妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
瀋陽軍区の行動
今月5日の筆者の記述より。
『40秒、技術的な限界』
「んー、これで国境線に第39集団軍(瀋陽軍区指揮下)でも集結していれば話は簡単なのだが、演習をするとも聞いてないなあ」
瀋陽軍区は朝鮮国境を管轄している。
今日、新華網の軍事新聞をあさってみたら、7日からようやく「演習」の記事が出始めてはいた。
瀋陽軍区某装甲団野外演習 -解放軍報 2006.07.07 07:59 CST-
瀋陽軍区総合実弾訓練を実施 -解放軍報 2006.07.12 08:28 CST-
瀋陽軍区某装甲師団、新旧装備を組み合わせた戦力増強訓練を実施 -解放軍報 2006.07.18 10:45 CST-
瀋陽軍区「鷹」偵察分隊「電撃行動」偵察演習 -中国国防報 2006.07.19 10:39 CST-
記事のとおりの演習が本当に行われていると好意的に解釈すれば、5月上旬から演習は始めていたようなので「現場レベルでは渡河させろと大騒ぎになっているものの、中央の腰が定まらないので動くに動けない」といったところだろうか。シビリアンコントロールが正常に働いていると言える。
ところが
・記事の出元が解放軍報、中国国防報、いわゆる大本営発表である
・ようやく中共の姿勢がぼんやり定まりかけてきた7日になってようやく記事が出てきている
・これだけ注目されているにも関わらず、外国のメディアも政府も一切瀋陽軍区の動きには触れていない
以上三点から、おっとり刀どころか、国内向けのアリバイ工作としか思えない。
どの国の軍隊であろうと、軍人らしいキビキビした行動が好きな筆者にとっては残念な限り。
このようなぬるい国からすれば、5日以降日本の官民がとった右向け右的対応は、まさに「軍国主義」に見えるに違いない。
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