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ゆるり日本画絵の中の旅・岐阜県美術館

岐阜県美術館で開催中の「ゆるり日本画絵の中の旅」は北海道立近代美術館の日本画コレクションによる展覧会です。

出身地による美術展と言と、あまりイメージがわかない人も多いかと思います。しかしながら、北海道出身の日本画家は、近代日本画の巨匠である岩橋永遠や片岡球子などの個性的画家に、平山郁夫の門下生として現在の院展の重鎮として活躍する福井爽人など、日本の日本画を代表する面々が顔を揃えています。

また、横山大観、竹内栖鳳、山口蓬春をはじめとする北海道ゆかりの画家たちの作品も顔を揃えた80点の名品が展示されています。

特に印象深かったのは、日本を代表する女流画家で、北海道出身の森田沙伊と片岡球子、菊川多賀の大作で、森田の童子を描いた優しさにあふれた作品に、片岡の富士の火山を描いた力強さ、菊川のモノトーンの描線によるしなやかさに、北の大地で育まれた個性豊かな感性を感じました。また、北海道の壮大な自然をモーチーフに具象と抽象の技法を備えた岩橋の作品には、崇高な自然の畏怖を感じます。

夏の猛暑をさけ、北海道の涼風を今回の展覧会で味わってみてください。


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