奈良の帰りに少し遠回りをして、司馬遼太郎記念館を訪れました。
竜馬がゆく等、歴史小説の人気作家であった司馬遼太郎さんの自宅は東大阪市にあります。その自宅横に、大阪出身で日本を代表する建築家、安藤忠雄氏の設計により司馬遼太郎記念館が併設されています。
正門玄関から書斎と司馬さんが好きだった雑木林をイメージした庭があり、その小径を歩くと記念館が見えてきます。
半円形の建物に沿ってガラス張りの外周があり入り口へと向かいます。
吹き抜けの地下と一階の壁面いっぱいに11メートルの書棚が設けられ、自著や資料、蔵書2万点が展示され、まるで壁面がオブジェのように感じられ壮観です。その隣には、展示ケースが設けられ、司馬さんの愛用の万年筆やメガネ、自筆原稿などが収められ半年ごとに企画展示が行われています。今回は、竜馬がゆくをテーマに、竜馬関連の絵画や書なども展示されていました。
司馬ファンにも、安藤建築のファンにも、一度は訪れてみたいと思う魅力的な記念館だと感じました。