たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

少し宇宙へ・・・

2014年05月23日 10時41分12秒 | 日記
ずっと今の混乱のことや、気がついたら終わっていた職場のことがぐるぐると頭の中を回っていても疲れてしまいますね。
かといってまだ終わることができず、次の道もみえてこないので、不安な感じで
だらだらと過ごすこともできないでいます。
でも平日が終わったので、緊張から少し解き放たれてしばしほっとしています。


エリザベス一世の若き日々を描いた『レディ・ベス』は、ガリレオが天体観測をする前の時代の物語でした。


2009年秋の慶応義塾大学日吉キャンパス公開講座の資料から少しひろってみました。
テーマが、天文学(天からの文を読み解いてみよう)でした。


「地球に住む私たちが属するのは太陽系の属する天の川銀河で約1000億個の恒星の集団、
近くの銀河にマゼラン銀河、アンドロメダ銀河がある。
銀河団が宇宙。天の川は多数の星が集まった領域である(ガリレオの発見)。

太陽は現在50億歳、太陽の寿命は100億年、私たちの太陽が2倍重かったら、
人類を待たずして太陽は燃え尽きていた。
もしも太陽が2倍重かったら10億年で太陽は燃え尽きていた。(重いほど早く燃え尽きる。)

太陽が地球のまわりを周っている(日周運動)。
日周運動は地球の生物の生命のリズムをつくっている(体内時計)。
地球が太陽のまわりをまわっている(年周運動)。
地球は23.4°傾いてまわっている。
年周運動は季節と暦をつくっている(星座が季節によってちがってみえる。)
もし地球が傾いていなかったら、もし地球が自転していなかったら、夏と冬しかない、
生命は存在できない。」



村山斉著『宇宙は何でできているのか_素粒子物理学で解く宇宙の謎』
(2010年9月30日発行、幻冬舎新書)より引用します。


「地動説を唱えたガリレオ・ガリレイが初めて空に天体望遠鏡を向けたのは、1609年のことでした。昨年(2009年)が「世界天文年」とされたのは、その400周年を記念してのことです。
 
 ガリレオは手製の望遠鏡で、木星の周囲にも地球のまわりを回る月と同じような衛星が4つあることを発見しました。木星のまわりを衛星が回っているなら、地球が太陽のまわりを回っていてもおかしくないーそう考えたことは、のちに彼が天動説を捨てて地動説を唱えた根拠の一つとなりました。その意味でも、400年前にガリレオが空に望遠鏡を向けたのは、人類にとってまさに歴史的な瞬間だったと言えるのです。」


「太陽系は「天の川銀河」の片隅にありますが、この銀河は地球の軌道の約10億倍の大きさ。
さらに天の川銀河はほかの銀河系と一緒に「銀河団」を形成しており、その銀河団は天の川銀河の1000倍程度の規模です。
 もちろん宇宙には、そういう銀河団がほかにもたくさんあります。それらをすべてひっくるめたのが、宇宙です。」


「そもそも「素粒子」とは、読んで字のごとく、物質の「素」となる粒子のことです。
リンゴや人間や富士山や天体といった物質をどんどん細かく分けていき、それがもともと「何でできているのか」を考えるのが、素粒子物理学だと思ってもらえばいいでしょう。
 あらゆる物質が「原子」の集まりであることは、みなさんもご存じでしょう。たとえば「水」という物質は、水素原子と酸素原子が結合してH2Oという「分子」を形づくり、その分子が集まってできています。
 これまでに存在が確認されている原子は118種類(この原子の種類のことを「元素」と呼び、それぞれ質量が異なります)。物質世界の多様性を考えると、元素の数は驚くほど少ないと言えるでしょう。私たちの身の回りに存在するすべての物質は、ある程度までバラバラにすると、必ずそのどれかになるわけです。」


今日は松本侑子さんの『赤毛のアン』を原文で読むセミナーで、第35章「クイーン学院の冬」から読みました。プリンス・エドワード島の美しい風景描写を楽しむことができるのも、太陽の恵みがあればこそ、そんなことを時にはとりとめもなく考えてみるのも考えてみるのもいいかもしれません。

こんな景色も太陽があって、地球が回っていて、四季があればこそですね。
生かされていることに感謝しながら生きるって大切だと思います。
なんだかとりとめもない感じにおつき合いくださり、ありがとうございます。