65オヤジのスタイルブック

ドラマ 全裸監督 シーズン2 - Netflix

先週、今週にわたって鑑賞した話題のNetflixドラマを紹介。今回は、山田孝之主演のAV界の帝王村西とおるの誕生から転落を描き話題となった「全裸監督 シーズン2」です。

 

日本のアダルトビデオ界の先駆者であり革命児といわれた村西とおる。前回のドラマでは、村西とおるの誕生から黒木香のデビュー、帝王として君臨するまでの波乱万丈の半生を描いたました。村西とおるや黒木香が乗り移ったかのような山田孝之に森田望智の物本演技に驚いた方も多いかと思います。僕もその一人で、改めてエロの分岐点であるあの時代をリアルに経験した一人として、あの時代のエロ熱を再認識しました。

今回のシーズン2では、黒木香のメディア露出、全日本ナイス党の結成など、マスコミの注目を浴びながらビデオ販売も日の出の勢いの後期クリスタル映像から衛星放送参入による過剰出資や詐欺事件にバブル崩壊も重なり転落し倒産の憂き目にあう転落のダイヤモンド映像時代を描いています。

登場人物も前回にも増して豪華ですが、中でもピエール瀧の再起用と財閥令嬢で出演した宮沢りえ。成功と転落、玉山鉄二が演じた川田やヤクザ役の親友、満島慎之介が演じたトシを見守りながらエロ業界を牽引する重要な役どころとして欠かさない存在だと言うことがよくわかります。後半ではヘアーヌード解禁で話題となった宮沢りえの大ヒット写真集「サンタフェ」の登場。今回のドラマはエロ歴史を目で見て楽しむことができます。

黒木香やスタッフとの確執に、今回はニューヒロインで後の妻となる常松祐里が演じる乃木真梨子との出会いが印象的でした。ドラマとは無関係ですが、朝ドラ「おかえりモネ」に常松と森田が出演していて、そのギャップに萌えです。また規模が大きくなるにつれ、拡大へのタイミングほど重要ですが持つ者と持たざる者の不公平も感じる社会派ドラマの一面も作品の肝だと思ってます。

レンタルビデオから動画配信サービスなど今やあたり前のように日常生活に根差している時代。日本にもそう言う時代の先駆けとして挑戦した男がいて彼を中心にエロに人生をかけた熱い集団がいたことを忘れてはならない。そんな情熱あふれるドラマ。それが「全裸監督」です。


映画レビューランキング


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事