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陛下のご発言のメモについて

小泉首相、天皇発言の「影響」否定 靖国参拝 -asahi.com 2006.07.20 21:08 JST-

 小泉首相は20日夜、靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示した昭和天皇の発言が、自らの参拝に影響するかどうかについて「これはありません。それぞれの人の思いですから。心の問題ですから。強制するものでもないし、あの人があの方が言われたからとか、いいとか悪いとかという問題でもない」と語り、影響を否定した。首相官邸で記者団に語った。

 筆者には、小泉首相がいっている事が一番まともに見える。
「日本人ならば誰でも注目せざるを得ない人物」の発言を騒ぎたてるのは、危険ですらある。火炎瓶を投げ込むような単純な反応では済まない。

 現在の日本では「勅書」も「玉音」も制度に組み込まれていない。陛下があのとおりの発言をされたとしても、髪の毛一本ほどの影響があってはならないのである。もしこれで分祀されたら、法律に規定されていない「崩御した天皇の意思」なるものが権威をもってしまう。

 憲法の上位に「一個人の意思」が位置する国家は民主国家ではない。
 丁度隣にいいテストケースがある。どうなっているか見てみるといいだろう。

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PAC3配備への中国の反応

 沖縄市長の性格的偏りでも触れたが、どれだけ中国がMDを嫌がっているかの例証。

日本はあわてて米国MDに追従して小躍りしている ペトリオットを宝物のようにして -中国国防報 2006.07.13 08:42 CST-

(略)
 ペトリオットミサイルの攻撃性を見落としてはならない

 多くの兵器はすべて攻防が兼備している、あるものは攻撃性が突出し、あるものは防衛性が突出しているにすぎない。ミサイルを迎撃するのにもっとも優れた兵器がミサイルであるように、強力な防衛力を備えたミサイルは攻撃力にもすぐれているのだ。これが日本が広範に配備するPAC3がアジア地区の平和に危害を及ぼし、アジアの人民の不安を引き起こす原因なのだ。

 以下、イラク戦争ではタイフーンとホーネットを撃墜した。米軍は詳細を公表していないのでPAC3も危険かもしれない。レーダーの優秀性、発射架毎に16発を収めていることから連射性、とPAC3の攻撃性を説く。
『国防報』という割には軍事知識に乏しい内容、中国の新聞なので敢えて政治性を重視して書いているのだろうが。
 とにかく、日本の平和団体同様、中国もPAC3はお嫌い。

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PKO

基本的に取り上げないと言った舌の根が乾かないうちに。

レバノンにPKO派遣を 国連総長、安保理に要請 -共同 2006.07.21 10:17 JST-

 とっくにいってます、人民解放軍の工兵他190人が。
 今の状況で工兵はなんの役にもたたないので言い出したのだろうが。

【中国】レバノン危機:PKO中国軍、身動きとれず食糧不足 -2006.07.19 11:30 JST-

 レバノン南部にPKO(国連平和維持活動)で派遣されている中国軍がイスラエルの攻撃により身動きが取れなくなっている。19日付の新華社によると、食糧不足が深刻化しており、最長でもあと10日ほどで備蓄が尽きてしまうという。
 レバノンに派遣されている中国軍は主に工兵から構成されており、4月から任務を開始した。地雷除去、道路や建造物の修復などの人道支援に当たっている。
 中国軍の宿営地はイスラエルと対立するヒズボラの拠点のすぐ近くだという。イスラエルの攻撃により、中国軍の工兵部隊184人を含む約190人が宿営地の防空壕に退避している。これまでのところ死者及びけが人はいないもよう。
 しかし食糧不足が深刻化している。中国軍は食事の回数を1日2食に制限し、食事の量に上限を設けるなどの対策をとっているが、最長で10日程度で食糧は底をついてしまう見込みだ。また重装備をした炊飯部隊が十分に警戒しながら地上で食事の準備をしているという。
(略)

 ご苦労様というか、「重装備をした炊飯部隊が十分に警戒しながら地上で食事の準備」というあたり、他のレバノン関連の殺伐とした情報に比べると、なんとなくほのぼの感を覚えてしまう。
 補給の心配をしているあたり、やはりまっとうな軍隊なのだ。そういえば天安門事件当時でさえ、補給車両が襲われていた。

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イラン制裁決議案

 中東は歴史、政治、宗教的に複雑で素人がどうこういうには歯が立たない地区であり、このブログでは取り上げてこなかった、これからも基本的に取り上げるつもりはない。

 敢えて取り上げてみる、が筆者にはイスラエル国防軍のガザ、レバノン侵攻にコメントをつける知識も意思もない。

ヒズボラにイランがミサイル供給か、命中精度が向上 -YOMIURI ONLINE 2006.07.17 01:38 JST- 

 【エルサレム=三井美奈】レバノンのシーア派組織ヒズボラは16日、ハイファを攻撃した際に、イラン製ミサイル「ラード」を使ったとの声明を発表した。
 同ミサイルはこれまで対イスラエル攻撃に使われた旧ソ連開発のカチューシャ・ロケット砲より射程が長く、命中精度も高い。イスラエル軍はイランが兵器性能を著しく向上させている上、ヒズボラに大量に供給していることに衝撃を受けている。
(中略)
 国軍はさらに、イラン革命防衛隊の軍事顧問ら約100人がレバノン領内でヒズボラを支援しているとの見方を示している。


 アメリカが騒いでいたのは、こうなるのが嫌だったからなのだ。今北朝鮮で騒いでいるのも、同根といえる。

発射にイラン立ち会い ヒル米次官補 -共同 2006.07.21 00:44 JST-

 【ワシントン20日共同】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補は20日、上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮のミサイル発射にイラン当局者が立ち会っていたと述べた。
(略)

 テポドン2は初期不良だったからまだいいとして、ノドンは完成品。核弾頭が乗っていない弾道弾は戦略的には無意味だが。
 そうこう考えているうちに、イランに対する制裁警告決議案が安保理に提出された。

イラン制裁警告決議採択へ 米英仏、安保理に提出 -共同 2006.07.21 11:56 JST-

 今度はは国連憲章7章41条に基づき、中露も方針を転換した模様。北朝鮮は当て馬でこっちが本命だったのかとさえ思える鮮やかさ。
 プライオリティはイランの方が高い。

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