[↑ 『森友開示文書に欠番/財務省「廃棄過程で欠番」』(朝日新聞、2025年05月10日[土])] (2025年05月26日[月])
欠落した森友文書…情報公開クリアリングハウス ➙ 田中真紀子氏 ➙ 辰巳孝太郎議員。
財務省の《誰がどういう判断で抜き取ったのか》(相澤冬樹さん)? 「廃棄したことを確認したんだよね?」 当時の麻生太郎財務相や佐川宣寿理財局長、アベ様やスガッチ最低の官房長官はどう関与?
『●アベ様夫人昭恵氏付きの秘書だった経産省・谷査恵子氏《「…本省業務課に森友
学園への貸付料減額の可能性等について照会がなされる」》との文書等が欠落!?』
共同通信の記事【森友文書、「欠落」部分存在か 財務省、別の情報公開で開示済み】(https://nordot.app/1298566721329267484?c=39550187727945729)によると、《学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざん問題で、元職員の遺族側が受け取った関連文書に欠落があったことに関し、欠落部分とみられる資料が別の公開請求で過去に開示された文書に含まれていたことが23日、分かった。請求したNPO法人「情報公開クリアリングハウス」が明らかにした》。
東京新聞の記事【財務省が「欠落」としていた森友文書74点、一部見つかった 赤木雅子さんの開示請求への説明と食い違い】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/406894)によると、《森友学園との国有地取引に関する財務省の決裁文書改ざん問題で、元職員の遺族側が受け取った関連文書に欠落があったことについて、抜け落ちていたとみられる文書の一部が、別の情報公開請求で示された資料の中にあったことが分かった。公開請求をしたNPO法人「情報公開クリアリングハウス」が23日、明らかにした》、《◆「応接録の廃棄過程で欠落したと考えられる」 森友文書の改ざんを巡っては、改ざんを苦に自殺した元財務省近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻雅子さんが、財務省が検察に提出した資料の開示を要求。今年4月、2000枚超が開示されたが、資料ごとに振られていた通し番号(1~382)のうち、74点の欠落が判明した。森友問題が発覚した2017年に財務省理財局主導で政治家関係者の応接録が廃棄されており、同…》。
「廃棄したという人を呼んで、なぜやったのか、誰の命令だったのか?」を明らかにすべき。
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/田中真紀子氏が佐川宣寿元理財局長の証人喚問を各党に要請「文書は絶対にある!」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372098)によると、《「文書は絶対にありますよ。捨てるわけがない!」 田中真紀子元外相が断言したのは、財務省が「捨てた」と説明している森友学園との土地取引に関する文書だ。文書の改ざんを命じられ命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんが情報開示を求め、ようやく4月に開示が始まったが、文書が74通も欠落していることが判明。財務省は8年前の事件発覚当初に政治家関係者に関わる文書を廃棄したと説明している》。
《「抜いた文書は処分したのか?」という問い》に財務省理財局石田清次長は《答えられなかった》。
もう一つの同コラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/文書を処分したか?の問いを完全スルー…財務省の答弁で透けて見えた「やはり文書はある」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372280)によると、《だが質問の後半、「抜いた文書は処分したのか?」という問いにはまったく答えなかった》《■「廃棄しました」と答えれば済むこと この問いへの答えは「捨てた」か「捨ててない」かどちらかしかない。これまでの説明通り本当に捨てたのだとすれば「廃棄しました」と答えれば済むことだ。なのに質問をスルーして答えないのはなぜか? 「捨てた」と答えればウソになるし、「捨ててない」と答えれば文書を出さねばならなくなる。それを避けるために答えられなかったとしか考えられない》。
#赤木俊夫さんを忘れない。そして、絶対に忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
『●赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友
問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…まだ隠蔽する気か?』
『●生越照幸弁護士「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって
調べられるべきだった…開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」』
『●まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…【森友学園開示文書 欠落部分は
“政治と接点あった時期”】(NHK)、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期』
『●政治家関係者との応接録などの森友文書の《廃棄の理由は「国会で…さらなる
質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だった…」》』
『●アベ様夫人昭恵氏付きの秘書だった経産省・谷査恵子氏《「…本省業務課に森友
学園への貸付料減額の可能性等について照会がなされる」》との文書等が欠落!?』
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【https://nordot.app/1298566721329267484?c=39550187727945729】
森友文書、「欠落」部分存在か 財務省、別の情報公開で開示済み
2025/05/23
(4月、財務省が開示した森友学園問題を巡る関連文書の一部)
学校法人「森友学園」に関する財務省決裁文書改ざん問題で、元職員の遺族側が受け取った関連文書に欠落があったことに関し、欠落部分とみられる資料が別の公開請求で過去に開示された文書に含まれていたことが23日、分かった。請求したNPO法人「情報公開クリアリングハウス」が明らかにした。
欠落に関し財務省は今月9日、17年当時に理財局の指示で政治家関係者との応接録を廃棄、その過程で文書が欠落したとみられると遺族側に説明した。
改ざんを苦に自殺した元近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(54)は21年、検察庁に任意提出された文書の情報公開を請求。一方のNPOは17年に「森友学園に関する交渉記録」を包括的に開示請求し、財務省は23年11月までに開示した。遺族側には今年4月に約2千ページが開示されたが、約70件が欠落していた。
NPOによると、NPOへの開示文書には遺族側が受け取った物にはなかった資料約40件が含まれ、日付や内容から、そのうち複数が欠落部分だった可能性があるという。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372098】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
田中真紀子氏が佐川宣寿元理財局長の証人喚問を各党に要請「文書は絶対にある!」
公開日:2025/05/21 10:05 更新日:2025/05/21 10:05
(雅子さんと話す田中真紀子氏(撮影)相澤冬樹)
「文書は絶対にありますよ。捨てるわけがない!」
田中真紀子元外相が断言したのは、財務省が「捨てた」と説明している森友学園との土地取引に関する文書だ。文書の改ざんを命じられ命を絶った赤木俊夫さんの妻、雅子さんが情報開示を求め、ようやく4月に開示が始まったが、文書が74通も欠落していることが判明。財務省は8年前の事件発覚当初に政治家関係者に関わる文書を廃棄したと説明している
これについて田中真紀子元外相が20日参議院議員会館で会見し、廃棄に責任のある佐川宣寿元財務省理財局長を国会で証人喚問するよう各党に要請したことを明らかにした。
「廃棄したという人を呼んで、なぜやったのか、誰の命令だったのか、やった結果どう思ってるんですかと問いただして、これを国民の前につまびらかに示す。これが日本が文化国家、民主主義国家であるということの証左になる」
佐川氏については2018年にも証人喚問が行われたが、刑事訴追の恐れを理由にほとんどの証言を拒否。すべての捜査が終わった今なら拒否する理由がなくなるとした。
その上で、父・田中角栄元首相が旧大蔵省の大臣だった頃から財務官僚を知っているとして、彼らが重要な文書を捨てるわけがないと指摘した。
「大蔵官僚、財務官僚は、私は個人的にご家族も知っているので、財務官僚は文書を捨てたりしません。絶対にない。それがトップのエリート官僚なんです。どこかにある。絶対ありますよ。メディアがもっと燃えて、国民目線でやって(追及して)くれるかどうかだと私は思います」
■「メディアはもっと燃えて」
会場には赤木雅子さんも訪れていた。顔は公表していないが発言を求められ思いを訴えた。
「これを機に佐川さんも本当のことを話した方がきっと楽になるんじゃないかなと勝手に思っています。(国会での証人喚問が)ぜひ実現するようによろしくお願いします」
田中真紀子元外相とは支援の手紙をもらってから交流が始まり、毎年、夫・俊夫さんの命日に花を贈られている。会見後にはこんな一言も。
「あなたは顔は出さないけど口は出すからね」
相変わらずの真紀子節にお互い笑いあった。
“捨てた”という文書はどこにあるのか、財務省に説明を迫るためにも佐川氏の喚問は欠かせない。国会は、各党はどう向き合うのか、マスコミはどう報じるのか、責任が問われている。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/372280】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
文書を処分したか?の問いを完全スルー…財務省の答弁で透けて見えた「やはり文書はある」
公開日:2025/05/24 11:25 更新日:2025/05/24 11:25
(辰巳孝太郎議員の質問(衆議院インターネット中継から))
「財務官僚は文書を捨てたりしません。絶対あります」
田中真紀子元外相の発言を先日、本紙で報じた。その言葉通り文書は残っていると感じさせる質疑が国会で行われた。
問題になっているのは、森友事件で命を絶った赤木俊夫さんの妻、赤木雅子さんが財務省に開示を求めた関連文書。4月にその一部が開示されたが、文書が74通も欠落していることが判明。財務省は8年前の事件発覚当初に政治家関係者に関わる文書を廃棄したと説明している。
これについて22日の衆議院総務委員会で共産党のたつみコータロー(辰巳孝太郎)議員が質問に立った。
「これは誰の指示で誰が抜いたのか? そしてそのものは処分(廃棄)されたのかを確認したい」
すると答弁に立った財務省理財局の石田清次長は、当時の佐川宣寿理財局長が方向性を決定付け、その下で総務課長が中核的な役割を担ったと説明した上で、実際の廃棄は近畿財務局の職員が行ったと述べた。ここまでは質問の前半への答えだ。だが質問の後半、「抜いた文書は処分したのか?」という問いにはまったく答えなかった。
■「廃棄しました」と答えれば済むこと
この問いへの答えは「捨てた」か「捨ててない」かどちらかしかない。これまでの説明通り本当に捨てたのだとすれば「廃棄しました」と答えれば済むことだ。なのに質問をスルーして答えないのはなぜか? 「捨てた」と答えればウソになるし、「捨ててない」と答えれば文書を出さねばならなくなる。それを避けるために答えられなかったとしか考えられない。
その後の質疑で、安倍昭恵さんと森友学園理事長夫妻のスリーショット写真を提示された際の応接録が欠落していることについて、「現在、開示に向けて速やかに作業をして進めているところですが、ご指摘の文書は発見されておりません」と答えている。発見も何も捨ててしまったなら見つかるはずはない。やはり捨ててはいないのだろう。
最後に辰巳議員は独自に入手したという財務省の7年前の内部文書を示した。そこには「近畿財務局と理財局のやりとりについては、最高裁まで争う覚悟で非公表とする」と記されている。これらの文書を出すつもりがあるのか問われて財務省は答えた。
「相当量の文書について(開示)作業を進めているところです。その中に近畿財務局と本省とのやりとりも含めて開示作業自体はさせていただいています」
いずれ開示すると約束した形だ。もちろん欠落文書もすべて開示すべきだろう。捨ててはいないはずだ。
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[↑ 『森友開示文書に欠番/財務省「廃棄過程で欠番」』(朝日新聞、2025年05月10日[土])] (2025年05月10日[土])
「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」…「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放った。それが、腐敗国家へのトリガー。《財務省が一番隠したかったのは、やっぱり昭恵さんを巡る文書だった》《抜き取られた文書はどこにあるのか、誰がどういう判断で抜き取ったのか、財務省が説明すべき新たな問題が浮上した》(相澤冬樹さん)。
アサヒコムの記事【「国会で質問されないよう廃棄」 森友文書の欠落、財務省が説明】を再度…《学校法人森友学園への国有地売却をめぐる文書改ざんで近畿財務局職員が自殺した問題で、財務省は9日、4月に一部開示した関連文書について「一部欠落している」と指摘した遺族に対し、大半は「廃棄されたと考えられる」と回答した。…財務省は9日、2018年の内部調査の報告書と同様に「同省理財局の指示で、政治家関係者との応接録として存在が確認されたものを紙媒体、電子ファイルともに廃棄した」「廃棄の過程で欠落したと考えられる」と文書で回答した。廃棄の理由は「国会で森友学園案件が大きく取り上げられる中で、さらなる質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だったと認められる」とした》。
『●まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…【森友学園開示文書 欠落部分は
“政治と接点あった時期”】(NHK)、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期』
『●政治家関係者との応接録などの森友文書の《廃棄の理由は「国会で…さらなる
質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だった…」》』
すっげぇなぁ、財務省(当時の財務相は麻生太郎氏、スガッチが最低の官房長官)…国会で《さらなる質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的》で廃棄。腐敗した国・ニッポンの国家的犯罪。当時の首相・アベ様やアホウ財務相、スガッチ官房長官は如何に関与か?
【森友学園開示文書 欠落部分は“政治と接点あった時期”】(NHK)、つまり、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期…公文書廃棄・隠蔽や改ざんによって、逆に、何が起きていたのかが浮き彫りに。2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガーから見えてくるもの…「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放ったわけで、やはり、少なくとも「妻が関与」しており、もっと早くにアベ様は辞職すべきだった。そうすれば、少しはましな…。
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/371612)によると、《やはり政治家との関係を隠すために文書が抜き取られていたのだ。しかも、欠落している文書の概要がわかる新たな文書のリストも公表された。そこには、やはり“あの人”の名前が記されていた。時の安倍首相の妻、安倍昭恵さんだ》《■誰がどういう判断で抜き取ったのか 例えば15年11月の文書。「安倍総理夫人付の谷氏(女性)から本省業務課に森友学園への貸付料減額の可能性等について照会がなされる」と記されているが、この文書は今回の開示から欠落していた。これについて土地を管理する大阪航空局へ情報提供した文書も欠けている》。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/371612】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前
公開日:2025/05/10 11:10 更新日:2025/05/10 11:10
(関連案件多数(安倍昭恵氏)/(C)日刊ゲンダイ)
財務省が一番隠したかったのは、やっぱり昭恵さんを巡る文書だった。
森友学園への国有地巨額値引きに端を発した財務省の公文書改ざん事件で命を絶った赤木俊夫さん。その妻、雅子さんが財務省に求めた情報開示が裁判の末、4月に始まった。開示されるのは財務省が事件発覚時、検察に任意提出したすべての文書だ。そのうち土地取引に関する2255枚の文書がまず開示された。ところが文書の右上に手書きで記された通し番号が70個以上も欠落していることが判明。なぜ文書が抜けているのか? 雅子さんの弁護団は財務省に説明を求めていた。
その回答が9日、文書で示された。それによると、欠落している文書は政治家関係者に言及しているものが多くを占めているとみられるという。その上で、欠落は2017年、森友事件の発覚時に本省理財局の指示で近畿財務局が廃棄したことによると説明している。
やはり政治家との関係を隠すために文書が抜き取られていたのだ。しかも、欠落している文書の概要がわかる新たな文書のリストも公表された。そこには、やはり“あの人”の名前が記されていた。時の安倍首相の妻、安倍昭恵さんだ。
■誰がどういう判断で抜き取ったのか
例えば15年11月の文書。「安倍総理夫人付の谷氏(女性)から本省業務課に森友学園への貸付料減額の可能性等について照会がなされる」と記されているが、この文書は今回の開示から欠落していた。これについて土地を管理する大阪航空局へ情報提供した文書も欠けている。
また14年4月28日、昭恵さんが森友学園の籠池理事長夫妻と国有地前で一緒に撮ったスリーショット写真を近畿財務局の担当者に示した日。担当者は「上司に見せます」と言ってコピーを取ったはずだが、その文書はない。さらにその日から1カ月近くにわたり対応方針について本省と打ち合わせを重ねた記録もない。対応方針について本省が財務局に再検討を指示した際の記録もない。このように昭恵さん案件が多数欠落していることが、財務省の資料で初めて明らかにされた。
このような詳細なリストの存在を、欠落を指摘されるまで財務省が明らかにしなかったのはなぜなのか? そしてリストが存在するのに、そこに載っている文書が存在しないということがあるだろうか? 抜き取られた文書はどこにあるのか、誰がどういう判断で抜き取ったのか、財務省が説明すべき新たな問題が浮上した。
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#赤木俊夫さんを忘れない。そして、絶対に忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
『●赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友
問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…まだ隠蔽する気か?』
『●生越照幸弁護士「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって
調べられるべきだった…開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」』
『●まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…【森友学園開示文書 欠落部分は
“政治と接点あった時期”】(NHK)、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期』
『●政治家関係者との応接録などの森友文書の《廃棄の理由は「国会で…さらなる
質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だった…」》』
[↑ 『森友開示文書に欠番/財務省「廃棄過程で欠番」』(朝日新聞、2025年05月10日[土])] (2025年05月10日[土])
すっげぇなぁ、財務省(当時の財務相は麻生太郎氏、スガッチが最低の官房長官)…国会で《さらなる質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的》で廃棄。腐敗した国・ニッポンの国家的犯罪。当時の首相・アベ様やアホウ財務相、スガッチ官房長官は如何に関与か?
