人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

ひとつの20代後半以降の恋愛論

2005-08-08 21:43:43 | 恋愛
(注:あくまで、ひとつの勝手な理論です。別に自分の恋愛感だとかいうわけでもありません。「俺は違う!死ぬまで、常に愛する人に尽くす!!」と思う人もいらっしゃると思いますが、世間的にそれをアピールしたければこのブログの下に実名でコメントしていただいて結構です。ただし、弊社で恋愛マッチングは行いませんのでご了承ください。ブログ上でよければ簡単な恋愛相談は無料でしますが・・・。)


ゲーム理論的にいうと、継続的に取引関係がある場合は協力し、一度限りの関係であれば相手をズタズタにしてでも儲かりたいと思うはずです。いつもどおりビジネスでのお話なので、完全なる経済人間であるという前提ですが。

これを直接恋愛に適用するわけではなく(そうしたらひどい話ですよね)、出会いから結婚以降までの振る舞いに応用してみました。イメージ的に20代後半以降にあてはまるのでしょうか。

まず、出会い。

お互い惹かれあったのなら、お互い共通な話題を提供したり、話を聞いてあげたり、買い物に付き合ったり、同情・同調・譲歩しながらいい関係を創り上げていくのでしょう。男女平等とはいえ、21世紀に入ってもやはり男の方が頑張る傾向が顕著ですね。7:3ぐらいでしょうか。

そしてお付き合いをすることになると、関係に変化が起きます。男はひとまず満足しますが、女は結婚まで結びつけようと思う人も多いのでしょう。とすると、男は安心し、女は不安のまま。均衡が崩れ、努力の割合は逆に3:7ぐらいになります。

その過程で、男は「本性を現す」というと変ですが、今までのレディースファースト概念が薄れていってしまうケースもあるでしょう。プレゼントの額や回数が減ったりするかもしれません。女も、結婚を意識するとはいえ文句も多くなるのでしょう。なぜなら、女の方が「あるべき恋愛」の姿がはっきりしているように思えるからです。これから脱線してしまえば、今後の結婚が危うい、そう潜在的に考えている可能性もあるのでしょうか。結婚を控えて男を「教育」しておきたいという人も(わかりませんが)いるのでしょう。だから、文句をいって男のカタチを変えていこうとする。しかし、我慢をするところは我慢をする。

そして、めでたく結婚。これ以降は5:5でしょう。出産と子育て vs 仕事でどっちが大変だなんて、甲乙点けれるものではありません(私は当然後者しか経験ありませんが)。仮に出産 vs 仕事と子育て、出産と仕事 vs 子育てだったとしても、やはり判断できません。

これをまとめると、

第1フェーズ: 男7:女3
第2フェーズ: 男3:女7
第3フェーズ: 男5:女5

になります。確かに第1フェーズより第2フェーズの方が長いケースがほとんどでしょうが、リスクとしては第1フェーズの方が大きい。20代後半以降では、出会い→恋人の方が、恋人→夫婦より確率が低いからです。結局両性、同じ努力をして恋愛をしているのではないでしょうか。

同じといっても、努力バランスが2度も崩れます。これが多くの破局の理由なのではないでしょうか。少なくてもアメリカでは、「恋人間の90%の問題は、コミュニケーション問題である」といわれますが、私はそれは極端なのではないかと思います。コミュニケーションの問題だけでなく、その問題の発端となっている努力バランスとその認識が均衡していないことに起因するのだと思います。

すなわち、女は第1フェーズから第2フェーズに移転するとき(付き合い始めるとき)、この努力関係の変化を認識するべきということです。今までのようにお姫さまのように扱われるわけではない。

逆に、男は第2フェーズから第3フェーズに移転するとき(結婚するとき)、付き合い始めてからの「うるせーな、俺は疲れてんだよぉー」態度を改める必要がりますね。

「釣った魚に餌をあげない」というと極端ですが、多少これがあったとしてもおかしくはないと思います。そして、別にこれは男だけがやっていることではなく、女もしっかりやっているのです。ただ、男は第2フェーズである程度満足してしまい、女は第3フェーズまでを見つめているため時期が違うだけです。

結局、恋愛はお相子さま。どっちが大変とか得とかはないのです。これらの2つの変化を意識し、相手の変化を理解しつつ自分の変化を抑制してみましょう。そして、もちろんこの2大イベント以外にも、小さな変化は数多いと思いますので、それらも理解する必要がありますね。このブログで何回も言っていますが、人は不変ではないので完全な安定を求めてはいけないのです。

以上、ひとつの20代後半以降の恋愛論でした。

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