フジテレビ系の昼ドラが3月をもって終了。52年の歴史に幕を下ろすことなった。フジの昼ドラのドロドロ系愛憎劇ドラマの牡丹と薔薇の新シリーズが放映中で、昼ドラファンにとっては寂しい限りですが、バラエティー全盛の今、これも時代の流れなのかと思うと仕方ない気がする。
テレビ文化の洗礼を受けて育ち、仕事が自営の僕は昼ドラを流し観することも多い。個人的には、先に終了となったTBS系のさわやか路線が好きだったが、そうした住み分けがあってこそ、ドラマの面白さがあり、その後のフジ系昼ドラも、TBS系の流れも取り込みつつ継続してきたことに賛辞を送りたい。
話は横道にそれますが、フジ系昼ドラのヒットを牽引してきたのが、実は東海テレビ制作の作品で、牡丹と薔薇。華の嵐。真珠婦人などのヒット作品を生み出し、昼ドラから多くの俳優たちが巣立っていきました。地元を愛する僕にとっても、東海テレビが生み出した数々のドラマ作品のヒットを誇りに思ってます。
今回の昼ドラの終焉は、ドラマを観る人の対象を狭めていく結果になるとドラマファンとしては危惧してます。それは主婦層のテレビ離れを加速させて行くに違いないと思ってます。現在のゴールデン枠と深夜枠を考えると、昼ドラのようなドラマは作れないと思ってます。
昼ドラの終焉は、ドラマの終焉にならぬよう作る側も昼ドラを検証して新しいドラマ作りを再考してもらいたいです。