【森友学園開示文書 欠落部分は“政治と接点あった時期”】(NHK)、つまり、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期…公文書廃棄・隠蔽や改ざんによって、逆に、何が起きていたのかが浮き彫りに。2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガーから見えてくるもの…「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放ったわけで、やはり、少なくとも「妻が関与」しており、もっと早くにアベ様は辞職すべきだった。
『●まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…【森友学園開示文書 欠落部分は
“政治と接点あった時期”】(NHK)、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期』
堀之内健史記者による、アサヒコムの記事【「国会で質問されないよう廃棄」 森友文書の欠落、財務省が説明】(https://www.asahi.com/articles/AST5934J6T59PTIL00JM.html?iref=pc_ss_date_article)によると、《学校法人森友学園への国有地売却をめぐる文書改ざんで近畿財務局職員が自殺した問題で、財務省は9日、4月に一部開示した関連文書について「一部欠落している」と指摘した遺族に対し、大半は「廃棄されたと考えられる」と回答した。…財務省は9日、2018年の内部調査の報告書と同様に「同省理財局の指示で、政治家関係者との応接録として存在が確認されたものを紙媒体、電子ファイルともに廃棄した」「廃棄の過程で欠落したと考えられる」と文書で回答した。廃棄の理由は「国会で森友学園案件が大きく取り上げられる中で、さらなる質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だったと認められる」とした》。
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【https://www.asahi.com/articles/AST5934J6T59PTIL00JM.html?iref=pc_ss_date_article】
「国会で質問されないよう廃棄」 森友文書の欠落、財務省が説明
堀之内健史 2025年5月9日 19時22分
(赤木俊夫さんの遺族の代理人は記者会見で
「闇に葬るのはあり得ない。廃棄したのなら、
残っているはずの廃棄記録を求めていく」と話した
=2025年5月9日、大阪市北区、遠藤美波撮影)
学校法人森友学園への国有地売却をめぐる文書改ざんで近畿財務局職員が自殺した問題で、財務省は9日、4月に一部開示した関連文書について「一部欠落している」と指摘した遺族に対し、大半は「廃棄されたと考えられる」と回答した。遺族側は「どのように廃棄されたのか、第三者委員会を作って調査すべきだ」と訴えた。
文書は改ざんの経緯を捜査していた検察庁に財務省が提出したもので、改ざんを強いられた赤木俊夫さんの遺族が開示を求めていた。不開示決定を違法とする司法判断を受けて財務省は4月、まず学園との交渉記録など約2千ページを開示した。
文書の一部には1から382の番号が振られていたが、74の欠番があり、遺族側が理由を質問。財務省は9日、2018年の内部調査の報告書と同様に「同省理財局の指示で、政治家関係者との応接録として存在が確認されたものを紙媒体、電子ファイルともに廃棄した」「廃棄の過程で欠落したと考えられる」と文書で回答した。
廃棄の理由は「国会で森友学園案件が大きく取り上げられる中で、さらなる質問につながりうる材料を極力少なくすることが、主たる目的だったと認められる」とした。
遺族側代理人の生越照幸弁護士はこの日に記者会見し、「第三者委員会を立ち上げ、廃棄した当人にも調査すべきだ」と訴えた。来年3月まで計17万ページ余りの文書が順次開示されることを踏まえ、欠落部分の内容が今後開示される文書の中に含まれる可能性もあると指摘。「残りの16万8千枚の中から見つけていただきたい」と話した。
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#赤木俊夫さんを忘れない。そして、絶対に忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
『●赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友
問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…まだ隠蔽する気か?』
『●生越照幸弁護士「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって
調べられるべきだった…開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」』
『●まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…【森友学園開示文書 欠落部分は
“政治と接点あった時期”】(NHK)、アベ様の妻・昭恵氏らが関与した時期』
[↑ 『森友文書 存在認める/「不開示」取り消し 政府、上告せず/開示是非 検討へ』 『改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う』 (朝日新聞、2025年02月07日)] (2025年04月24日[木])
まだ隠蔽する気か、まだ改ざんする気か…。《森友学園開示文書 欠落部分は“政治と接点あった時期”》(NHK)とは、《安倍元総理大臣の妻・昭恵氏や国会議員の秘書など、政治と接点があった時期》。《財務省が検察に任意で提出した関連文書》…欠落を検察が気付かぬはずもなく、提出されていたはずで、ならば、検察はなぜ何の動きも見せず、知らぬふりをしたのか? 任意提出なので、財務省から意図的に提出されていなかったのならば、検察はなにやってんの?
隠蔽や改ざんによって、逆に、何が起きていたのかが浮き彫りに。2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガーから見えてくるもの…「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放ったわけで、やはり、少なくとも「妻が関与」しており、もっと早くにアベ様は辞職すべきだった。
かつて「アベ様の〇HK」(N [エヌ] でなく「〇ヌ」)と呼ばれていましたが…【森友学園開示文書 欠落部分は“政治と接点あった時期”】(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250422/k10014786041000.html)によると、《今月、財務省が新たに開示した森友学園に関する文書には、ほぼ時系列で通し番号が振られていますが、この番号が連続して欠落している部分が複数あることがわかりました。NHKが分析したところ、こうした番号の文書が作成されたとみられる時期は、安倍元総理大臣の妻・昭恵氏や国会議員の秘書など、政治と接点があった時期と重なっていました》。
#赤木俊夫さんを忘れない。そして、絶対に忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
『●赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友
問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…まだ隠蔽する気か?』
『●生越照幸弁護士「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって
調べられるべきだった…開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」』
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【https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250422/k10014786041000.html】
森友学園開示文書 欠落部分は“政治と接点あった時期”
2025年4月22日 19時28分
今月、財務省が新たに開示した森友学園に関する文書には、ほぼ時系列で通し番号が振られていますが、この番号が連続して欠落している部分が複数あることがわかりました。NHKが分析したところ、こうした番号の文書が作成されたとみられる時期は、安倍元総理大臣の妻・昭恵氏や国会議員の秘書など、政治と接点があった時期と重なっていました。
情報公開制度に詳しい専門家は「財務省はなぜ欠落している部分があるのか、きちんと説明すべきだ」と指摘しています。
森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻の雅子さんは、財務省が検察に任意で提出した関連文書の開示を求め、今月4日、国有地の売却をめぐる学園側との交渉記録など、2200ページ余りの文書が開示されました。
開示された文書には、右上の部分に1番から380番までの通し番号がほぼ時系列で振られていましたが、NHKが調べたところ、このうち75個の番号が欠落していました。
そして、番号が3つ以上連続して欠落している部分が複数あり、こうした番号の文書が作成されたとみられる時期を、前後の文書などをもとに分析したところ、政治と接点があった時期と重なっていることが新たにわかりました。
2014年4月28日には、森友学園の籠池泰典前理事長が安倍元総理大臣の妻・昭恵氏とともに撮影した写真を近畿財務局の職員に提示していたことが明らかになっていますが、この時期の前後に作成されたとみられる46番から49番までの4つの番号が抜け落ちています。
また、学園側の陳情を受けて鳩山邦夫元総務大臣の秘書が近畿財務局に相談した2015年2月17日ごろや、昭恵氏付きだった職員が財務省理財局に問い合わせを行った2015年11月10日ごろに作成されたとみられる文書の番号も、連続して抜け落ちていました。
欠落部分の詳細は
今回の開示文書のうち、番号が連続で欠落している部分の詳しい内容です。
【46番~49番】
欠落している46番から49番までの文書が作成されたのは前後の文書から、2014年4月18日から5月12日ごろとみられます。この時期は、森友学園の籠池前理事長が安倍元総理大臣の妻・昭恵氏とともに撮影した写真を近畿財務局の職員に提示し「夫人からは『いい土地ですから前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と伝えた2014年4月28日の前後と重なっています。
【168番~171番】
168番から171番までの文書が作成されたのは2015年2月17日から3月3日ごろとみられます。この時期は、鳩山邦夫 元総務大臣の秘書が近畿財務局を訪れ、森友学園に示された国有地の貸付料について「できることがあれば検討してほしい」と相談した2015年2月17日ごろと重なっています。
【292番~295番・297番~299番】
292番から295番、297番から299番までの文書が作成されたのは2015年9月4日から10月20日ごろとみられます。この時期は、当時、国土交通副大臣だった北川イッセイ元参議院議員の秘書に対し、学園側が「国有地の整備のために国に代わって立て替えた費用を早く支払ってほしい」と申し出たことが近畿財務局内で共有された、2015年10月8日の前後と重なっています。
【303番~305番】
303番から305番までの文書が作成されたのは2015年11月2日から16日ごろとみられます。この時期は、昭恵氏付きの職員だった女性が、国有地の貸付料について「優遇を受けられないかと総理夫人に照会があり、当方からお問い合わせさせていただいた」などと財務省理財局に問い合わせた2015年11月10日、財務省側が折り返しの連絡をした11月12日の前後と重なっています。
財務省「検察に提出した資料から意図的に隠していることはない」
財務省はNHKの取材に対し「今回開示した文書は、情報公開法に基づき、そのままの形式で開示したものであり、検察に提出した資料から意図的に隠していることはない。国会では、廃棄をしたために欠落が生じている部分もあると考えられると答弁している。開示文書で欠落していると指摘を受けているものについては、現在、確認を行っているところで、引き続き真摯(しんし)に対応していく」とコメントしています。
専門家はどう見る?【Q&A】
新たに開示された文書に番号が欠落している部分があることについて情報公開制度に詳しいNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長に話を聞きました。
Q.開示された文書には、通し番号が1番から380番までほぼ時系列で振られていたが、このうち75個の番号が欠落していた。これをどう見るか。
今回、開示の対象になっている文書は、森友学園への国有地の売却をめぐるすべての交渉記録ではなく、あくまでも一連の捜査の過程で財務省が検察に任意で提出したものです。検察が強制的に捜査をしたわけではないため、財務省の選択によって提出する文書が選ばれている可能性があり、その場合は、開示文書に欠番が生じることになります。
Q.番号が3つ以上連続して欠落している部分の文書が作成されたとみられる時期は、政治との接点があった時期と重なっていた。
仮に番号が連続して欠落している文書が検察に任意提出したものの中に含まれていないということになると、政治との接点があった時期の財務省内の対応について、十分な検証に足りる資料を検察に提出していなかったのではないかという疑問が出てきます。財務省はなぜ欠落している部分があるのかをきちんと説明すべきです。
Q.財務省は開示文書の欠番について「廃棄したために欠落が生じている部分もあると考えられ、現在確認を行っている」などとしている。この説明をどう見るか。
財務省はこの問題で学園側などとの交渉記録を廃棄していたことを認めています。2018年5月に交渉記録の一部を公表した際には、職員の手控えとして残していたものや、サーバー上に残されていたものを集めたという説明をしていて、全体像としてどのような記録を作成していたのかわからないという立場をとっています。結局、どの範囲まで交渉記録を集められたのか、集めたものをすべて明らかにしているのかを、まずは説明すべきです。
Q.今回の開示は、近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんの妻の雅子さんが夫の死の真相を知りたいと4年前に訴えを起こし、ようやく実現した。
財務省が情報公開をしっかりしてこなかったことがこれだけ問題を長引かせ、みずからの信頼を落としていることをよく考えるべきです。もしみずからに問題がないという立場なら、情報公開を徹底することがそれを証明することになるし、問題を長引かせることにもならない。そのことを考えて対応すべきだと思います。
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森友学園 関連文書 一部を遺族に開示 行政側の混乱も記録
「森友」財務省 文書 改ざん問題
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[↑ 『森友文書 存在認める/「不開示」取り消し 政府、上告せず/開示是非 検討へ』 『改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う』 (朝日新聞、2025年02月07日)] (2025年04月08日[火])
《籠池泰典元理事長が…安倍晋三元首相の妻・昭恵氏と並ぶ写真…その際の応接録はこの日の資料に含まれておらず》。社会を破壊した数多のアベ様案件の一つ。赤木雅子さんの涙ぐましい努力が無ければ、ここまで来ることはできなかった。(日刊ゲンダイ)《森友学園問題は安倍政権時代の負の遺産だ。改ざんの経緯は必ず、明らかにならなきゃいけない》。生越照幸弁護士「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって調べられるべきだった。それが情報公開制度の本来の趣旨です。初期の頃に開示されていたら俊夫さんは死ななくて済んだ。これを踏まえて情報公開制度の立法措置をしないと第二の俊夫さんが出てしまう」(日刊ゲンダイ)。
#赤木俊夫さんを忘れない。そして、絶対に忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
『●赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友
問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…まだ隠蔽する気か?』
高田みのり記者による、東京新聞の記事【森友文書の遅すぎた開示に赤木雅子さんは…涙「死なんでもよかったのにね」 俊夫さんのかばんに紙束を収めた】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/396417)によると、《森友学園への国有地売却を巡り決裁文書の改ざんを強いられ、自殺した財務省近畿財務局職員だった赤木俊夫さん=当時(54)=の妻・雅子さん(54)は4日、代理人弁護士らとともに財務省を訪れ、2000枚超の文書を直接受け取った。俊夫さんの苦しみに思いをはせ「夫がどんな思いだったかと思うと、裁判もやめられなかった。(資料の一部が)今日やっと出てきて、ほっとした」と語った。(高田みのり)》。
日刊ゲンダイの記事【森友文書の一部開示に代理人弁護士「初期に開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/370083?utm_source=x&utm_medium=sns)によると、《核心の文書は6月上旬をめどに開示される見通しで、「夫がなぜ死ななきゃいけなかったのか、改ざんしなければいけなかったのか分かれば、私が裁判で明らかにしたかったことが分かると思うので、資料が出てくるのを楽しみにしている」と雅子さん。…森友学園問題は安倍政権時代の負の遺産だ。改ざんの経緯は必ず、明らかにならなきゃいけない》。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/396417】
森友文書の遅すぎた開示に赤木雅子さんは…涙「死なんでもよかったのにね」 俊夫さんのかばんに紙束を収めた
2025年4月4日 21時39分
森友学園への国有地売却を巡り決裁文書の改ざんを強いられ、自殺した財務省近畿財務局職員だった赤木俊夫さん=当時(54)=の妻・雅子さん(54)は4日、代理人弁護士らとともに財務省を訪れ、2000枚超の文書を直接受け取った。俊夫さんの苦しみに思いをはせ「夫がどんな思いだったかと思うと、裁判もやめられなかった。(資料の一部が)今日やっと出てきて、ほっとした」と語った。(高田みのり)
◆「きっと、夫も知りたかったのでは」
朝、俊夫さんの写真に「今から取りに行こうね」と声をかけて家を出たという雅子さん。
(赤木俊夫さんの愛用したかばんに入れて持ち帰って
きた財務省の開示資料を取り出す妻の雅子さん=都内で)
受け取った資料は、俊夫さんが生前使ったかばんに入れた。「知りたかった真実はここ(文書)に入っていると思う。きっと、夫も知りたかったのでは」と感じたからだ。かばんから取り出した資料を並べると、紙上の文字を指でなぞり、時折小さくうなずくようにしながら目を通した。
森友学園への国有地売却は、2014年4月、同学園の籠池泰典元理事長が近畿財務局職員に、安倍晋三元首相の妻・昭恵氏と並ぶ写真を示した直後から、動き出した。ただ、その際の応接録はこの日の資料に含まれておらず、雅子さんは「すごく残念」とこぼす。
◆俊夫さんが経緯をまとめた資料は6月に開示される
(赤木俊夫さんの写真を置いた机で、財務省の開示した
資料を読み込む妻の雅子さん=都内で)
文書改ざんは2018年3月に発覚。その直後に俊夫さんが………………。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/370083?utm_source=x&utm_medium=sns】
森友文書の一部開示に代理人弁護士「初期に開示されていたら赤木俊夫さんは死ななくて済んだ」
公開日:2025/04/05 10:50 更新日:2025/04/05 10:50
(開示文書を見る赤城雅子さん(C)日刊ゲンダイ)
「やっとこの日が来たなあ、という感じです」
夫が亡くなって7年、裁判から5年。ようやく財務省の開示文書を手にした赤木雅子さん(54)は、日刊ゲンダイの記者の問いかけにこう言って安堵の表情を見せた。
森友学園への国有地売却に関する公文書改ざん問題で、財務省は4日、改ざんを指示されて自殺した同省近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんに関連文書の一部を開示した。
財務省で受け取った分厚い文書を、雅子さんは俊夫さんが生前愛用していたカバンに収め、その後、都内の会議室で代理人弁護士らとともに文書に目を通した。
今回開示されたのは、2013年6月~16年6月の土地取引の経緯に関する約2200枚。関連文書は全17万枚超あるとされ、改ざんを指示された俊夫さんが生前にまとめた文書は、今回はまだ開示されていない。
核心の文書は6月上旬をめどに開示される見通しで、「夫がなぜ死ななきゃいけなかったのか、改ざんしなければいけなかったのか分かれば、私が裁判で明らかにしたかったことが分かると思うので、資料が出てくるのを楽しみにしている」と雅子さん。
(開示文書を見る赤城雅子さん(C)日刊ゲンダイ)
開示文書を見ながら、代理人弁護士の生越照幸氏はこう言った。
「森友学園の土地取引をめぐる騒ぎがあった時に、こうやって調べられるべきだった。それが情報公開制度の本来の趣旨です。初期の頃に開示されていたら俊夫さんは死ななくて済んだ。これを踏まえて情報公開制度の立法措置をしないと第二の俊夫さんが出てしまう」
森友学園問題は安倍政権時代の負の遺産だ。改ざんの経緯は必ず、明らかにならなきゃいけない。
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[↑ 『森友文書 存在認める/「不開示」取り消し 政府、上告せず/開示是非 検討へ』 『改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う』 (朝日新聞、2025年02月07日)] (2025年03月23日[日])
#赤木俊夫さんを忘れない。そして、絶対に忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
赤木雅子さん《「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず》(FNN)…どういうこと? まだ隠蔽する気か⁇
FNNの記事【「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず 石破首相の政治決断で“開示”の道は開かれるか】(https://www.fnn.jp/articles/-/845402?display=full)によると、《3月19日、いわゆる「森友問題」をめぐって、4月をめどに開示される資料の概要が明らかになりましたが、改ざんの経緯に関わる文書は含まれていないことが分かった》。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
『●元首相アベ様やアソウ元財務相、スガッチ元官房長官は如何に関与? 長期に
わたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけで真相を闇に葬るつもりか?』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●《最高裁が上告棄却、佐川宣寿氏の賠償認めず》…国の責任は「認諾」して
逃げておいて、一方、元理財局長が法廷で証言すると、何か拙いことでも?』
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【https://www.fnn.jp/articles/-/845402?display=full】
「ショック。大事なところが抜けている」声を震わす妻『森友問題』開示資料に“改ざん経緯”文書含まれず 石破首相の政治決断で“開示”の道は開かれるか
関西テレビ 2025年3月19日 水曜 午後9:00
3月19日、いわゆる「森友問題」をめぐって、4月をめどに開示される資料の概要が明らかになりましたが、改ざんの経緯に関わる文書は含まれていないことが分かった。
(『森友』開示文書に改ざんの経緯に関わる文書含まれず)
■国は資料開示のスケジュールや来月開示される資料の概要を明らかに
19日、財務省の職員と面会したのは、赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんだ。
赤木雅子さん:改ざんのところだけ出してくれたらいいと思う。そういうわけにはいかないんですか。
(財務省職員と面会した赤木雅子さん)
「森友問題」をめぐっては、土地取引に関する公文書の改ざんを強いられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんが、財務省が検察に提出した文書の開示を求めて、国を提訴。
大阪高裁は、ことし1月の判決で不開示決定の取り消しを命じ、国は上告を断念した。
国は、合計17万ページに及ぶ資料などを1年かけて開示する方針で、19日、そのスケジュールや、まず4月上旬をめどに開示される資料の概要について明らかにした。
(国は17万ページに及ぶ資料など開示の方針)
■「来月をめどに公開される資料は)大事なところが抜けている。ショックだったな」
また大阪市内では、財務省の職員が雅子さんに直接説明した。しかし…。
雅子さんの代理人弁護士:一番赤木さんが知りたいのは、やはり文書の改ざん指示に関わる文書。これはまだ後日という形になるわけですか?
