてから10年。資料を整理しながら、社会の流れはよくなっていないことをあらためて感じます。さらに複雑で生きていくのが難しい社会になってきています。来年4月に予定されている派遣法改正の内容は、さらに事業主に都合のいいようになっているとしか思えません。私の話を最初の2時間だけ無料できいてくれた弁護士の方も、事実上骨抜きだと言われている内容だと言っていました。どうなっているんでしょう。
これからどこでどう生きていけばいいのか。選ばなければ仕事はあると言われますが、家賃払いながら何を自分の中で大事に考えていけばいいのか、今は本当にわかりません。

事態の収拾に向けても少しずつですが動いています。
緊張感を強いられますが、お薬の力も借りたりしながらふんばります。
かかりつけの内科の先生は、薬はできるだけ少なくしたいという考えなので、依存症にならない程度に出してくれます。助かります。


久しぶりに過去の自分と出会います。
かなり情けないですが一生懸命でした。
突然のお別れから1年にもならない頃、こうして振り返ってみるとよくやっていましたね。


「1995年5月4日(木)

会社の引っ越しの作業でえんえんと疲れて、休日は洗たく、部屋の掃除、片づけ・・・。
なかなかと大変だ。熟睡できないのでお昼寝で睡眠不足を解消している。
疲れがなかなかとれないのは、年かな、と認めないわけにはいかなくてちょっと悲しいかな。
そうじしたり、あちこち片づけたり、面倒だけど、自分の暮らしを作りあげてるんだものね。

ひとりでは淋しいくせに、この気ままさは捨てがたいかもしれないな。
年齢的に、子供を産むというのもそろそろ難しくなってきたし、そんなことはないかなっている気もする今日この頃だけど、パートナーはほしいな。
対等に向き合って話し合っていける友達。
結婚しなくてもいいから、そんな人がいたらいいなあって思う。甘いかな・・・。
それには、先ず経済的自立、がんばろうね。

昨日はMちゃんのBirthdayだった。
どれだけ悔やんでも仕方ないけど今も自分を責める気持ちはある。逃げる口実にしてはいけないけど、逃げないのもつらい。
まだまだ時間が必要なんだなあ、って思う。」



「人間は誰でも少しずつ自己愛をもっています。フロイトの言うナルシシズム。しかし人間は一人で生まれ、一人で死んでゆく孤独な存在なのです。みんな錯覚かもしれないが自己愛を持っていて、それが生きる勇気になってます。私はそれでいいと思います。人間は弱いものであって、何か支えられていると思ったり、ちょっと理解されたら嬉しくなったり、そういうことを繰り返しながら孤独に生き、孤独に死んでいくのが人間だと、私は人生観としてそう思っています。」

(『松井紀和が語るカウンセリングを学ぶ人のための心理療法の基礎と実際』(カウンセリング教育サポートセンター発行、177頁より引用しました。)