65オヤジのスタイルブック

山梨・小淵沢アート旅2 中村キース・ヘリング美術館

今やバンクシーの登場でストリートアートの世界が注目を集めています。最近では前沢氏がバスキアの作品を購入し再びオークションにかけて高落札されたことが話題となりました。
 
ヒップホップムーブメントのひとつであったグラフィティーアートを世界的なものへと進化させたのが白人アーティストのキース・ヘリング。彼の愛と平和をコンセプトにした作品は世界中で人気を博しました。彼の制作活動は僅か20年、エイズを発症し31歳の若さでこの世を去ります。
 
バンクシーは混沌とした現代社会をゲリラ的な活動で批判していますが、キースは自らの作品を通して様々な自らのアーティスと活動を通じて社会貢献活動に奔走しています。彼の作品には自由や平等、愛や平和がテーマとなって観る人を元気にしてくれます。
 
そして当美術館の館長であるシミック株式会社の中村和男氏により世界で唯一のキース・ヘリング専門美術館を故郷に開館されます。自然の森の中に佇む美術館は北川原温の建築によるもので、階段を使わず傾斜を利用した高い天井の空間に所狭しと作品が散りばめられ、キースの作品らしい、どこかテーマパークのような楽しさにあふれています。
 
現在15周年記念の展覧会「混沌と希望」が開催中、キース・ヘリングの作品の全貌が伺える貴重な展覧会です。小淵沢の美しい自然の中で愛と平和を感じてみませんか。


中村氏の最初のコレクション「ピープル・ラダー」人が肩車をして立つキースらしい作品です。


当館の新収蔵作品は人間の欲望と生への祝福がシンボリックに描かれた作品、今の時代に対するアンティテーゼを感じます。




見渡すように配置された空間は、オブジェやドローイングなどキースの多様な制作活動を原体験できます。

中村キース・ヘリング美術館 館長中村和男「開館15周年記念展:混沌と希望」について The 15th Anniversary of the Keith Haring museum

思わず見入ってしまった中村和男氏のビデオ。中村氏のキースへの熱い情熱を感じます。


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