(「一番知りたいのは文書の改ざん指示に関わる文書」
と雅子さん代理人)
これまで求め続けてきた、「公文書の改ざん」に関する文書は含まれておらず、雅子さんが職員に対して、思いをぶつける場面もあった。
財務省の職員:お気持ちとしては、我々は一生懸命やりたいというのは、ぜひ申し上げたい。
(「我々は一生懸命やりたい」と財務省職員)
赤木雅子さん:それだったら亡くなったときにその気持ちを表してくださればこんなことにならなくて済んだんですよ。(来月をめどに公開される資料は)大事なところが抜けている。ショックだったな。
雅子さんが求め続けた真相の解明は、本当に実現するのか。
(関西テレビ「newsランナー」2025年3月19日放送)
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[↑ 『森友文書 存在認める/「不開示」取り消し 政府、上告せず/開示是非 検討へ』 『改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う』 (朝日新聞、2025年02月07日)] (2025年02月09日[日])
森友公文書の記録「開示」、上告を断念しといて、《開示の是非を判断》? 長期にわたって《丁寧に検討》した結果、黒塗りだらけか? 何もかも直ちに開示を!
(リテラ)《公文書改ざんという国家的犯罪を指示し、赤木さんを自殺に追い込んだのはいったい誰だったのか。妻の雅子さんは、ここまで真相の究明を求め、隠蔽をはかる政府・財務省と懸命な戦いを続けてきた》、《「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が浮上していた。…今回の政府の上告断念。問題の文書は財務省が検察に提出したものであるため、責任を自分たちだけに押しつけられないよう、背景や真相を記録している可能性がある。だとしたら、この開示によって、森友事件と公文書改ざんの真相解明が大きく進み、官邸からの圧力があぶり出されるかもしれない》、《当時から「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が根強く囁かれてきた。当時の官邸の官僚支配のやり口を考えると、安倍首相から菅官房長官、菅氏から佐川元局長というルートで、改ざんの指示が降りていった可能性も十分考えられる》。(朝日新聞)《改ざん「発案や指示、誰が」/赤木さん妻 経緯の解明願う》。〝のり弁〟なしの公開を期待する。
#赤木俊夫さんを忘れない。そして、ぜったに忘れない。ブログ主は、とてもしつこい。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。
『●《「人間として扱って欲しい」…ウィシュマさんの遺品である番号が
振られた青いシャツの写真を示し、人間は数字ではない、と》…』
[※【ウィシュマさん死亡問題の入管開示資料 1万5113枚全て黒塗り 遺族「ごまかさないで」】 (東京新聞 2021年08月17日[火]、https://www.tokyo-np.co.jp/article/125024)↑]
『●国葬強行とのり弁…川内博史さん「総額12.4億円以上の費用がかかって
しまっているから、今すぐに正確な情報を開示したくないのではないか」』
「《岸田首相は「丁寧に説明する」と繰り返すが、本気で説明する
気があるのか》? 《総真っ黒の“のり弁”状態》が普通、
とでも思っているのでは。」
森友問題の原点はお維、橋下徹や松井一郎らであることも忘れてはいけない。《森友学園問題は松井一郎・大阪府知事が認可した責任》、《橋下徹は首相と会食を続ける。橋下は…この払い下げ時には、維新の共同代表だった》。
『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない』
《★元維新の衆院議員・上西小百合は「私が国会議員になった4年前、
維新から『塚本幼稚園』を視察してその素晴らしさを広めろ
と命じられました。行ったら異様だったので“卑怯”な私は
ブログにアップするのをやめました。森友学園問題は松井一郎・
大阪府知事が認可した責任を取って終わるでしょうね。維新は
いつもそんなもの。さすが自民党」とツイートしている。確かに
上京するたび頻繁に日本維新の会代表・松井一郎・大阪府知事と
前大阪市長・橋下徹は首相と会食を続ける。橋下は、ツイッター
で政権の対応に苦言を呈しているが、この払い下げ時には、
維新の共同代表だった》
『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ…
「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」』
《窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか
…12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和…
同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委で
この問題を取り上げ始めた》
『●「日本教育再生機構大阪」という「教育破壊」つながり…
「安倍首相を中心とする異様な翼賛と癒着の構造」』
「日刊ゲンダイの記事【森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた
団体の正体】…《森友学園事件の背景には、安倍首相を中心とする
異様な翼賛と癒着の構造…やはり、どう言い訳したところで、
これは安倍首相自身の疑獄だ…安倍首相、松井知事、籠池氏――。
この3人を結びつけたのが、「日本教育再生機構大阪」だ》」
「《安倍首相、松井知事、籠池氏――。この3人を結びつけたのが、
「日本教育再生機構大阪」》という「教育破壊」つながりだった
ようです…《安倍首相を中心とする異様な翼賛と癒着の構造》。
「日本教育再生機構」「日本会議」「教育再生実行会議」…
「ト」な会議、頭がクラクラします。
《これは安倍首相自身の疑獄》であり、さっさと、例の大見得・
啖呵を実践すべき。それともまたしても、御得意の
息吐く様なウソ吐きですか?」
『●《顧問契約解消に対して、ネット上では「橋下氏と維新が繰り広げてきた
『私人』『民間人』という説明は何だったんだ」という声が…》』
《そして、露骨な維新擁護を展開するようになった。たとえば、
2017年には森友学園の国有地払い下げ問題で小学校設置認可
などをめぐり維新の関与も取り沙汰されていたが、同番組で
橋下氏は朝鮮学校無償貸与問題を俎上に載せ、論点を森友学園
からずらし、維新の関与という疑惑の目をはぐらかそうとしたのだ。
だが、「私人」のフリをしてテレビで維新擁護をおこなう人物が、
かたや公党の法律政策顧問を務めていることは、放送法が定める
政治的中立に反する》
リテラの記事【森友公文書の記録「開示」であぶり出される安倍首相の嘘と“財務省に改ざんを命じた本当の犯人”】(https://lite-ra.com/2025/02/post-6356.html)によると、《森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題の真相がようやく明らかになるかもしれない。改ざんを強いられて自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが、改ざんの経緯に関する行政文書の開示を求めていた訴訟で、不開示を違法とした高裁判決について政府が上告しないことを決めたのだ。公文書改ざんという国家的犯罪を指示し、赤木さんを自殺に追い込んだのはいったい誰だったのか。妻の雅子さんは、ここまで真相の究明を求め、隠蔽をはかる政府・財務省と懸命な戦いを続けてきた》。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
『●森友文書、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 大阪地裁・徳地淳
裁判長《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化』
『●《上告せず判決を真摯に受け入れ》…森友文書、直ちに開示すべき!! 怖れる
ことは、アベ様政権下で起こったような、「すでに廃棄した」という回答…』
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【https://lite-ra.com/2025/02/post-6356.html】
森友公文書の記録「開示」であぶり出される安倍首相の嘘と“財務省に改ざんを命じた本当の犯人”
2025.02.08 03:00
(首相官邸HPより)
森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題の真相がようやく明らかになるかもしれない。改ざんを強いられて自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが、改ざんの経緯に関する行政文書の開示を求めていた訴訟で、不開示を違法とした高裁判決について政府が上告しないことを決めたのだ。
公文書改ざんという国家的犯罪を指示し、赤木さんを自殺に追い込んだのはいったい誰だったのか。妻の雅子さんは、ここまで真相の究明を求め、隠蔽をはかる政府・財務省と懸命な戦いを続けてきた。
雅子さんはまず、赤木俊夫さん自身が在職中、改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」の開示を求める訴訟を提起。2021年には開示が決まり、事件当時、財務省本省の理財局長だった佐川宣寿氏が近畿財務局に対して直接指示を行っていたことが明らかになり、指示者が佐川元局長であることは、財務省も認めている。
しかし、そのさらに上、佐川元局長に改ざんを指示したのがどこの誰だったのか、ということについては、その後も隠されたままだった。
安倍官邸および財務省は「佐川が自分の答弁に合わせて文書書き換えを命じた」というシナリオで事を収めようとしてきたが、公文書を改ざんするような大規模な国家的犯罪を、一介の理財局長が独断で実行できるわけがない。
森友学園への不可解な国有地払い下げが発覚した2017年、追及を受けた安倍晋三元首相は国会で「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と答弁。この答弁と整合性をとるために、公文書に記載された昭恵夫人の関与などの記述を隠蔽しようと改ざんしたのは、明らかだ。
そのため、この改ざんをめぐっては当時から、佐川元局長や財務省の独自の判断ではなく、「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が浮上していた。
妻の赤木雅子さんは、こうした疑惑をさらに解明しようと、赤木ファイルに続いて、財務省から大阪地検特捜部に提出された改ざんの経緯を記載した文書の開示を求めた。
しかし、国は捜査への影響を理由に文書の存否さえも明らかにせず、不開示を決めた。
そのため、雅子さんは2021年10月、決定の取り消しを求めて提訴。一審の大阪地裁は請求を退けたが、先月30日、大阪高裁が一審判決を覆し不開示を取り消す決定をしたのである。
そして今回の政府の上告断念。問題の文書は財務省が検察に提出したものであるため、責任を自分たちだけに押しつけられないよう、背景や真相を記録している可能性がある。
だとしたら、この開示によって、森友事件と公文書改ざんの真相解明が大きく進み、官邸からの圧力があぶり出されるかもしれない。
■安倍晋三本人が赤木さんの手記、妻・雅子さんの言葉、赤木ファイルを冒涜
孤軍奮闘で疑惑解明への道を切り拓いた雅子さんの努力にはあらためて頭が下がる思いだが、しかし、一方で忘れないでおきたいのが、その雅子さんらに対して、当時の安倍晋三首相や官邸が行なってきた言動だ。
安倍首相や政権、安倍応援団は自分たちの政権に対する疑惑追及の動きを封じ込めるため、俊夫さんや雅子さんに対して、明らかなデマや冒涜、恫喝、圧力につながりかねない言動を行ってきた。それがいかに卑劣で酷いものだったか、以下にあらためて伝えておきたい。
赤木俊夫さんや妻・雅子さんへのデマによる冒涜と言えば、まず最初にあげるべきなのが、2020年3月に俊夫さんの遺書と手記が公開されたときの安倍首相の言動だ。
安倍首相は、国会で俊夫さんの遺書と手記について問われた際、「胸が痛む」などと言いながら、「麻生大臣のもとで徹底的に調査し明らかにした」として再調査を拒否。改ざんのきっかけが2017年2月17日に安倍首相がおこなった「私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞める」という国会答弁だったと指摘されると、「改ざんのターニングポイントとなったのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と言い出した。
この安倍首相の卑劣な態度に対し、雅子さんは直筆の文書を公表。そこにはこう書かれていた。
〈安倍首相は、2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います。〉
しかし、信じがたいことに、雅子さんから反論がおこなわれたあとも安倍首相は「手記には書かれていない。(手記を)読まれたんですか?」「赤木夫人の手記と赤木氏本人の手記と、これは別々のもの」などと発言。赤木さんの苦悩をいちばん近くで感じ、生前の言葉を聞いてきた妻・雅子さんの反論を突っぱねたのだ。
そればかりか、この国会での追及の最中、安倍首相はニヤニヤと笑いながら答弁したり、大臣席で隣に座る麻生財務相と談笑。当時、ネット上では安倍首相のこの態度に大きな批判の声もあがった。
■赤木さんが遺書で「公文書改ざんの戦犯」と名指しした官僚たちが安倍・菅政権で次々出世!
さらに、安倍氏は首相在任中、「赤木ファイル」を開示してほしいという雅子さんの要求を完全無視していたにもかかわらず、首相を辞めたあとの2021年6月に「赤木ファイル」が開示されると、とんでもない卑劣な行動に出る。
安倍元首相と昵懇の産経新聞記者・阿比留瑠比氏が「赤木ファイル」を歪曲して書いた安倍擁護記事の画像とともに、安倍元首相のTwitterアカウントがこう投稿したのだ。
〈赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」この証言が所謂「報道しない自由」によって握り潰されています。《秘書アップ》〉
たしかに、「赤木ファイル」には、「現場として厚遇した事実はない」という文言があるが、正確には、以下のような財務省と近畿財務局の改ざんをめぐるやりとりの「備忘記録」として出てきたものだ。
〈本省において、議員説明(提出)用に、決裁文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡受。本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。〉
そもそも赤木氏は国有地売却には一切かかわっておらず、上司から「(森友に)厚遇した事実はない」という虚偽の説明を聞かされていたと思われる。にもかかわらず、財務省から「厚遇したと受け取られる部分は削除せよ」と公文書改ざんを迫られたため、拒否のロジックとして“厚遇した事実がないのなら、削除は不要だ”と主張したにすぎない。
ところが、安倍元首相はその記述を切り取り、あたかも森友学園への国有地売却に特別扱いがなかった客観的根拠であるかのように、歪曲してしまったのだ。自分が引き起こした問題で自殺にまで追い込まれた俊夫さんが必死の思いで書き残した記録を、自己正当化のために利用するとは、もはや鬼畜の所業だ。
しかも、安倍・菅政権の面の皮の厚さに呆れ果てたのが、改ざんに関与した官僚たちを事件発覚後に相次いで昇進させたことだろう。
実際、改ざん問題が発覚した当時の理財局長で、俊夫さんも遺した手記のなかで「前任の佐川理財局長の答弁を踏襲することに終始し、国民の誰もが納得できないような詭弁を通り越した虚偽答弁を続けている」と指摘した太田充氏は、2018年7月に理財局長から主計局長に昇進し、2020年7月には財務省事務方トップの事務次官に。ちなみに現在は退職し、2024年、日本政策投資銀行の取締役会長に就任している。
また、俊夫さんは手記のなかで〈刑事罰、懲戒処分を受けるべき者〉として〈佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、田村国有財産審理室長ほか幹部 担当窓口の杉田補佐(悪い事をぬけぬけとやることができる役人失格の職員)〉と具体的に列挙していたが、この全員が不起訴になったばかりか、中村稔総務課長は2019年8月に駐イギリス公使に栄転し、2022年8月には国税庁官房審議官になっている。
「当時の理財局次長」だった中尾睦氏も横浜税関長などを経て内閣官房内閣審議官に(2021年7月に退職)。当時、理財局国有財産企画課長だった冨安泰一郎氏も内閣官房内閣審議官などを経てデジタル庁戦略・組織グループとなっている。
こうした人事はあからさまな論功行賞であるだけでなく、森友学園を優遇するよう財務省に依頼していた安倍昭恵夫人付きの秘書だった経産省の谷査恵子氏を在イタリア大使館の1等書記官へと栄転させ口封じしたのと同じ構図だ。
■三浦瑠麗、小川榮太郎、Dappi……事実を捻じ曲げて疑惑を封じ込めようとした安倍応援団
俊夫さんが自死したあとも、なんら反省の色を見せることもなく、むしろ太田氏を財務省事務方トップに据えるという、露骨な人事をおこなった安倍首相。……あまりに非道すぎてやり場のない怒りを覚えるが、赤木さん夫妻を冒涜してきたのは安倍元首相だけではない。「安倍応援団」と呼ばれた御用ジャーナリストやネトウヨインフルエンサーらも、赤木さん夫妻を踏みにじったり、デマで事実を捻じ曲げようとした共犯者だ。
たとえば、テレビ番組に出演してはアクロバティックな安倍政権擁護を繰り広げていた国際政治学者の三浦瑠麗氏は、俊夫さんが自殺したことが報じられた2018年3月9日、当時放送されていた夕方のニュース番組『みんなのニュース』(フジテレビ)に出演すると、「この問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と発言。また、自民下野時に安倍氏を再び総理にするための草の根運動で事務局的な役割を担い、2012年秋の自民党総裁選直前に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)という安倍礼賛本でデビューした熱心な安倍応援団だった自称文芸評論家の小川榮太郎氏は、俊夫さんが自殺したことが報じられた翌日、〈誰もはっきり言わないなら、私が言う。近畿財務局職員を自殺に追いやったのは朝日新聞と反日野党だ〉などとFacebookに投稿した。
さらに、映画『Fukushima50』の原作者であり、やはり安倍応援団のひとりであるジャーナリストの門田隆将氏は、2020年10月25日付の産経新聞のコラムにおいて俊夫さんが自殺した件に言及し、立憲民主党の小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員が〈財務省に乗り込み、約1時間、職員をつるし上げている。当該職員の自殺は翌日だった〉と記述。あたかも両議員が問責したことが自殺の要因であるかのように主張したのだ。
また、自民党の関与が囁かれているデマや切り取りによるフェイクで野党やマスコミ叩きを繰り返してきたフォロワー数約16万人のネトウヨ匿名アカウント「Dappi」は、この門田隆将のコラムを貼り付けた上で〈杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺〉と投稿。これにより、ネット上では「赤木俊夫さんは野党議員の吊し上げで自殺した」という言説が広がったのだ。
だが、小西・杉尾両議員が近畿財務局の職員と面談した事実はなく、2023年10月には東京地裁が「Dappi」の発信元であるワンズクエスト社に計220万円の支払いと問題の投稿の削除を命じた。また、門田氏の産経コラムについても東京地裁は両議員への名誉毀損を認め、2022年10月に東京地裁が門田氏と産経新聞社に計220万円の支払いを命じ、2023年4月の控訴審判決でも東京高裁は一審判決を支持し、産経と門田氏側の控訴を棄却した。
■安倍政権の歴史的犯罪“森友公文書改ざん事件”をこのまま風化させてはならない
本来は、職員を自死にまで追い込んだ公文書の改ざんという犯罪行為を厳しく批判し、その政治的責任はもちろん、問題の端緒である異常な値引きがおこなわれた国有地売却と安倍夫妻の関与について徹底した追及がおこなわれるのが正常な言論・報道のあり方だ。しかし、露骨な安倍擁護を展開していた御用メディアでは、安倍応援団が夕方のニュース番組で「人が死ぬほどの問題じゃない」などと暴言を吐いて公文書改ざんを矮小化し、ネトウヨが蔓延るSNS上では「朝日のせい」「野党議員のせい」などという暴論がまかり通るという異常な状況だったのだ。
しかも、真相解明のために野党が問題追及をおこなっても「野党はモリカケばかり」などという批判が巻き起こり、政権からの圧力を恐れたテレビでは報道もどんどんとフェードアウトすることが常態化。こうして安倍政権下では森友・加計や「桜を見る会」問題などの疑惑追及が封じ込められていった。
安倍元首相のように政治の私物化やメディアへの圧力体質を持った政治家が権力を握れば、公文書改ざんという国家的犯罪がおこなわれても、徹底した追及がないまま権力を維持するという異常な状況が再び起こるだろう。
だからこそ、赤木俊夫さんのことを忘れるわけにはいかない。今回政府は上告を断念したため、森友文書はさすがに開示はされるだろうが、例によって黒塗りだらけという可能性もある。
しかし前述したように、この改ざんをめぐっては当時から「安倍官邸」からの指示ではないか、という疑惑が根強く囁かれてきた。当時の官邸の官僚支配のやり口を考えると、安倍首相から菅官房長官、菅氏から佐川元局長というルートで、改ざんの指示が降りていった可能性も十分考えられる。
開示内容にかかわらず、本当に改ざんを指示したものが誰なのかを、国会もメディアも徹底的に追及する必要がある。
(編集部)
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[↑ 『森友「不開示」取り消し/大阪高裁逆転判決 改ざん関連文書/「捜査に支障ない」』 『存否すら答えぬ国 違法/弁護団「原則開示に立ち返って」/「報われた。真実知りたい」赤木雅子さん』 (朝日新聞、2025年1月31日)]/
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(2025年02月04日[火])
#赤木俊夫さんを忘れない。《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さなければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)。 「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》、これまで、政権忖度するばかりの司法…だったが!!、微かではあるが一筋の希望の光。
イシバ首相、《上告せず、直ちに開示すべきだ》!! 2023年9月、大阪地裁・徳地淳裁判長は《不開示決定は妥当と結論づけた》一審判決のデタラメぶりが顕在化。《弁護団は…「1審判決は裁判官が財務省にだまされた判決だ。今回が当然の判決」と評価。…「国の主張を覆すにはこれで十分ということで、判決文の薄さ自体が国の主張のおかしさを物語る」と指摘。力を込めて訴えた。「国は上告すべきではないし、世論の力でも後押ししてほしい」》(相澤冬樹さん)。上告など許されない。
『●《森友学園問題…五年かかろうと十年かかろうと真実は明るみに出さ
なければならない。僕は最後まで雅子さんに味方する》(前川喜平さん)』
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
『●デタラメにも2023年9月、大阪地裁は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…
赤木雅子さん逆転完全勝訴! 大阪高裁牧賢二裁判長は森友文書開示を命じる判決』
東京新聞の【<社説>森友問題の文書 国は直ちに開示せよ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/383690?rct=editorial)によると、《故安倍晋三元首相の妻とつながりがあった学校法人森友学園に、国有地が格安で売却され、決裁文書が改ざんされた問題で、大阪高裁は、関連文書の存否すら明らかにしないまま不開示とした、財務省の決定を取り消す判決を言い渡した。同省は上告せず、直ちに開示すべきだ。この問題では2018年3月、改ざんに加担させられた近畿財務局職員、赤木俊夫さんが自死。妻雅子さんが財務省に対し、検察へ任意提出した一切の文書の開示を求めたものの、同省は捜査への影響を理由に「存否応答拒否で不開示」と決定した。このため、雅子さんは国を提訴したが、一審の大阪地裁は「捜査に支障が出る恐れがないとはいえない」と、財務省の判断を追認していた》。
《石破氏は、森友事件に関し一貫して真相解明を唱え、再調査の必要性を主張してきた》わけですから、イシバ首相、当然、《上告せず、直ちに開示》ですよね!? せめて一つくらいは有言実行して見せてよ!! 《不可解なのは石破茂首相だ。かつては森友問題の再調査を、と訴えていたのに、今回の判決について国会では「財務省などと相談しながら適切に対処していく」と答弁しただけ。同省に速やかな開示を指示するのが筋》だ!!
