人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

救われた一言

2011-02-17 18:03:42 | 出来事
2カ月ほど前ですが、昼寝をしてしまって、悪夢を見てしまいました。

水泳の練習に行くはずが、雨が降り出したのでなぜか豪邸になっていた実家に立ち寄りました。すると私が喉頭癌になったことになっていて、韓国人が韓国語でそのことを詠う劇をやりはじめ、いつの間にか盛大なパーティになっていて周りに「おめでとう」としか言われない夢でした。あとはパーティ会場(豪邸と化した実家)でハイソなおばさま達がクッキーとかのお中元を交換しながらザマスザマスしてました。

わけがわからないのが夢ですが、こんなに辛い「おめでとう」は今までありませんでした。目が覚めると、同じく夢関連で思い出す限り一番うれしかった「ごめんね」を思い出しました。セリフ自体は夢ではなく現実で言われたことです。

たしか小4のときの夢です。当時たまに嫌味を言ってくるいじめっこな、1年上の先輩小学生が二人いました。ひとりはインド系、もう一人は思い出せません・・・。その二人が殴りかかろうとしたので逃げまくって、ついに家に逃げ込んでほっとしたところ、家にまで入ってきて、母が「お友達?」と聞くと「はい」と勝手に返事されて、逃げ場のない家のなかで更に追いかけられました。そこで目が覚めました。

目が覚めて、泣きながらこのことを母親に話すと、辛そうに

「ごめんね」

と言ってくれました。

人は皆それぞれ違う「脳内世界」に住んでいますが、相手の世界に合わせた言葉を操れるのは精神科医だけではありません。人生を変える一言でなくても、その日の気分を変える一言は誰にでも思いつくものです。相手を気遣う気持ちさえあれば。

毎日意識すると大変なことですが、慣れてしまえば自然にできますし、そうしている人もたくさんいます。私は意識しているうちはできますが、大体仕事に追われたり疲労が溜まったりするとそれを忘れてしまいます。特に、幸せそうな人、安定している人、明るい人、強い人には甘えてしまい、相手の世界を理解する努力が薄れてしまいます。共有すれば、自分も幸せになれそうなのに。

英語では良い知らせを伝えられたりすると「You made my day」と言いますが、それを日常的にできるといいなと思います。

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