野村昌二記者による、dot.の記事【森友事件、赤木さんが失望する石破氏の冷ややか対応 首相になる前は「再調査すべきだ」と言っていたのに一転/野村昌二】(https://dot.asahi.com/articles/-/249092)によると、《「改ざんは誰の指示で何のためだったのか、真実を知りたいです。国は上告をしないでほしい」 同時に、雅子さんは、石破茂首相にも強い思いをぶつける。もともと石破氏は、森友事件に関し一貫して真相解明を唱え、再調査の必要性を主張してきた。それを知った雅子さんは21年9月、東京・永田町の議員会館で石破氏と面会した。石破氏は「再調査するべきだ」と言ってくれたという。…それが、首相になると一転した》。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/383690?rct=editorial】
<社説>森友問題の文書 国は直ちに開示せよ
2025年2月4日 07時55分
故安倍晋三元首相の妻とつながりがあった学校法人森友学園に、国有地が格安で売却され、決裁文書が改ざんされた問題で、大阪高裁は、関連文書の存否すら明らかにしないまま不開示とした、財務省の決定を取り消す判決を言い渡した。同省は上告せず、直ちに開示すべきだ。
この問題では2018年3月、改ざんに加担させられた近畿財務局職員、赤木俊夫さんが自死。妻雅子さんが財務省に対し、検察へ任意提出した一切の文書の開示を求めたものの、同省は捜査への影響を理由に「存否応答拒否で不開示」と決定した。このため、雅子さんは国を提訴したが、一審の大阪地裁は「捜査に支障が出る恐れがないとはいえない」と、財務省の判断を追認していた。
これらの文書については、昨年3月、総務省の情報公開審査会も「存否を答えても捜査に支障はない」と財務省の決定を取り消すよう答申したが、同省は再び存否を答えずに不開示と決定。隠蔽(いんぺい)への強い意志を印象づけた。
今回の高裁判決は、改ざんを主導した佐川宣寿・元財務省理財局長らが不起訴になっており、捜査は既に終結していると指摘。将来の別事件の捜査に影響するとの主張も退けた上で、情報公開法上、存否応答拒否が認められる事案には当たらないとして、国の対応は「違法」と結論づけた。
もし文書が存在しないのなら、財務省が「存否」を明かさない理由がない。存在を認めれば不開示理由がないとの認識があるからこその「存否応答拒否」だろう。判決がそれを否定した以上、速やかに開示すべきだ。間違っても、別の理由をつけて不開示にするような対応をとってはならない。
文書改ざんは、財務省が森友学園に国有地を売却する経過を記した決裁文書から、元首相の妻昭恵氏の名前を削除するなど、14件行われたことが、同省の報告書で明らかになっている。元首相が「自分や妻がかかわっていれば、総理も議員もやめる」と国会答弁したことを契機に財務省側の「忖度(そんたく)」が始まったともみられている。
不可解なのは石破茂首相だ。かつては森友問題の再調査を、と訴えていたのに、今回の判決について国会では「財務省などと相談しながら適切に対処していく」と答弁しただけ。同省に速やかな開示を指示するのが筋ではないか。
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【https://dot.asahi.com/articles/-/249092】
森友事件、赤木さんが失望する石破氏の冷ややか対応 首相になる前は「再調査すべきだ」と言っていたのに一転
2025/02/04/ 10:30
野村昌二
(判決後、赤木俊夫さんの遺影を持って大阪高裁前で記者の
取材に応じる妻の雅子さん=1月30日(photo 朝日新聞社)
勝てるんちゃうかな――。朝、起きたとき、窓から差し込む日差しを見てそう思った。
【写真】「私のことをすごく大事にしてくれ、面白くて優しい人でした」(雅子さん)という赤木俊夫さん
「勝ってくるよ! と言って家を出ました。夫も喜んでいると思います」
赤木雅子さん(53)はそう話す。
学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題。大阪高裁は1月30日、雅子さんの請求を退けた一審・大阪地裁判決を覆し、不開示決定を取り消した。
財務省近畿財務局の職員だった夫の赤木俊夫さん(当時54)は、国有地売却をめぐり行政文書の改ざんに加担させられたことを苦に、2018年3月に自ら命を絶った。
真実を知りたい。
雅子さんは、夫がどのような指示系統で改ざんを強いられたのか知るため、財務省と近畿財務局が検察庁に任意提出した文書を開示するよう求めた。文書には、財務省が改ざんした経緯や関わった職員を調べた記録などが書かれているとみられている。だが、財務省側は、文書が存在するかどうかも明らかにせず、不開示とする決定をした。
21年10月、雅子さんは不開示決定を取り消すよう求め大阪地裁に提訴。だが、23年9月、「将来の刑事事件の捜査に支障が及ぶおそれがある」として退けられた。雅子さんは判決を不服として、控訴していた。
この日の判決で大阪高裁は、文書がいかなるものか明らかになったとしても、「捜査機関の方針や意図が明らかになるとはいえない」として、不開示決定を取り消すよう国に命じたのだ。
「主文、原判決を取り消す」
裁判長が逆転勝訴を告げた瞬間、法廷では拍手が湧き起こった。雅子さんは涙を流し、隣に座る弁護士と握手を交わした。雅子さんは言う。
「初めての勝利でしたから、嬉しかったです」
雅子さんは、夫が改ざんを強いられた背景を知りたくて複数の裁判を起こしてきたが、連敗していた。国に損害賠償を求めた裁判では21年12月、国は反論せず賠償金だけ払う「認諾」で終結した。「改ざんの方向性を決定づけた」とされた、佐川宣寿(のぶひさ)・元財務省理財局長に賠償を求める裁判では、大阪地裁・高裁ともに認められず敗訴し、最高裁に上告している。今回、初めての勝訴だった。
「改ざんは誰の指示で何のためだったのか、真実を知りたいです。国は上告をしないでほしい」
同時に、雅子さんは、石破茂首相にも強い思いをぶつける。
(財務省近畿財務局職員だった赤木俊夫さん。
「私のことをすごく大事にしてくれ、面白くて優しい人でした」
と雅子さん(photo 赤木雅子さん提供))
もともと石破氏は、森友事件に関し一貫して真相解明を唱え、再調査の必要性を主張してきた。それを知った雅子さんは21年9月、東京・永田町の議員会館で石破氏と面会した。石破氏は「再調査するべきだ」と言ってくれたという。
その後も、石破氏からは、励ます携帯電話のショートメールが何度か届いた。昨年3月の俊夫さんの命日にも、ショートメールが来た。そこには、
「森友事件の真実が明らかになりますよう、微力ながら努力を重ねて参ります。いつか必ず正義が実現することを信じて」
と書かれていた。
それが、首相になると一転した。
昨年11月、雅子さんは首相に就任した石破氏に再調査を求める手紙を、秘書を通じて届けた。間もなく石破氏からメッセージが来たが、そこには「手紙は読みました」くらいで、再調査を実行するとは書かれていなかった。翌12月、衆院本会議で、再調査の必要性を問われた石破氏は「今後とも丁寧に説明していく必要がある」と明言を避けた。
今回の判決は不開示を違法としたものの、文書の開示までは命じていない。国の対応が焦点となる。
判決翌日の1月31日、衆院予算委員会で、立憲民主党の今井雅人氏から上告を断念するよう求められた石破氏は、「判決内容を精査し、財務省や法務省とも相談しながら適切に対処する」と述べた。
石破氏の変節に雅子さんは失望しながらも、訴える。
「再調査をして、黒塗りのない文書を開示してほしいです」
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑] (2025年01月31日[金])
#赤木俊夫さんを忘れない。
デタラメにも、2023年9月、大阪地裁・徳地淳裁判長は《不開示決定は妥当と結論づけた》が…大阪高裁・牧賢二裁判長は205年1月30日、森友文書開示を命じる判決を言い渡した! 赤木雅子さん逆転勝訴。どう考えても、《不開示決定は妥当と結論づけ》ることはできない。当時、「大阪高裁への当然の控訴。でも、大阪高裁でも絶望的な気分…」…と悲観的でしたが、予想外の嬉しい裏切り。アベ様は既にこの世に亡く、司法がアベ様や政府に忖度する必要など全くない。
川内博史さん《裁判所は、権力への忖度をすべきではない。権力への奉仕ではなく、民主主義に奉仕すべき》と。古賀茂明さんも(大阪地裁)《あまりにも酷い》《信じ難い判決》《日本の司法は、一般市民の側には立たないことがよくわかる》《この資料を公開すると、どれだけ財務省や自民党政権に都合が悪い情報が出てくるのか》《裁判所が権力のためになりふり構わず尽くす》《やはり自民党政権と霞ヶ関を守る用心棒なのだ》と。…司法のそんな絶望的状況から脱する、貴重な一歩。
《雅子さんは…「国は夫がなぜ改ざんに関わったか分かる文書を出してほしい。公文書は国のものではなく国民のもの。上告せず、判決に従ってほしい」と話した》(アサヒコム)、《「…こちらは1人でたたかっている、1人の人間を痛めつけるようなことはしないでほしい」》(MBS)。《弁護団は…「1審判決は裁判官が財務省にだまされた判決だ。今回が当然の判決」と評価。…「国の主張を覆すにはこれで十分ということで、判決文の薄さ自体が国の主張のおかしさを物語る」と指摘。力を込めて訴えた。「国は上告すべきではないし、世論の力でも後押ししてほしい」》(相澤冬樹さん)。上告など許されない。
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
東京新聞の記事【森友文書、高裁が開示命じる判決 財務省改ざん、元職員妻が勝訴】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/382735)によると、《森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(53)が、財務省から大阪地検特捜部に提出された関連文書を不開示とした同省の決定取り消しを国に求めた訴訟の控訴審で、大阪高裁(牧賢二裁判長)は30日、文書開示を命じる判決を言い渡した。俊夫さんは2018年3月に自殺した。財務省は同年6月公表の調査報告書で、同省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官が改ざんの方向性を決定付けたと指摘。また雅子さんが国や佐川氏に損害賠償を求めた別の訴訟で、俊夫さんが佐川氏の指示をうかがわせる内容を記した「赤木ファイル」が開示されている。23年9月の一審大阪地裁判決は、関連文書の存否を回答し開示すると、特捜部の捜査の手法や対象などが推知され罪証隠滅が容易となり、将来の刑事事件の捜査に支障を及ぼす恐れがあるなどとして請求を棄却。雅子さん側が控訴した。雅子さんは不開示決定を不服として22年に審査請求もした》。
総務省の情報公開・個人情報保護審査会による正論な答申「決定を取り消すべきだ」を無視…誠実さのかけらもない財務省。開示すると、そんなにまずいことが明らかになるのですか? 同様に、佐川宣寿氏が法廷で証言すると、そんなにまずいのですか?
アサヒコムの記事【森友学園巡る公文書改ざん、答申無視の文書不開示を取り消し 高裁】(https://www.asahi.com/articles/AST1Z0T6ZT1ZPTIL00CM.html?iref=comtop_7_02)によると、《「捜査への支障」を理由に存否も明かさず不開示としたことについて、「存否を応答しても捜査方針や意図が明らかになるとは言えず、支障を及ぼす恐れがあるとは言えない」と判断した。閉廷後、雅子さんは報道陣の取材に対して「国は夫がなぜ改ざんに関わったか分かる文書を出してほしい。公文書は国のものではなく国民のもの。上告せず、判決に従ってほしい」と話した》。
「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》、これまで、政権忖度するばかりの司法…だったが!!、微かではあるが一筋の希望の光。
MBSの記事【【速報】法廷内で拍手!森友公文書改ざん 妻・赤木雅子さんの訴え認める 文書不開示めぐる訴訟で大阪高裁が逆転判決「不開示とした国の決定を取り消し命令」】(https://www.mbs.jp/news/kansainews/20250130/GE00063302.shtml)によると、《■雅子さん「朝、勝つんじゃないかと」》、《逆転判決を受けて、雅子さんが、大阪高裁前で取材陣に思いを述べました。雅子さんは「朝、起きたとき、勝つんじゃないかな、と思って。(俊夫さんに)勝ってくるよ!と言って出てきた。喜んでいると思います」 「資料には、出せないものもあると思いますが、国のもの、国民のものだと思うので、『国』の考えだけで、出さないというのはやめてほしい、新しい考えを持ってほしい。」などと話しました。そして、「国はいくらでも体力がある。こちらは1人でたたかっている、1人の人間を痛めつけるようなことはしないでほしい」と、国は上告せず(判決に)従ってほしい、と話しました》。
日刊ゲンダイの記事【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/雅子さんが訴訟に初めて勝った!大阪高裁が森友文書「不開示」判決を取り消し、法廷の拍手鳴りやまず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/367066)によると、《連戦連敗だった赤木雅子さん。ついに勝利判決をつかんだ。…そして迎えたきのう(30日)午後2時、大阪高裁の控訴審判決。冒頭、裁判長の言葉が法廷に響いた。「主文、原判決を取り消す」 雅子さんが敗訴した1審判決を取り消した。さらに判決は財務省の不開示決定も取り消し、訴訟費用は1審、2審ともに国の負担とすると命じた》。
中日スポーツの記事【小沢一郎議員、「まだ司法は完全には死んでいないということ」森友文書の不開示取り消しで国の逆転敗訴に 自民党批判の持論も展開/中日スポーツ】によると、《小沢議員は、判決を伝えるネット記事を引用した上で、「まだ司法は完全には死んでいないということ」と強調。故安倍晋三氏が2012年12月に2度目の首相に就いたことを念頭に「この12年間、自民党政権は、人事を通じて司法や捜査機関に圧力をかけてきた」と断じた。その上で「自民党とは権力の乱用の象徴。法の正義を回復する意味でも、政権交代は不可欠」と持論を展開した》。
毎日新聞の記事【森友学園文書不開示決定取り消し判決 上脇博之教授「当たり前」】(https://mainichi.jp/articles/20250130/k00/00m/040/300000c)によると、《学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の公文書改ざん問題を巡り、検察に提出された行政文書の開示を巡る訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は30日、不開示とした国の決定を取り消した。牧賢二裁判長は捜査に影響があるとして文書の存否すら明らかにしなかった国の決定を違法とし、「捜査に支障を及ぼす恐れがあるとは認められない」と述べた。高裁判決を受け、情報公開請求に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(憲法)は「当たり前の判断だ。国は上告せず、開示にも積極的に応じるべきだ」と述べた》、《上脇教授は開示請求の対象になった文書について「捜査機関が作成したものでもなく、全てが捜査に使われるわけでもない」と指摘。捜査への支障を重視した大阪地裁判決は「こじつけだ」とする一方で、「高裁はその支障について不開示の理由にならないと明確に言っており、評価できる。開示に向けた第一関門は突破した」と語る。ただ、不開示決定を違法とした判決を受けても、他の理由で国が改めて、全部あるいは大半を開示しない可能性があると指摘。「結果的にほとんど開示されないのでは意味がなく、まだ手放しでは喜べない状況だ」とする。そのうえで「国の対応によっては、再び開示を求めて提訴しなければならないかもしれない。(改ざんを苦に自殺した元財務省近畿財務局職員、赤木俊夫さんの妻)雅子さんにこれ以上負担をかけるべきではない」と注文を付けた。【木島諒子】》。
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実
の隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
『●赤木俊夫さんの死の真相の解明を! 森友問題の公文書を開示したり、元
理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか?』
『●赤木雅子さん《1%でも勝てる可能性があるんだったら、諦めたくあり
ません。…夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけです》』
『●赤木俊夫さんが肌身離さず持っていた「国家公務員倫理カード」には
「倫理行動規準セルフチェック」として5つの項目が書かれている』
『●赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、
つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には…」』
『●赤木雅子さん「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直し
て、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ…政権交代が希望の光』
《そして、こうも付け加えた。「自民党以外の人が財務大臣に
なったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにして
もらえるのではないかと考えることもあります」と。私は、
その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命の
ピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの
夢が叶うかもしれない。私は、心の底からそうなることを祈っている》
『●あのタンカが引き金なのに、アベ様は「改ざんのターニングポイントとなっ
たのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と…』
「【ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”
の謎/日テレ】…〝2017年2月17日のアベ様のタンカ〟以降、
何が起きたのか? 日テレで「ニュース」として報じられたことに
大変な驚き。まさに《仰天》! #赤木俊夫さんを忘れない。」
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【https://www.asahi.com/articles/AST1Z0T6ZT1ZPTIL00CM.html?iref=comtop_7_02】
森友学園巡る公文書改ざん、答申無視の文書不開示を取り消し 高裁
山本逸生 2025年1月30日 14時07分(2025年1月30日 15時16分更新)
(判決後、赤木俊夫さんの遺影を持って大阪高裁前で
記者の取材に応じる妻の雅子さん=2025年1月30日
午後2時46分、大阪市北区、水野義則撮影)
学校法人森友学園への国有地売却を巡る財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられて自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)が関連文書の不開示決定を取り消すよう求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(牧賢二裁判長)は30日、請求を退けた一審・大阪地裁判決を覆し、不開示決定を取り消した。
「捜査への支障」を理由に存否も明かさず不開示としたことについて、「存否を応答しても捜査方針や意図が明らかになるとは言えず、支障を及ぼす恐れがあるとは言えない」と判断した。
閉廷後、雅子さんは報道陣の取材に対して「国は夫がなぜ改ざんに関わったか分かる文書を出してほしい。公文書は国のものではなく国民のもの。上告せず、判決に従ってほしい」と話した。
雅子さんは2021年に同省と同局が検察庁に提出した文書について情報公開請求をしたが、「捜査に支障がある」として、存否も明かさない形で不開示とされた。控訴審が進んでいた昨年3月、有識者らでつくる総務省の審査会は「存否を答えても捜査に支障はない」と決定を取り消すよう答申したが、財務省は再び不開示とした。
控訴審で雅子さん側は、過去の答申約1万5千件のうち行政機関が従わなかったのは24件だけだったと指摘し、今回の対応は「審査会制度をないがしろにしている」と批判。国側は「答申が誤っている」と反論した。
23年9月の一審・大阪地裁判決は、存否が明らかになれば検察の捜査手法や捜査の範囲が推測される恐れがあるという国側の主張を追認。「将来起こる同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」として請求を棄却したため、雅子さん側が控訴していた。
■森友公文書改ざん問題
財務省が森友学園に国有地を相場よりはるかに安い価格で売った問題が2017年に表面化し、決裁文書から安倍晋三・元首相や妻昭恵氏らの名前が削られるなどした。この事実を朝日新聞が報道後の18年6月、財務省は文書改ざんを認めて佐川宣寿・元理財局長ら20人を処分した。大阪地検特捜部は告発された佐川氏らを公用文書毀棄(きき)などの疑いで捜査し、不起訴とした。赤木雅子さんは20年3月に国と佐川氏を提訴し、国は争わずに賠償して裁判を終わらせる「認諾」を表明した(佐川氏については係争中)。
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【https://www.mbs.jp/news/kansainews/20250130/GE00063302.shtml】
【速報】法廷内で拍手!森友公文書改ざん 妻・赤木雅子さんの訴え認める 文書不開示めぐる訴訟で大阪高裁が逆転判決「不開示とした国の決定を取り消し命令」
2025/01/30 14:00
森友学園をめぐる決裁文書の改ざんを命じられ自殺した男性の妻、赤木雅子さんが、捜査の関連資料を開示するよう求めた裁判。
1月30日午後、大阪高裁は、不開示とした国の決定を取り消すよう命じる判決を出しました。
判決読み上げの際は、まっすぐ裁判長を見つめて、主文を聞いていた雅子さん。読み上げが終わった後は、涙ぐんで、隣に座る弁護士と握手しました。
大阪高裁の逆転判決。法廷内から拍手が沸きました。
■財務省側「文書の存在も明らかにせず、開示せず」
財務省近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54)は2018年、森友学園をめぐる決裁文書の改ざんを命じられたことを苦に自ら命を絶ちました。
妻の雅子さんはどのような指示系統で改ざんを強いられたかを知るため、2021年に財務省や近畿財務局が検察に任意で提出した文書などを開示するよう求めましたが、財務省側は文書が存在するかどうかも明らかにせず開示しませんでした。
雅子さんは、不開示決定を取り消すよう求めて訴えを起こし、おととし9月、大阪地裁は「将来の刑事事件の捜査に支障が及ぶ恐れがある」として訴えを退け、雅子さん側は控訴していました。
■森友学園の問題とは
2017年、大阪府豊中市で小学校の開校を目指していた森友学園に対し、財務省がおよそ8億円値引きして国有地を売却したことが判明。さらに翌年、値引きに関する決裁文書14件が改ざんされたことも明らかになりました。
財務省の調査報告書では、安倍元総理の「私や妻が関係していたということになれば、私は総理大臣も国会議員も辞めるということをはっきりと申し上げておきたい」という国会答弁の後、当時の佐川宣寿理財局長が近畿財務局に決裁文書の改ざんを指示したとされています。
赤木雅子さんは、2020年、夫の俊夫さんが亡くなったのは、文書の改ざんを強いられたからだとして、国と佐川氏を相手取り、損害賠償を求める裁判を起こしました。
しかし、2021年12月、突然国は、訴えを認めて賠償金を支払う「認諾」という手続きを取って裁判を終わらせました。
翌2022年に大阪地裁は、佐川氏の賠償責任について「改ざん指示の責任は国が負うべきもので、個人として賠償責任は負わない」などとして、訴えを退けました。こちらの裁判は、大阪高裁も控訴を棄却。雅子さんが最高裁に上告しています。
一方、公文書の情報公開請求を通じて、「真相を明らかにしよう」と試みたのが、今回の裁判です。2023年8月、雅子さんは、どのような指示系統で改ざんを強いられたかを知るため、財務省や近畿財務局が検察に任意で提出した文書などを開示するよう求め、この適法性が争われています。
■雅子さん「朝、勝つんじゃないかと」
逆転判決を受けて、雅子さんが、大阪高裁前で取材陣に思いを述べました。
雅子さんは「朝、起きたとき、勝つんじゃないかな、と思って。(俊夫さんに)勝ってくるよ!と言って出てきた。喜んでいると思います」
「資料には、出せないものもあると思いますが、国のもの、国民のものだと思うので、『国』の考えだけで、出さないというのはやめてほしい、新しい考えを持ってほしい。」などと話しました。
そして、「国はいくらでも体力がある。こちらは1人でたたかっている、1人の人間を痛めつけるようなことはしないでほしい」と、国は上告せず(判決に)従ってほしい、と話しました。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/367066】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
雅子さんが訴訟に初めて勝った!大阪高裁が森友文書「不開示」判決を取り消し、法廷の拍手鳴りやまず
公開日:2025/01/31 11:16 更新日:2025/01/31 11:17
(取材に応じる赤木雅子さん(撮影)筆者)
連戦連敗だった赤木雅子さん。ついに勝利判決をつかんだ。
森友学園への国有地巨額値引きなどを巡る財務省の公文書改ざん事件で命を絶った赤木俊夫さん。その妻、雅子さんは真相解明を求め2つの裁判を起こした。ひとつは国(財務省)と佐川宣寿元理財局長を相手に賠償を求める裁判。もうひとつは財務省が、事件を捜査した大阪地検特捜部に任意提出した公文書の開示をめざす裁判だ。
しかし損害賠償訴訟では、国が認諾という異例の手段で何の説明もしないまま一方的に裁判を終わらせた。佐川氏相手の裁判は続いているが1審も2審も敗訴。佐川氏本人の法廷での尋問も認められなかった。裁判で真実を明らかにしたいという雅子さんの期待は裏切られた。
もうひとつの情報開示を巡る訴訟で、雅子さんが開示を求めている文書は、俊夫さんが死に追い込まれる背景となった土地取引や公文書改ざんの経緯が記されているとみられる。しかし財務省は文書があるともないとも認めないまま不開示を決定。裁判でも1審は、財務省の不開示決定を認めた。ここでも敗訴したことで雅子さんはすっかり弱気になっていた。
そして迎えたきのう(30日)午後2時、大阪高裁の控訴審判決。冒頭、裁判長の言葉が法廷に響いた。
「主文、原判決を取り消す」
雅子さんが敗訴した1審判決を取り消した。さらに判決は財務省の不開示決定も取り消し、訴訟費用は1審、2審ともに国の負担とすると命じた。
雅子さんにとって、7年前に俊夫さんが命を絶ち、5年前に裁判を起こしてから3連敗の後、逆転で初めての勝訴。それも国の主張をすべて覆す完全勝訴だ。
■「上告はとにかくしないでほしい」
法廷で隣に座る生越照幸弁護士がさっと手を伸ばして握手を交わし、「よかったね」と告げた。思わずハンカチで目頭を押さえる雅子さん。傍聴席から拍手が沸き起こった。普通は裁判長が静粛を求めるが、この時はまったく静止しなかった。法廷の拍手は鳴りやまず、傍聴席の人たちが雅子さんを取り囲んで喜びを分かち合った。
判決後、裁判所前で取材に応じた雅子さんは、
「生越先生が手を握ってくれて、苦労が報われた気がしました。ただ、これからいろんなことがあるので喜んでばかりもいられません。上告はとにかくしないでほしいです」
弁護団は記者会見で「1審判決は裁判官が財務省にだまされた判決だ。今回が当然の判決」と評価。また判決文が全部で10ページと、国を敗訴とする判決にしては分量が少ないことについて、「国の主張を覆すにはこれで十分ということで、判決文の薄さ自体が国の主張のおかしさを物語る」と指摘。力を込めて訴えた。
「国は上告すべきではないし、世論の力でも後押ししてほしい」
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑] (2024年06月01日[土])
《公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼす恐れ》!? 誠実さのかけらもない財務省。《捜査などに支障》ってどういうこと? 相澤冬樹さん《情報公開法が施行されて22年、情報公開・個人情報保護審査会の答申を受けて官庁が裁決を出したケースは1万5070件。そのうち答申と異なる結論は24件しかない。つまり答申通りが99.8%と大半を占め、従わないのはわずか0.16%だ。雅子さんの請求は常識外の0.16%にされてしまった》…《だが今回の財務省の裁決はその理由を一切示していない“違法”な裁決だ》。
東京新聞の記事【森友文書巡る審査請求を棄却 赤木さん妻「国の茶番劇」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/330526)によると、《森友学園問題に関する決裁文書改ざんを巡り、自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(53)は30日、関連文書の情報公開請求を不開示とした財務省などの決定を不服として行った審査請求が棄却されたと明らかにした。棄却の裁決は28日付。》
総務省の情報公開・個人情報保護審査会による正論な答申「決定を取り消すべきだ」を無視…誠実さのかけらもない財務省。開示すると、そんなにまずいことが明らかになるのですか?
毎日新聞の記事【森友関連文書、財務省が再び不開示 「公共の安全に支障及ぼす恐れ」】(https://mainichi.jp/articles/20240530/k00/00m/040/316000c)によると、《文書は改ざんを捜査した大阪地検などに財務省が提出した資料。財務省は2021年10月、存否を明らかにせず不開示とする決定を出した。総務省の情報公開・個人情報保護審査会が「決定を取り消すべきだ」としたが、財務省は「公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼす恐れがある」として請求を退けた。28日付。【土田暁彦】》。
国の審査会の答申を無視する誠実さのかけらもない財務省。
2か月前の2024年04月02日の日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/「財務省は不開示決定を取り消すべき」審査会から赤木雅子さんに届いたうれしい知らせ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/338353/2)。《敗訴続きでいささかめいっているさなかに届いた弁護士からのメールが、良い知らせだとは一瞬気づかなかった。でもよく見ると、財務省に不開示決定の取り消しを求める答申だとわかった。やった、これは素晴らしい知らせだ!》、《■国の審査会が答申 もちろん、これは正真正銘、国の審査会の答申だ》。
《負けっぱなしの赤木雅子さんの裁判。この答申が流れを変える“追い風”となるだろうか?》…期待もむなしい、冷酷な財務省。
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/:赤木雅子さんの願い届かず…財務省が“違法”裁決「不開示決定取り消し」の答申を無視】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340972?utm_source=x&utm_medium=sns)。《「この60日間、どんな裁決が出るのか待っていましたが、結局これまでと同じでした。これなら60日前でも出せたと思います。長引かせて私があきらめるのを待っているんでしょうか?」》。
残酷すぎる。冷酷過ぎる。雅子さんに、「長引かせて私があきらめるのを待っているんでしょうか」なんて言わせないでほしい。相澤冬樹さん《政府がきちんと説明責任を果たす日はいつ来るのだろう?》 政権交代しかない。
『●赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、
つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には…」』
『●赤木雅子さん「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直し
て、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ…政権交代が希望の光』
《そして、こうも付け加えた。「自民党以外の人が財務大臣に
なったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにして
もらえるのではないかと考えることもあります」と。私は、
その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命の
ピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの
夢が叶うかもしれない。私は、心の底からそうなることを祈っている》
『●あのタンカが引き金なのに、アベ様は「改ざんのターニングポイントとなっ
たのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と…』
「【ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”
の謎/日テレ】…〝2017年2月17日のアベ様のタンカ〟以降、
何が起きたのか? 日テレで「ニュース」として報じられたことに
大変な驚き。まさに《仰天》! #赤木俊夫さんを忘れない。」
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
『●誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、それを
支持する裁判所…法的拘束力のない答申ではあるが総務省の審査会が正論』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/338353/2】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
「財務省は不開示決定を取り消すべき」審査会から赤木雅子さんに届いたうれしい知らせ
公開日:2024/04/02 10:35 更新日:2024/04/02 10:48
(国の答申書(*下線は編集部)/(提供写真))
「審査会の答申書が届きました。何と取り消しです!」
森友学園への国有地巨額値引きを巡り、財務省の公文書改ざん事件で命を絶った赤木俊夫さん。その妻、雅子さんに1日昼過ぎに届いた代理人の生越照幸弁護士からのメールだ。
財務省は事件当時、背任などの疑いで捜査にあたった大阪地検特捜部に関係文書を任意提出したが、全員不起訴。雅子さんは真相解明のため、提出文書の開示を財務省に求めたが拒否された。雅子さんの不服申し立てを受け、国の情報公開・個人情報保護審査会で審査が行われていた。それから2年、忘れたころになって答申が届いた。
財務省は、検察に提出した文書があるかないかを明らかにするだけで、将来の同種事案の捜査に影響を与えるとして開示を拒否した。「将来の同種事案」って、また公文書を改ざんするつもりなの? とあきれる。これについて審査会は、「文書の存否を答えても文書を任意提出した事実がわかるだけで、捜査の“手の内”の情報がわかるわけではなく、将来の類似事件の捜査に支障を及ぼすものではない」と指摘。財務省の不開示決定は取り消すべきだと判断した。
雅子さんはこれまでに、公文書改ざんを主導したとされる佐川宣寿元財務省理財局長への裁判を起こしたが、1審.2審で相次いで敗訴し、最高裁に上告。この裁判と並行して、財務省が文書開示を拒否したのは不当だと訴える裁判も起こしたが、1審でやはり敗訴し、控訴審で争っている。
敗訴続きでいささかめいっているさなかに届いた弁護士からのメールが、良い知らせだとは一瞬気づかなかった。でもよく見ると、財務省に不開示決定の取り消しを求める答申だとわかった。やった、これは素晴らしい知らせだ!
だが、ちょっと待てよ。ふと気づいたが、きょうは4月1日ではないか……念のため雅子さんは弁護士にメールを送った。
「まさかエープリルフールじゃないですよね」
■国の審査会が答申
もちろん、これは正真正銘、国の審査会の答申だ。弁護団はさっそく、進行中の情報開示訴訟の証拠として提出することを決めた。
「訴えを退けた1審の裁判官にも、この答申をよく読んでほしい」
そんな声も弁護団の間から出た。負けっぱなしの赤木雅子さんの裁判。この答申が流れを変える“追い風”となるだろうか?
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/330526】
森友文書巡る審査請求を棄却 赤木さん妻「国の茶番劇」
2024年5月30日 17時28分 (共同通信)
森友学園問題に関する決裁文書改ざんを巡り、自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(53)は30日、関連文書の情報公開請求を不開示とした財務省などの決定を不服として行った審査請求が棄却されたと明らかにした。棄却の裁決は28日付。
30日に大阪市内で記者会見した雅子さんは「最初から用意していたような答え。国の茶番劇と思った」と批判した。
財務省などは2021年10月、関連文書の存否を明らかにせず不開示を決定。雅子さんが「存否応答拒否は認められない」として、22年1月に審査請求していた。
今年3月には総務省情報公開・個人情報保護審査会が「不開示決定を取り消し、存否を明らかにして改めて決定を出すべきだ」とする答申書を財務省に提出したが、法的拘束力はなかった。
財務省の裁決書では「文書の存否を回答すれば捜査などに支障を及ぼす恐れがあると認める相当の理由があるといえる」とした。
雅子さんの弁護団は「答申と異なる裁決が出るのはまれ」とし、裁決取り消し訴訟などを検討する。
雅子さんはこれまでに、公文書改ざんを主導したとされる佐川宣寿元財務省理財局長への裁判を起こしたが、1審.2審で相次いで敗訴し、最高裁に上告。この裁判と並行して、財務省が文書開示を拒否したのは不当だと訴える裁判も起こしたが、1審でやはり敗訴し、控訴審で争っている。
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【https://mainichi.jp/articles/20240530/k00/00m/040/316000c】
森友関連文書、財務省が再び不開示 「公共の安全に支障及ぼす恐れ」
2024/5/30 19:58(最終更新 5/30 19:58)
(財務省の正門=東京・霞が関で、赤間清広撮影)
学校法人「森友学園」を巡る決裁文書改ざん問題で、関連文書の情報開示を認めなかった決定を不服とする審査請求について、財務省が棄却する裁決を出した。文書は再び不開示となった。改ざんを苦に自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻雅子さん(53)が請求。雅子さん側が30日明らかにした。
文書は改ざんを捜査した大阪地検などに財務省が提出した資料。財務省は2021年10月、存否を明らかにせず不開示とする決定を出した。総務省の情報公開・個人情報保護審査会が「決定を取り消すべきだ」としたが、財務省は「公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼす恐れがある」として請求を退けた。28日付。【土田暁彦】
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/340972?utm_source=x&utm_medium=sns】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
赤木雅子さんの願い届かず…財務省が“違法”裁決「不開示決定取り消し」の答申を無視
公開日:2024/05/31 14:35 更新日:2024/05/31 14:35
(怒りの記者会見(撮影)筆者)
またも財務省の壁にはじかれた。情報開示を求める赤木雅子さんの願いは届かなかった。
森友学園との土地取引を巡る財務省の公文書改ざん事件で命を絶った赤木俊夫さん。大阪地検特捜部の捜査で財務省は関係資料を任意提出したが全員不起訴に。俊夫さんの妻、雅子さんは真相解明のため資料の開示を財務省に求めたが拒否された。不服申し立てを受け国の情報公開・個人情報保護審査会は不開示決定を取り消すよう答申を出した。4月2日発行の日刊ゲンダイで報じた通り、これまでの流れを覆す答申だ。これを受け財務省がどう裁決を出すのか注目された。
それから2カ月、法が定める期限ぎりぎりで雅子さんのもとに裁決書が届いた。結論は「審査請求を棄却する」。資料があるかないかも明らかにせず、開示しないとした当初の決定をいささかも変えない内容だった。
情報公開法が施行されて22年、情報公開・個人情報保護審査会の答申を受けて官庁が裁決を出したケースは1万5070件。そのうち答申と異なる結論は24件しかない。つまり答申通りが99.8%と大半を占め、従わないのはわずか0.16%だ。雅子さんの請求は常識外の0.16%にされてしまった。
■理由を一切示さない“違法裁決”
(財務省の裁決書(撮影)筆者)
これには雅子さん本人より弁護団の方が怒った。裁決書が届いた当日の30日、急きょ記者会見を開いた。
「これまでの財務省の主張の焼き直しで、審査会の答申がまるでなかったかのような裁決です」
そもそも国の審査会は答申で、「文書の存否を答えても捜査の“手の内”がわかるわけではなく、将来の類似事件の捜査に支障を及ぼすものではない」と指摘し、不開示決定を取り消すよう求めた。ところが財務省の不開示裁決はそれについて何の説明もしていない。まるで答申などなかったかのように。
行政不服審査法は、審査会の答申と異なる結論を出す場合、なぜ答申に従わないのか説明するよう定めている。だが今回の財務省の裁決はその理由を一切示していない“違法”な裁決だ。これでは答申という制度自体、何の意味もないことになってしまう。
■「私があきらめるのを待っているのか?」
雅子さんは語った。
「この60日間、どんな裁決が出るのか待っていましたが、結局これまでと同じでした。これなら60日前でも出せたと思います。長引かせて私があきらめるのを待っているんでしょうか?」
政府がきちんと説明責任を果たす日はいつ来るのだろう?
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑] (2024年04月02日[火])
誠実さのかけらもない財務省、《存否を明らかにせずに不開示決定》、そして、それを裁判所が支持する冷酷。
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実の
隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
(東京新聞)【<社説>森友文書判決 「不開示」で真相隠すな】
《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた
裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの
真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して
許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。
財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、
開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所も
あった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》
川内博史さん《裁判所は、権力への忖度をすべきではない。権力への奉仕ではなく、民主主義に奉仕すべき》と。古賀茂明さんも《あまりにも酷い》《信じ難い判決》《日本の司法は、一般市民の側には立たないことがよくわかる》《この資料を公開すると、どれだけ財務省や自民党政権に都合が悪い情報が出てくるのか》《裁判所が権力のためになりふり構わず尽くす》《やはり自民党政権と霞ヶ関を守る用心棒なのだ》と。
大阪高裁への当然の控訴。でも、大阪高裁でも絶望的な気分...。
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
デタラメにも、2023年9月、大阪地裁・徳地淳裁判長は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論づけた》(アサヒコム)。
再度の引用。山本逸生記者による、アサヒコムの記事【赤木さん妻側、財務相や元検事の尋問請求 森友文書不開示巡る控訴審】(https://www.asahi.com/articles/ASS3W25CWS3WPTIL00LM.html?iref=pc_ss_date_article)によると《雅子さん側はこの日の弁論で、元東京地検検事の郷原信郎弁護士の尋問も請求。文書の内容が公になったとしても、同種事件の捜査に支障は生じないことを明らかにしたいとした。また、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」や、同局の決裁文書などが地検に提出されたことは周知の事実だとし、「存否の回答を拒否することは許されない」と改めて主張した》。
誠実さのかけらもない財務省《存否を明らかにせずに不開示決定》、そして、それを支持する大阪地裁…法的拘束力のない答申ではあるが、総務省の審査会が正論。《総務省情報公開・個人情報保護審査会が「不開示決定を取り消し、存否を明らかにして改めて決定を出すべきだ」とする答申書を財務省に出した…。審査会は存否を明らかにしても「捜査内容や捜査機関の関心事項が推知されるとは言えない」とした》…まさに正論。
東京新聞の記事【総務省審査会、存否明示せず不当 財務省決裁文書改ざんで答申書】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/318692)。《財務省が2021年10月、決裁文書改ざん問題の関連文書の情報公開請求に対して存否を明らかにせずに不開示決定を出したのは不当として、総務省情報公開・個人情報保護審査会が「不開示決定を取り消し、存否を明らかにして改めて決定を出すべきだ」とする答申書を財務省に出したことが1日、分かった。3月29日付。改ざんを苦に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(53)が開示請求し、不開示決定を受けて審査請求していた。法的拘束力はなく、財務省は「対応を検討する」とコメントした。審査会は存否を明らかにしても「捜査内容や捜査機関の関心事項が推知されるとは言えない」とした》。
山本逸生記者による、アサヒコムの記事【森友文書、財務省の非開示決定は「理由ない」 総務省の審査会が答申】(https://www.asahi.com/articles/ASS413W2TS41PTIL00HM.html?iref=pc_ss_date_article)。《学校法人森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)が行政文書の開示を求めたところ、存否も明かさずに不開示とした同省の決定について、総務省の情報公開・個人情報保護審査会が取り消すよう答申したことがわかった》。
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実
の隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
『●赤木俊夫さんの死の真相の解明を! 森友問題の公文書を開示したり、元
理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか?』
『●赤木雅子さん《1%でも勝てる可能性があるんだったら、諦めたくあり
ません。…夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけです》』
『●赤木俊夫さんが肌身離さず持っていた「国家公務員倫理カード」には
「倫理行動規準セルフチェック」として5つの項目が書かれている』
『●赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、
つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には…」』
『●赤木雅子さん「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直し
て、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ…政権交代が希望の光』
《そして、こうも付け加えた。「自民党以外の人が財務大臣に
なったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにして
もらえるのではないかと考えることもあります」と。私は、
その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命の
ピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの
夢が叶うかもしれない。私は、心の底からそうなることを祈っている》
『●あのタンカが引き金なのに、アベ様は「改ざんのターニングポイントとなっ
たのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と…』
「【ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”
の謎/日テレ】…〝2017年2月17日のアベ様のタンカ〟以降、
何が起きたのか? 日テレで「ニュース」として報じられたことに
大変な驚き。まさに《仰天》! #赤木俊夫さんを忘れない。」
『●大阪地裁は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が
容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論…》』
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【https://www.asahi.com/articles/ASS413W2TS41PTIL00HM.html?iref=pc_ss_date_article】
森友文書、財務省の非開示決定は「理由ない」 総務省の審査会が答申
山本逸生 2024年4月1日 21時26分
(故赤木俊夫さんの妻の雅子さん=2022年11月25日
午後3時36分、大阪市北区、飯塚悟撮影)
学校法人森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)が行政文書の開示を求めたところ、存否も明かさずに不開示とした同省の決定について、総務省の情報公開・個人情報保護審査会が取り消すよう答申したことがわかった。3月29日付で、雅子さん側の代理人が明らかにした。
赤木さん妻側、財務相や元検事の尋問請求 森友文書不開示巡る控訴審 ➙
雅子さんは2021年8月、財務省が大阪地検に任意提出した文書などの開示を求めたが、捜査への支障を理由に不開示とされたため、同省に不服申し立てをしていた。
審査会は答申で「存否を答えても、判明するのは財務省が文書を提出した事実の有無などにとどまり、そのことは一般に想定されている事柄だ」と指摘。捜査に支障はないとして、同省の決定には「相当の理由がない」と結論づけた。
雅子さん側代理人の坂本団弁護士は朝日新聞の取材に、「当然の結論ではあるが、正しい判断をしてくれた。財務省には速やかに不開示決定を取り消し、文書開示をするよう求める」と話した。
不開示決定を巡っては、雅子さんが裁判でも国に取り消しを求めて係争中。昨年9月の一審・大阪地裁は、「同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」として決定は妥当と判断したため、雅子さん側が控訴した。(山本逸生)
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑] (2024年03月29日[金])
#赤木俊夫さんを忘れない。《「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放った安倍晋三元首相や、財務相だった麻生太郎氏、公文書が改ざんされた当時の財務省理財局長だった佐川宣寿氏》(リテラ)…何の説明もせず、何の責任も取らない人たち。
デタラメにも、2023年9月、大阪地裁・徳地淳裁判長は《検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論づけた》(アサヒコム)。古賀茂明さん《国側の主張を全面的に肯定する判決》《果たして、1審の大阪地裁の判決は、雅子さん敗訴だった。しかも、真相を闇に葬りたいという国の意向を汲んで、その審理の過程で佐川氏への尋問などは全く行わないまま判決を出した》。《学校法人森友学園を巡る文書不開示決定の取り消しを求めた裁判で、大阪地裁は国の対応を「適法」とした。公文書改ざんの真相を闇に埋もれさせる判決だ。文書「不開示」は決して許されない。国有地の約8億円の値引きから始まった森友問題。財務省の報告書には改ざんの指揮系統などに関する記載はなく、開示された「赤木ファイル」には黒塗り部分が約400カ所もあった。肝心な部分は隠されて不明のままだ》(東京新聞)。大阪高裁でも絶望的な気分...。
山本逸生記者による、アサヒコムの記事【赤木さん妻側、財務相や元検事の尋問請求 森友文書不開示巡る控訴審】(https://www.asahi.com/articles/ASS3W25CWS3WPTIL00LM.html?iref=pc_ss_date_article)によると《雅子さん側はこの日の弁論で、元東京地検検事の郷原信郎弁護士の尋問も請求。文書の内容が公になったとしても、同種事件の捜査に支障は生じないことを明らかにしたいとした。また、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」や、同局の決裁文書などが地検に提出されたことは周知の事実だとし、「存否の回答を拒否することは許されない」と改めて主張した》。
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実
の隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
『●赤木俊夫さんの死の真相の解明を! 森友問題の公文書を開示したり、元
理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか?』
『●赤木雅子さん《1%でも勝てる可能性があるんだったら、諦めたくあり
ません。…夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけです》』
『●赤木俊夫さんが肌身離さず持っていた「国家公務員倫理カード」には
「倫理行動規準セルフチェック」として5つの項目が書かれている』
『●赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、
つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には…」』
『●赤木雅子さん「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直し
て、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ…政権交代が希望の光』
《そして、こうも付け加えた。「自民党以外の人が財務大臣に
なったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにして
もらえるのではないかと考えることもあります」と。私は、
その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命の
ピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの
夢が叶うかもしれない。私は、心の底からそうなることを祈っている》
『●あのタンカが引き金なのに、アベ様は「改ざんのターニングポイントとなっ
たのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と…』
「【ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”
の謎/日テレ】…〝2017年2月17日のアベ様のタンカ〟以降、
何が起きたのか? 日テレで「ニュース」として報じられたことに
大変な驚き。まさに《仰天》! #赤木俊夫さんを忘れない。」
再度引用する。リテラの記事【『仰天ニュース』“赤木ファイル”特集で安倍政権・公文書改ざん事件の卑劣があらためて注目! 中居正広も「あってはならない」と】、《9日に日本テレビで放送された『ザ!世界仰天ニュース』が大きな反響を呼んでいる。なんと、森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんを強いられ、自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」について、「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」と題し約1時間にわたって大々的に取り上げたからだ。しかも、VTRはおもに再現ドラマを軸としながら、「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放った安倍晋三元首相や、財務相だった麻生太郎氏、公文書が改ざんされた当時の財務省理財局長だった佐川宣寿氏の国会答弁の様子など、実際のニュース映像も使用。さらに、改ざんを強要され心身ともに蝕まれていった当時の俊夫さんの映像や、妻・雅子さんの証言が織り交ぜられ、バラエティ番組とは思えない、しっかりとした構成となっていた》。
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【https://www.asahi.com/articles/ASS3W25CWS3WPTIL00LM.html?iref=pc_ss_date_article】
赤木さん妻側、財務相や元検事の尋問請求 森友文書不開示巡る控訴審
山本逸生 2024年3月27日 17時21分
(口頭弁論後に記者会見する、赤木雅子さん側代理人の
生越照幸弁護士(左)=2024年3月27日午後2時14分、
大阪市北区、山本逸生撮影)
学校法人森友学園の国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(53)が、改ざんに絡む行政文書を存否も明かさずに不開示としたのは不当として、国に取り消しを求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が27日、大阪高裁であった。雅子さん側は「不開示決定の経緯を聞く必要がある」として、鈴木俊一財務相と当時の同局局長の尋問を請求した。
森友文書不開示めぐる赤木さん妻の訴訟、控訴審始まる 大阪高裁 ➙
雅子さんは2021年8月、同省や同局が大阪地検に任意提出した文書などの開示を求めたが、捜査への支障を理由に不開示とされた。財務相らの尋問は一審・大阪地裁でも求めたが認められず、昨年9月の地裁判決は、検察の捜査手法などが推測されると「同種事件で罪証隠滅が容易になる可能性がある」などと指摘し、不開示決定は妥当と結論づけた。
雅子さん側はこの日の弁論で、元東京地検検事の郷原信郎弁護士の尋問も請求。文書の内容が公になったとしても、同種事件の捜査に支障は生じないことを明らかにしたいとした。また、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」や、同局の決裁文書などが地検に提出されたことは周知の事実だとし、「存否の回答を拒否することは許されない」と改めて主張した。(山本逸生)
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑](2024年01月12日[金])
【ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎/日テレ】(https://tver.jp/episodes/epo8b41mdg)。
赤木ファイル…〝2017年2月17日のアベ様のタンカ〟以降、何が起きたのか? 日テレで「ニュース」として報じられたことに大変な驚き。まさに《仰天》! #赤木俊夫さんを忘れない。
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実
の隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
『●赤木俊夫さんの死の真相の解明を! 森友問題の公文書を開示したり、元
理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか?』
『●赤木雅子さん《1%でも勝てる可能性があるんだったら、諦めたくあり
ません。…夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけです》』
『●赤木俊夫さんが肌身離さず持っていた「国家公務員倫理カード」には
「倫理行動規準セルフチェック」として5つの項目が書かれている』
『●赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、
つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には…」』
『●赤木雅子さん「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直し
て、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ…政権交代が希望の光』
アベ様亡き後も、司法がとにかく酷い。何度、ニッポンの司法に絶望すればいいのだろうか…。赤木雅子さん《夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけ》だというのに。森友問題の公文書を開示したり、元理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのかね? 裁判所は何を怖れているのか? 本当にこれは司法判断と言えるのか? 古賀茂明さん《なんと残酷な判決だろう》。
赤木雅子さんのコメントが辛すぎる。「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には道が残っていない」。
既にアベ様も亡く、《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ節」な元財務相も閣内には居ないし、一方、キシダメ首相も「認諾」というデタラメ(東京電力核発電人災被害者に石原カネメノビテル君が口にしたような、「カネメでしょ」というような卑怯な国の卑しい態度が許せない。赤木雅子さんが求めているのはそんなことではない)を行う…そろそろ裁判所も目覚め、マトモな司法に戻ってはくれまいか。《法と良心に基づく判決》《裁判官が時の権力におもねるような判断ばかりを示すならば、司法に対する信頼は失墜する。裁判官は良心に従い職権を行使する独立した存在であることを改めて強調しておきたい》(琉球新報)。赤木雅子さんの求めていることは《夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけ》なのに。森友問題の公文書を開示したり、元理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか? 《佐川氏が改ざんの方向性を決定付けたとする財務省の調査報告書を踏まえ、同省が組織的な改ざんをしたと認めた》(東京新聞)だけではダメで、何故に佐川宣寿氏に法廷で証言させないのか。大阪高裁・黒野功久裁判長、《佐川氏個人の賠償責任を否定》って、なぜ?? 納得いかない。#赤木俊夫さんを忘れない し、忘れてはならない。
《そして、こうも付け加えた。「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにしてもらえるのではないかと考えることもあります」と。私は、その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命のピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの夢が叶うかもしれない。私は、心の底からそうなることを祈っている》(古賀茂明さん)。
検察のさじ加減で政権が左右されていはいけない。韓国のように、ファシズムの萌芽となる。だからこそ、民主的な方法で政権交代を達成しなければいけない。傍観者ではいけない。単なる野党批判に堕していてはいけない。#選挙に行かないとこうなる、 #自民党に投票するからこうなる ← 諸悪の根源はコレ。赤木雅子さんの仰るように、「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ。政権交代で、数多のアベ様案件の一つに希望の光が見えてくる。《アベノリンリ》(古賀茂明さん)のままではいけないのだ。(リテラ)《安倍元首相のように政治の私物化やメディアへの圧力体質を持った政治家が権力を握れば、公文書改ざんという国家的犯罪がおこなわれても、徹底した追及がないまま権力を維持するという異常な状況が再び起こるだろう。だからこそ、赤木俊夫さんのことを忘れるわけにはいかないし、森友問題の真相解明を求めつづけなければならない。そして、同じことを繰り返させないためにも、裏金問題を有耶無耶にさせるわけにはいかないだろう》。
リテラの記事【『仰天ニュース』“赤木ファイル”特集で安倍政権・公文書改ざん事件の卑劣があらためて注目! 中居正広も「あってはならない」と】(https://lite-ra.com/2024/01/post-6314.html)。《9日に日本テレビで放送された『ザ!世界仰天ニュース』が大きな反響を呼んでいる。なんと、森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんを強いられ、自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」について、「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」と題し約1時間にわたって大々的に取り上げたからだ。しかも、VTRはおもに再現ドラマを軸としながら、「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放った安倍晋三元首相や、財務相だった麻生太郎氏、公文書が改ざんされた当時の財務省理財局長だった佐川宣寿氏の国会答弁の様子など、実際のニュース映像も使用。さらに、改ざんを強要され心身ともに蝕まれていった当時の俊夫さんの映像や、妻・雅子さんの証言が織り交ぜられ、バラエティ番組とは思えない、しっかりとした構成となっていた》。
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【https://lite-ra.com/2024/01/post-6314.html】
『仰天ニュース』“赤木ファイル”特集で安倍政権・公文書改ざん事件の卑劣があらためて注目! 中居正広も「あってはならない」と
2024.01.11 07:19
(赤木ファイルを取り上げた『ザ!世界仰天ニュース』)
9日に日本テレビで放送された『ザ!世界仰天ニュース』が大きな反響を呼んでいる。なんと、森友学園への国有地売却をめぐる公文書の改ざんを強いられ、自殺に追い込まれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」について、「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」と題し約1時間にわたって大々的に取り上げたからだ。
しかも、VTRはおもに再現ドラマを軸としながら、「私や妻が関与していれば総理大臣も国会議員も辞める」と言い放った安倍晋三元首相や、財務相だった麻生太郎氏、公文書が改ざんされた当時の財務省理財局長だった佐川宣寿氏の国会答弁の様子など、実際のニュース映像も使用。さらに、改ざんを強要され心身ともに蝕まれていった当時の俊夫さんの映像や、妻・雅子さんの証言が織り交ぜられ、バラエティ番組とは思えない、しっかりとした構成となっていた。
実際、SNS上では番組を評価する声が多数寄せられ、たとえば劇作家の鴻上尚史氏は〈ザ・世界仰天ニュース。よくぞ地上波のプライムタイムで「森友学園・赤木ファイル」問題を取り上げたなと唸る。約50分のドラマが、まるでオリバーストーンの映画を見るような衝撃と迫力。いやあ、凄い。実写の映像が挟まるので、余計、衝撃が倍化される〉と投稿。作家の平野啓一郎氏も〈必見。公務員の鑑のような赤木さんを追いつめた愚かな首相と、忖度不正官僚。知らないという若者が多いことにもショックを受けた〉と感想を綴った。
平野氏も言及しているように、番組では「赤木ファイル」を知っているかどうか、若者を中心に街頭インタビューしていたのだが、ほとんどが「知らない」「聞いたこともない」と回答。だが、そうした意味でも今回の放送が果たした役割は大きかったはずだ。
というのも、「赤木ファイル」の内容を知った若者たちは「そんなにすごいことが起きているとは」「許せない」「とんでもない事件」「もっと広めるべき事件」と口にし、旧Twitter上にも「問題を初めて知った」という視聴者による憤りの感想や雅子さんへの応援メッセージが溢れたからだ。
■卑劣すぎる安倍晋三! 赤木俊夫さんの手記、妻・雅子さんの言葉、赤木ファイルをことごとく冒涜
番組でも紹介されていたが、生前の赤木俊夫さんは「私の雇用主は国民」と話すほど国家公務員という仕事に誇りを持っていた。そんな人が、公文書改ざんという国家的犯罪を強いられ、自死にまで追い詰められる──。森友問題についても「赤木ファイル」についてもよく知らなかった人たちが、真実を知れば、強い怒りを覚えるのは当然だろう。
しかし、だとしたら、この公文書改ざん事件でもっと知ってほしいことがある。当時、安倍氏や政権が俊夫さんや雅子さんに対しておこなったことは、今回の『ザ!世界仰天ニュース』で触れられていたようなレベルではない。もっと酷いことがおこなわれていた。
その最たるものが、2020年3月に赤木俊夫さんの遺書と手記が公開されたときの安倍首相の言動だ。
安倍首相は、国会で俊夫さんの遺書と手記について問われた際、「胸が痛む」などと言いながら、「麻生大臣のもとで徹底的に調査し明らかにした」として再調査を拒否。改ざんのきっかけが2017年2月17日に安倍首相がおこなった「私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞める」という国会答弁だったと指摘されると、「改ざんのターニングポイントとなったのは2月17日の発言だったとは手記のなかには(書かれて)ない」と言い出した。
この安倍首相の卑劣な態度に対し、雅子さんは直筆の文書を公表。そこにはこう書かれていた。
〈安倍首相は、2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います。〉
しかし、信じがたいことに、雅子さんから反論がおこなわれたあとも安倍首相は「手記には書かれていない。(手記を)読まれたんですか?」「赤木夫人の手記と赤木氏本人の手記と、これは別々のもの」などと発言。赤木さんの苦悩をいちばん近くで感じ、生前の言葉を聞いてきた妻・雅子さんの反論を突っぱねたのだ。
そればかりか、この国会での追及の最中、安倍首相はニヤニヤと笑いながら答弁したり、大臣席で隣に座る麻生財務相と談笑。当時、ネット上では安倍首相のこの態度に大きな批判の声もあがった。
さらに、安倍氏は首相在任中、「赤木ファイル」を開示してほしいという雅子さんの要求を完全無視していたにもかかわらず、首相を辞めたあとの2021年6月に「赤木ファイル」が開示されると、とんでもない卑劣な行動に出る。
安倍元首相と昵懇の産経新聞記者・阿比留瑠比氏が「赤木ファイル」を歪曲して書いた安倍擁護記事の画像とともに、安倍元首相のTwitterアカウントがこう投稿したのだ。
〈赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」この証言が所謂「報道しない自由」によって握り潰されています。《秘書アップ》〉
たしかに、「赤木ファイル」には、「現場として厚遇した事実はない」という文言があるが、正確には、以下のような財務省と近畿財務局の改ざんをめぐるやりとりの「備忘記録」として出てきたものだ。
〈本省において、議員説明(提出)用に、決裁文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡受。本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。〉
そもそも赤木氏は国有地売却には一切かかわっておらず、上司から「(森友に)厚遇した事実はない」という虚偽の説明を聞かされていたと思われる。にもかかわらず、財務省から「厚遇したと受け取られる部分は削除せよ」と公文書改ざんを迫られたため、拒否のロジックとして“厚遇した事実がないのなら、削除は不要だ”と主張したにすぎない。
ところが、安倍元首相はその記述を切り取り、あたかも森友学園への国有地売却に特別扱いがなかった客観的根拠であるかのように、歪曲してしまったのだ。自分が引き起こした問題で自殺にまで追い込まれた俊夫さんが必死の思いで書き残した記録を、自己正当化のために利用するとは、もはや鬼畜の所業だ。
■公文書改ざんに関与した官僚は安倍・菅政権で次々出世! 三浦瑠麗、小川榮太郎ら安倍応援団は安倍擁護し追及封じ
だが、さらに下劣なのは、安倍・菅政権が改ざんに関与した官僚たちを事件発覚後に相次いで昇進させたことだろう。
実際、改ざん問題が発覚した当時の理財局長で、俊夫さんも遺した手記のなかで「前任の佐川理財局長の答弁を踏襲することに終始し、国民の誰もが納得できないような詭弁を通り越した虚偽答弁を続けている」と指摘した太田充氏は、2018年7月に理財局長から主計局長に昇進し、2020年7月には財務省事務方トップの事務次官に。ちなみに現在は退職し、昨年、日本政策投資銀行の副社長に就任している。
また、俊夫さんは手記のなかで〈刑事罰、懲戒処分を受けるべき者〉として〈佐川理財局長、当時の理財局次長、中村総務課長、企画課長、田村国有財産審理室長ほか幹部 担当窓口の杉田補佐(悪い事をぬけぬけとやることができる役人失格の職員)〉と具体的に列挙していたが、この全員が不起訴になったばかりか、中村稔総務課長は2019年8月に駐イギリス公使に栄転し、現在は国税庁官房審議官。「当時の理財局次長」だった中尾睦氏も横浜税関長などを経て内閣官房内閣審議官に(2021年7月に退職)。当時、理財局国有財産企画課長だった冨安泰一郎氏も内閣官房内閣審議官などを経て現在はデジタル庁戦略・組織グループ長として岸田文雄首相とも頻繁に面談をおこなっている。こうした人事はあからさまな論功行賞であるだけでなく、森友学園を優遇するよう財務省に依頼していた安倍昭恵夫人付きの秘書だった経産省の谷査恵子氏を在イタリア大使館の1等書記官へと栄転させ口封じしたのと同じ構図だ。
俊夫さんが自死したあとも、なんら反省の色を見せることもなく、むしろ太田氏を財務省事務方トップに据えるという、露骨な人事をおこなった安倍首相。……あまりに非道すぎてやり場のない怒りを覚えるが、赤木さん夫妻を冒涜してきたのは安倍元首相だけではない。「安倍応援団」と呼ばれた御用ジャーナリストやネトウヨインフルエンサーらも、赤木さん夫妻を踏みにじったり、デマで事実を捻じ曲げようとした共犯者だ。
たとえば、テレビ番組に出演してはアクロバティックな安倍政権擁護を繰り広げていた国際政治学者の三浦瑠麗氏は、俊夫さんが自殺したことが報じられた2018年3月9日、当時放送されていた夕方のニュース番組『みんなのニュース』(フジテレビ)に出演すると、「この問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と発言。また、自民下野時に安倍氏を再び総理にするための草の根運動で事務局的な役割を担い、2012年秋の自民党総裁選直前に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)という安倍礼賛本でデビューした熱心な安倍応援団だった自称文芸評論家の小川榮太郎氏は、俊夫さんが自殺したことが報じられた翌日、〈誰もはっきり言わないなら、私が言う。近畿財務局職員を自殺に追いやったのは朝日新聞と反日野党だ〉などとFacebookに投稿した。
さらに、映画『Fukushima50』の原作者であり、やはり安倍応援団のひとりであるジャーナリストの門田隆将氏は、2020年10月25日付の産経新聞のコラムにおいて俊夫さんが自殺した件に言及し、立憲民主党の小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員が〈財務省に乗り込み、約1時間、職員をつるし上げている。当該職員の自殺は翌日だった〉と記述。あたかも両議員が問責したことが自殺の要因であるかのように主張したのだ。
また、自民党の関与が囁かれているデマや切り取りによるフェイクで野党やマスコミ叩きを繰り返してきたフォロワー数約16万人のネトウヨ匿名アカウント「Dappi」は、この門田隆将のコラムを貼り付けた上で〈杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺〉と投稿。これにより、ネット上では「赤木俊夫さんは野党議員の吊し上げで自殺した」という言説が広がったのだ。
だが、小西・杉尾両議員が近畿財務局の職員と面談した事実はなく、昨年10月には東京地裁が「Dappi」の発信元であるワンズクエスト社に計220万円の支払いと問題の投稿の削除を命じた。また、門田氏の産経コラムについても東京地裁は両議員への名誉毀損を認め、2022年10月に東京地裁が門田氏と産経新聞社に計220万円の支払いを命じ、昨年4月の控訴審判決でも東京高裁は一審判決を支持し、産経と門田氏側の控訴を棄却した。
■安倍政権の引き起こした“森友公文書改ざん事件”は歴史的犯罪! このまま風化させてはならない
本来は、職員を自死にまで追い込んだ公文書の改ざんという犯罪行為を厳しく批判し、その政治的責任はもちろん、問題の端緒である異常な値引きがおこなわれた国有地売却と安倍夫妻の関与について徹底した追及がおこなわれるのが正常な言論・報道のあり方だ。しかし、露骨な安倍擁護を展開していた御用メディアでは、安倍応援団が夕方のニュース番組で「人が死ぬほどの問題じゃない」などと暴言を吐いて公文書改ざんを矮小化し、ネトウヨが蔓延るSNS上では「朝日のせい」「野党議員のせい」などという暴論がまかり通るという異常な状況だったのだ。
しかも、真相解明のために野党が問題追及をおこなっても「野党はモリカケばかり」などという批判が巻き起こり、政権からの圧力を恐れたテレビでは報道もどんどんとフェードアウトすることが常態化。こうして安倍政権下では森友・加計や「桜を見る会」問題などの疑惑追及が封じ込められていった。『世界仰天ニュース』のインタビュー取材を受けていたほとんどの若者たちが、「赤木ファイル」について知らなかったのも当然の話だろう。
いや、そもそもプライムタイムの日本テレビの人気番組で「赤木ファイル」が取り上げられること自体、安倍元首相が存命であれば、ありえなかったはずだ。いま、メディアは安倍派裏金問題を批判的に報じているが、これも安倍元首相が存命であれば、報道以前に特捜部が捜査に動いていたかどうかも疑わしい。
番組では、VTRを受けて中居正広が「あってはならないね。今後同じようなことがあっても蓋をされるという前例をつくってしまうと、同じことを繰り返してしまうんじゃないか」とコメントしていたが、これは十分考えられることだ。安倍元首相のように政治の私物化やメディアへの圧力体質を持った政治家が権力を握れば、公文書改ざんという国家的犯罪がおこなわれても、徹底した追及がないまま権力を維持するという異常な状況が再び起こるだろう。
だからこそ、赤木俊夫さんのことを忘れるわけにはいかないし、森友問題の真相解明を求めつづけなければならない。そして、同じことを繰り返させないためにも、裏金問題を有耶無耶にさせるわけにはいかないだろう。
(編集部)
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]
最近のつぶやき (240110水) ―――――― 「■赤木ファイル…〝2017年2月17日のアベ様のタンカ〟以降、何が起きたのか? 日テレで「ニュース」として報じられたことに大変な驚き。まさに《仰天》! #赤木俊夫さんを忘れない(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6df8ae0a9286f7caa11254d214dceea8) 【ザ!世界仰天ニュース 命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎/日テレ】(https://tver.jp/episodes/epo8b41mdg)」
……この《仰天》「ニュース」の件、リテラが記事にしています。このブログの〝自己〟コメントをご覧ください。少し先になりますが、改めて、ブログに書きます。1月末かな…。 (2023年12月26日[火])
何度、ニッポンの司法に絶望すればいいのだろうか…。赤木雅子さん《夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけ》だというのに。森友問題の公文書を開示したり、元理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのかね? 裁判所は何を怖れているのか? 本当にこれは司法判断と言えるのか? 古賀茂明さん《なんと残酷な判決だろう》
dot.の記事【元財務省・佐川氏をかばい続ける絶望的な司法 「上級国民」なら故意の犯罪も許されるのか 古賀茂明】(https://dot.asahi.com/articles/-/209854)。《また日本の司法に絶望する人が増えそうだ。「森友学園」への国有地売却に関連し、安倍晋三元首相の夫人・昭恵氏の名前などが書かれた決裁文書が財務省の官僚によって改ざんされた。国有地の管理を所管する財務省理財局の当時の局長だった佐川宣寿氏が、その立場を利用して改ざんを指示した疑いが濃厚だ。この指示を受けて、現場でその実行を強制された近畿財務局職員の赤木俊夫さんは、それが原因で2018年3月に自殺に追い込まれた。この事件は、当時、多くの国民に衝撃を与えた》。
赤木雅子さんのコメントが辛すぎる。「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には道が残っていない」。
既にアベ様も亡く、《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ節」な元財務相も閣内には居ないし、一方、キシダメ首相も「認諾」というデタラメ(東京電力核発電人災被害者に石原カネメノビテル君が口にしたような、「カネメでしょ」というような卑怯な国の卑しい態度が許せない。赤木雅子さんが求めているのはそんなことではない)を行う…そろそろ裁判所も目覚め、マトモな司法に戻ってはくれまいか。《法と良心に基づく判決》《裁判官が時の権力におもねるような判断ばかりを示すならば、司法に対する信頼は失墜する。裁判官は良心に従い職権を行使する独立した存在であることを改めて強調しておきたい》(琉球新報)。赤木雅子さんの求めていることは《夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけ》なのに。森友問題の公文書を開示したり、元理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか? 《佐川氏が改ざんの方向性を決定付けたとする財務省の調査報告書を踏まえ、同省が組織的な改ざんをしたと認めた》(東京新聞)だけではダメで、何故に佐川宣寿氏に法廷で証言させないのか。大阪高裁・黒野功久裁判長、《佐川氏個人の賠償責任を否定》って、なぜ?? 納得いかない。#赤木俊夫さんを忘れない し、忘れてはならない。
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実
の隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
『●赤木俊夫さんの死の真相の解明を! 森友問題の公文書を開示したり、元
理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか?』
『●赤木雅子さん《1%でも勝てる可能性があるんだったら、諦めたくあり
ません。…夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけです》』
『●赤木俊夫さんが肌身離さず持っていた「国家公務員倫理カード」には
「倫理行動規準セルフチェック」として5つの項目が書かれている』
『●赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、
つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には…」』
《そして、こうも付け加えた。「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにしてもらえるのではないかと考えることもあります」と。私は、その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命のピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの夢が叶うかもしれない。私は、心の底からそうなることを祈っている》。
検察のさじ加減で政権が左右されていはいけない。韓国のように、ファシズムの萌芽となる。だからこそ、民主的な方法で政権交代を達成しなければいけない。傍観者ではいけない。単なる野党批判に堕していてはいけない。#選挙に行かないとこうなる、 #自民党に投票するからこうなる ← 諸悪の根源はコレ。赤木雅子さんの仰るように、「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにしてもらえる」はずだ。政権交代で、数多のアベ様案件の一つに希望の光が見えてくる。
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【https://dot.asahi.com/articles/-/209854】
元財務省・佐川氏をかばい続ける絶望的な司法 「上級国民」なら故意の犯罪も許されるのか 古賀茂明
政官財の罪と罰
2023/12/26/ 06:00
また日本の司法に絶望する人が増えそうだ。
【写真】裁判所から「謝罪があってしかるべき」と指摘されたのはこの人
「森友学園」への国有地売却に関連し、安倍晋三元首相の夫人・昭恵氏の名前などが書かれた決裁文書が財務省の官僚によって改ざんされた。国有地の管理を所管する財務省理財局の当時の局長だった佐川宣寿氏が、その立場を利用して改ざんを指示した疑いが濃厚だ。この指示を受けて、現場でその実行を強制された近畿財務局職員の赤木俊夫さんは、それが原因で2018年3月に自殺に追い込まれた。この事件は、当時、多くの国民に衝撃を与えた。
何しろ、財務省という最強の役所の局長(改ざん発覚時はさらに出世して国税庁長官)という高い地位にある者が、時の首相を守るために、よりによって、国有地売却の決裁文書という非常に重要な公文書を「故意」に改ざんするよう部下に指示し、それが組織ぐるみで実行されたというのだから、普通の人が驚くのは当たり前だ。しかも、その結果、改ざんに涙ながらに反対した赤木氏を死に追いやるという重大な結果をもたらした。これほどまでの悪質な犯罪行為に対して、国民が強い憤りを感じたのは極めて自然なことだ。安倍内閣の支持率は急落し、政権は危機を迎えたと報じられた。
だが、国民の驚きと憤りとは裏腹に、佐川氏らへのペナルティは非常に軽いもので終わった。明らかな公文書改ざんだから、佐川氏を含めこれに深く関わった財務省関係者は、公文書改ざんの罪で罰せられると思ったが、結局誰一人起訴されないまま闇の中に葬られてしまった。
また、これほどの犯罪行為を故意に行った場合、人事院の懲戒のルールでは懲戒免職になるはずだが、財務省は佐川氏に普通に辞職を認めた後、「停職3カ月相当」という「なんちゃって処分」で終わらせた。懲戒免職であれば、退職金はゼロになるが、この軽い処分のおかげで、退職金はわずか513万円減額されただけで、4500万円近くの大金が佐川氏に支払われた。
こんなことで終わりにして良いのか。国民の誰もがそう思ったが、赤木氏の妻・雅子さんの思いは、その何万倍も強かったのではないか。
赤木氏が死に追いやられたのは、どう考えても佐川氏始め財務官僚らの責任だが、それがどういう経緯で行われたのかという事実関係は全くわからないままだ。財務省の説明では、赤木氏は、反対はしたものの、結局改ざんの中心的役割を果たし、それを苦にして精神を病み、それが原因で自殺したというようなストーリーになっている。まるで、赤木氏が精神的に弱い人間だったのが悪かったかのような説明だ。
しかし、普通に考えれば、鉄の規律を誇る財務省に対して、赤木氏がたった一人で上司に直訴して間違いを正そうとした行為は、非常に勇気を必要とする賞賛すべきことだった。
赤木氏は「強い人間」で、公務員の鑑と呼ぶべき人物である。
その赤木氏がどのような経緯で改ざんを強制されたのかは依然として闇の中というのでは、赤木氏があまりにもかわいそうだ。「真相の解明は、本来は国の責任だが、それが果たされないなら、私がやるしかない」。そういう気持ちで雅子さんは、止むに止まれず、国と佐川氏の双方を相手取って損害賠償責任を問う訴訟を起こした。
その後、この訴訟において、佐川氏の尋問が行われる段階になると、国は突然争う姿勢を翻し、全面的に負けを認めて事件の真相究明に入らないまま敗訴(1億700万円の支払い)という道を選んだ。卑怯なやり方ではないか。
そこで残ったのが本件佐川氏への損害賠償請求訴訟である。
だが、佐川氏への損害賠償請求には、国への請求とは違って高いハードルがある。
それは、公務員が職務上他人に損害を与えた場合は、その賠償責任は国または公共団体が負うこととされており(国家賠償法第1条第1項)、公務員個人は故意・重過失の場合に国または公共団体から求償されることはあっても(同法同条第2項)、直接被害者に対して責任を負うことはない(最高裁の判例)というルールがあるからだ。
このルールを何も考えず単純に当てはめると、国が1億円余りの求償権を行使して佐川氏に支払いを求めることはあり得ても、雅子さんの佐川氏への直接の請求は認められないということになってしまう。
(佐川宣寿氏)
果たして、1審の大阪地裁の判決は、雅子さん敗訴だった。しかも、真相を闇に葬りたいという国の意向を汲んで、その審理の過程で佐川氏への尋問などは全く行わないまま判決を出した。
もちろん、雅子さんは控訴した。ここで諦めては夫の俊夫さんに申し訳ないという気持ちがその背中を押したのだろう。
その判決が維持されれば、佐川氏は、公文書改ざんという罪を犯して一人の善良かつ優秀な公務員を死に追いやっておきながら、公務員法上はほんのかすり傷程度の処分で退職金もほとんど満額受け取り、刑法上もお咎めなし、民事責任も問われないということになる。しかも、国は、1億円余の損害を受けているのに、佐川氏にこれを一円たりとも求償請求していない。その負担を国民に押し付けているのだ。
そして、佐川氏は、これまで一度も公の場で、公文書改ざんを主導し赤木さんを死に追いやったことについて謝罪もせず、説明もしていない。
こんなことが許されて良いはずがない。
だが、今回の控訴審では、大阪高裁が1審の判決をそのまま維持し、雅子さん側の敗訴となった。なんと残酷な判決だろう。
私は、今月19日にあった判決の翌日の午後、雅子さんに電話した。雅子さんの声はいつもながら明るい。それは、周囲を心配させないようにという気遣いとともに、自分を鼓舞しなければ生きていけないという雅子さんの差し迫った心情から出たものだ。
酷い判決でしたねと問いかけると、
「本当に酷いです」と答えながらも、
「それでも、私、生きていかなくちゃいけないんです。まだ諦めるわけにいかないですから」と健気に語ってくれた。
さらに、雅子さんはこう付け加えた。
「今回、裁判長が、佐川氏に謝罪や説明の法的責任はないと言いながら、『一人の人間として誠意を尽くした説明や謝罪があってしかるべきだ』と言ってくれたことを、一つの救いとして、年末年始を乗り越えていきたい」
裁判所が、佐川氏がとんでもなく酷い人間だという宣告をしてくれたと雅子さんは受け取ったのだ。雅子さんの思いと同じなんだと思いたい、とも言った。
雅子さんは、この判決で大きなショックを受けたが、すぐに、それでも頑張ろうと思い直した。判決後、関係者と食事をして慰められ、また励まされている間は、自分を奮い立たせることができたという。
だが、一人で家に帰り、トイレに入った途端、張り詰めた気持ちが解け、悲しさと悔しさで涙が溢れて止まらなくなったと、その時を思い返しながら涙声で教えてくれた。私もその光景を思い浮かべて、言葉に詰まった。
今回の判決は、違法行為をした公務員個人には、直接の損害賠償請求はできなくても、「懲戒処分や刑事処分などで」制裁が加えられるはずだと述べたが、それが全く実現していないことへの言及はなかった。
また、国から佐川氏への求償権の行使もなされていない。
つまり、本来法律が想定した公務員への制裁は空振りになっているのだ。
ここでよく考えてみよう。
仮に、会社に雇われた運転手が職務中に事故を起こして人を死なせてしまった場合、その遺族は、会社に対して損害賠償を請求することもできるが、運転手個人にも同様の請求ができる。それは運転手に故意や重大な過失がなくても認められる。
ところが、今回の判決をそのまま放置すれば、完全な故意によって犯罪行為を指示し、公文書改ざんをさせた上に、それによって一人の人間を死に追いやった公務員は、なんのお咎めもなしで、謝罪すらしなくても良いということになる。
「公務員」だから、罪を犯しても特別に法律によって守られているのだ。
繰り返して言おう。
「一般市民は、悪意なく単なる過失で損害を与えたら、被害者側に直接損害賠償責任を負うのに対して、公務員だけは、悪意を持って罪を犯しても損害賠償しなくて良い」というのが裁判所の考えなのだ。
どう考えてもおかしいだろう。法律もそんなことを想定したとは到底思えない。故意に損害を与え、特に悪質な場合で、しかも十分な懲戒処分も刑事処分もまた国による求償権の行使もなされない場合に限っては、例外的に、被害者が公務員個人に直接損害賠償を求めることを認めるべきではないのか。
高裁の判決は、公務員個人への損害賠償を認めれば、公務員が萎縮してしまうと言ったが、判決により、犯罪行為を行うことについて公務員が萎縮することになるのなら、むしろ望ましいことだ。
裁判長は、この判決が「公務員は、罪を犯しても法律で守られているので心配ないですよ」というメッセージを出して犯罪を助長していることを全く理解していない。極めて愚かな判断だ。
法律や最高裁の判例を形式的に当てはめると結論が著しく不公正なものになる場合には、そのような結論に至らない解釈論を考えるのが「国民に寄り添う」裁判官である。
今回の裁判長は残念ながら、そこまでの知恵と勇気を持っていなかった。
雅子さんが最初に訴訟を提起してから来年3月で丸4年になる。その間、裁判ではがっかりすることが続いたが、
「もし、その結果を4年前に予測できたとしても、私は裁判を起こしたと思う」と雅子さんは話してくれた。
なぜなら、「自分には夫のためにできることはそれしかないし、自分が生きていく上でも、真実を知ることがどうしても必要なことだから」というのだ。
そして、こうも付け加えた。
「自民党以外の人が財務大臣になったら、全てを調査し直して、本当のことを明らかにしてもらえるのではないかと考えることもあります」と。
私は、その言葉を聞いて、そのとおりだと思った。裏金疑惑で絶体絶命のピンチにある自民党政権が倒れて政権交代が起きれば、雅子さんの夢が叶うかもしれない。
私は、心の底からそうなることを祈っている。
古賀茂明(こが・しげあき)/古賀茂明政策ラボ代表、「改革はするが戦争はしない」フォーラム4提唱者。1955年、長崎県生まれ。東大法学部卒。元経済産業省の改革派官僚。産業再生機構執行役員、内閣審議官などを経て2011年退官。近著は『分断と凋落の日本』(日刊現代)など
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[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑] (2023年12月20日[水])
赤木雅子さん「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には道が残っていない」。
既にアベ様も亡く、《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ節」な元財務相も閣内には居ないし、一方、キシダメ首相も「認諾」というデタラメ(東京電力核発電人災被害者に石原カネメノビテル君が口にしたような、「カネメでしょ」というような卑怯な国の卑しい態度が許せない。赤木雅子さんが求めているのはそんなことではない)を行う…そろそろ裁判所も目覚め、マトモな司法に戻ってはくれまいか。《法と良心に基づく判決》《裁判官が時の権力におもねるような判断ばかりを示すならば、司法に対する信頼は失墜する。裁判官は良心に従い職権を行使する独立した存在であることを改めて強調しておきたい》(琉球新報)。赤木雅子さんの求めていることは《夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけ》なのに。森友問題の公文書を開示したり、元理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか? 《佐川氏が改ざんの方向性を決定付けたとする財務省の調査報告書を踏まえ、同省が組織的な改ざんをしたと認めた》(東京新聞)だけではダメで、何故に佐川宣寿氏に法廷で証言させないのか。
大阪高裁・黒野功久裁判長、《佐川氏個人の賠償責任を否定》って、なぜ?? 納得いかない。#赤木俊夫さんを忘れない し、忘れてはならない。
東京新聞の記事【佐川氏賠償認めず、財務省改ざん 二審も赤木さん妻敗訴、大阪高裁】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/296900)。《森友学園に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(52)が、佐川宣寿元国税庁長官に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が19日、大阪高裁であった。黒野功久裁判長は請求を退けた一審判決を支持し、雅子さんの控訴を棄却した。雅子さんは2020年3月、国と佐川氏を提訴。国は当初争う姿勢を見せていたが、21年12月に一転して賠償責任を認め、約1億円の請求を受け入れる「認諾」をして訴訟が終結。佐川氏との訴訟だけが続いている。昨年11月の一審大阪地裁判決は「国家公務員が職務で損害を加えた時は国が賠償責任を負う」とする国家賠償法の規定に基づき、佐川氏個人の賠償責任を否定した。一方、佐川氏が改ざんの方向性を決定付けたとする財務省の調査報告書を踏まえ、同省が組織的な改ざんをしたと認めた》。
『●またしても、《公文書改ざんを苦に自殺した夫の死の真相を明らかにして
ほしい――。(赤木)雅子さんの切なる願いは裁判所に届かなかった》』
『●赤木雅子さんが大阪高裁に控訴: デタラメの連鎖…《権力による事実
の隠蔽》「認諾」、公文書「不開示」、《佐川元理財局長の尋問認めず》』
『●赤木俊夫さんの死の真相の解明を! 森友問題の公文書を開示したり、元
理財局長・佐川宣寿氏が法廷で証言すると、何か拙いことでもあるのか?』
『●赤木雅子さん《1%でも勝てる可能性があるんだったら、諦めたくあり
ません。…夫が亡くなった理由を知りたい。ただ、それだけです》』
『●赤木俊夫さんが肌身離さず持っていた「国家公務員倫理カード」には
「倫理行動規準セルフチェック」として5つの項目が書かれている』
森下裕介・堀之内健史両記者による、アサヒコムの記事【二審も敗訴の赤木さん「また見捨てられた気持ち」 公文書改ざん訴訟】(https://www.asahi.com/articles/ASRDL51YZRDGPTIL00T.html)。《学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(52)が改ざん当時、同省理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)氏に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が19日、大阪高裁であった。黒野功久裁判長は、請求を棄却した一審・大阪地裁判決を支持し、雅子さん側の控訴を棄却した。雅子さん側は上告する方針。》
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【https://www.asahi.com/articles/ASRDL51YZRDGPTIL00T.html】
二審も敗訴の赤木さん「また見捨てられた気持ち」 公文書改ざん訴訟
森下裕介 堀之内健史 2023年12月19日 19時42分
(赤木雅子さんが判決傍聴時に持参した夫の俊夫さんの写真。
2016年に夫婦で旅行した際に撮影したものという=2023年
12月19日午後3時47分、大阪市北区、堀之内健史撮影)
学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(52)が改ざん当時、同省理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)氏に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が19日、大阪高裁であった。黒野功久裁判長は、請求を棄却した一審・大阪地裁判決を支持し、雅子さん側の控訴を棄却した。雅子さん側は上告する方針。
赤木さん「夫のような人を生まないよう」 公文書改ざん、あす判決
「訴訟の目的」を加え徹夜で書いた訴状 夫が自死した赤木さんのため
国家公務員が職務で損害を与えた場合、賠償責任は公務員個人ではなく、国が負うとの最高裁判例がある。高裁は一審・大阪地裁判決を踏襲し、佐川氏についても判例が当てはまると判断した。
雅子さん側は、佐川氏が理財局長の地位を利用して改ざんを指示しており、「民主主義の根幹を崩した今回のような場合まで責任を否定すべきではない」と訴えた。
しかし高裁は、公務員個人に賠償責任を認めれば、国に比べて組織的な対応ができず、訴訟が大きな負担になると指摘。公務員への萎縮効果につながることから、最高裁判例は不合理ではないとした。また、違法行為をした公務員個人への制裁は「懲戒処分や刑事処分などでの実現が想定されている」とも述べた。
俊夫さんは国有地売却問題が明らかになった2017年2月以降、対応に追われた。当時の安倍晋三首相は国会で国有地売却について「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員もやめる」と答弁。俊夫さんは理財局の指示で改ざんに関わり、同年7月にうつ病と診断され、休職した。18年3月に公文書の書き換え疑惑を朝日新聞が報じた5日後、自宅で亡くなった。
雅子さん側は、佐川氏には改ざんの経緯を説明し、謝罪する義務があるとも訴えた。高裁は「一人の人間として誠意を尽くした説明や謝罪があってしかるべきだが、法的責任があるとまではいえない」とした。財務省は改ざん問題の調査報告書を公表した18年6月、佐川氏を停職3カ月相当の懲戒処分としたが、「処分が不十分だったとしても、公務員個人は賠償責任を負わないとの解釈を変更すべきではない」とした。
雅子さんの代理人弁護士は判決後の記者会見で、「無責任な言いぶりだ」と高裁判決を批判。佐川氏側の代理人に今年11月、雅子さんの手紙を送ったが、返事がなかったことも明らかにした。
雅子さんは判決後、報道陣の取材に応じ、「また見捨てられたという気持ちがした。夫が受けたつらい、つらい思いを考えると負けていられない。裁判を続けるしか私には道が残っていない」と述べた。
雅子さんは20年3月、国と佐川氏を提訴。国が21年12月に突如、賠償責任を受け入れて終結させる「認諾」をしたため、佐川氏との訴訟が残っていた。(森下裕介、堀之内健史)
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