Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●死刑存置賛成派と飯塚事件

2013年01月18日 00時00分25秒 | Weblog


asahi.comの記事http://www.asahi.com/national/intro/TKY201211270944.html)。東京新聞のコラム「筆洗」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013010702000121.html)。最後に、飯塚事件について、朝日新聞記事のCMLからの孫引き(http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-January/021864.html)。

 死刑存置がこんなに多い国って他にあるのか? 「死刑容認85%って本当?」 フランスかどこかでは1件の無実者の死刑で、死刑廃止を決断した、と聞いた。我国は、飯塚事件の久間三千年さんにどう責任を? 

   『●手遅れ!! ~死刑のスイッチを押すことと死刑執行~


================================================================================
http://www.asahi.com/national/intro/TKY201211270944.html

2012年11月28日03時00分
死刑容認85%って本当? 「設問に偏り」日弁連検証

 【田村剛】死刑制度について、国民の85%が本当に容認しているのか――。政府の世論調査の質問の仕方について、日本弁護士連合会が27日、2人の専門家を招いて意見を聞いたところ、「設問の表現に問題があり、85%が死刑を容認しているとするには無理がある」との結論が報告された。

 政府は1956年か…
================================================================================

================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013010702000121.html

【コラム】
筆洗
2013年1月7日

 想像するのも難しいが、少し考えてみていただきたい。あなたは独裁政権によって、あらぬ罪を着せられ、死刑判決を受けた。重い病にも苦しんでいる▼監禁先の病院を突然、外国人が訪れて言う。「ここに、あなたを死刑にするなという趣旨で、世界中から集めた署名があります」。地獄に垂らされた糸を見る思いになるだろうか。いずれにせよ冷静ではいられないはずだ▼反骨の哲学者・鶴見俊輔さん(90)が言っている。「もし私だったら、サンキュー、サンキューぐらいが関の山でしょう」。だが、その無実の死刑囚は違った。彼は思わぬ訪問者に驚きつつも片言の英語でこう語ったという▼「あなたたちの運動は、私を助けることはできないだろう。しかし私は、あなたたちの運動を助けるために、署名に参加する」▼鶴見さんが一九七〇年代、独裁政権下の韓国を訪れた時に、体験した話だ。どんなに絶望的な状況でも、冷静に、こびずへつらわず、礼儀と相手を思いやる心を忘れない。この死刑囚こそ、韓国民主化運動を象徴する抵抗詩人・金芝河(キムジハ)さん(71)であった(鶴見俊輔著『戦争が遺(のこ)したもの』)▼その詩人が死刑宣告から三十九年ぶりに、再審で無罪を勝ち取った。かつて自分を弾圧した朴正熙(パクチョンヒ)大統領の娘、朴槿恵(パククネ)さんが新大統領に選ばれた直後の無罪判決。怨讐(おんしゅう)から和解へ。時代の針が進んだのだろう。
================================================================================

================================================================================
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201301100504.html
     http://list.jca.apc.org/public/cml/2013-January/021864.htmlからの孫引き】

・・・・・・。

-------------------------
死刑、法相ら13人が決裁 執行、命令の2~4日後 34人の手続き一部開示/朝日新聞11日朝刊

 過去5年間に執行された死刑について朝日新聞が法務省に情報公開請求したところ、法相や同省幹部ら13人が決裁し、法相の命令から2~4日後に執行されていたことが分かった。対象者の選定や執行状況などは「(今後の)執行に支障を及ぼす恐れがある」として黒塗りにされたものの、執行手続きの主な流れが明らかになった。

 2007年12月~昨年9月に自民、民主両党の計6人の法相が決裁して執行された34人の死刑囚について、「死刑執行命令書」など10種類の文書計1137枚が開示された。

 開示文書によると、死刑判決の確定から1~6カ月程度で、検察庁が法相あてに執行を求める「死刑執行上申書」を提出していた。「執行命令は確定から6カ月以内」と刑事訴訟法が定めているためとみられる。

 だが実際は、確定から執行までは最短で1年10カ月、最長で15年2カ月。法務省刑事局が執行対象者を選び、法相や省幹部が審査・決裁することから、執行手続きが動き出していた。

 決裁文書は2種類。「死刑事件審査結果(執行相当)」と題する文書には法相と法務副大臣の署名と、事務次官や官房長、刑事局長ら省幹部5人の押印があった。「死刑執行について」という文書もほぼ同じ日に決裁され、矯正局長や保護局長ら別の幹部6人の印が押されていた。

 文書の多くは黒塗りだったが、同省幹部によると、死刑確定までの裁判の経緯や再審請求の有無、執行を停止すべき理由がないことなどが記されている。省幹部と副大臣の決裁後、最後に法相の署名を得るという。

 法相が署名すると、その日のうちに法相名の「死刑執行命令書」が作成され、検察庁に送られていた。その1~3日後には、死刑囚を収容している拘置所長に検事が「死刑執行指揮書」を送り、執行日を指定。法相の決裁から2~4日後に執行されていた。

 法相の公式な命令となる「死刑執行命令書」には、法相は自ら署名しておらず、印字された法相名の横に公印があるのみ。事務担当者が押しているという。「死刑事件審査結果」への署名が、法相による執行前の最終確認となっている。

 一方、決裁文書の一部には記載ミスも見つかった。

 09年1月に4人が執行された際、当時の森英介法相が署名した「死刑事件審査結果」の決裁日は、「平成20年(08年)1月26日」と年が誤って記されていた。署名・押印した法相ら7人はミスに気付いていなかった。08年2月の執行分では矯正局長らが押印した文書の決裁日が漏れていた。

 執行の審査について法務省はこれまで「慎重に慎重を期している」と説明してきた。

 同省刑事局は「単純ミスで、文書の効力は変わらないと考えているが、誤りがあったことは申し訳ない」としている。


●再審請求 飯塚事件、経緯黒塗り

 08年10月28日に福岡拘置所で執行された久間三千年(くまみちとし)元死刑囚(当時70)の文書も開示された。92年に福岡県飯塚市で小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」の犯人とされたが、遺族が再審請求で「元死刑囚と真犯人のDNA型が一致しない」と訴えている。

 死刑確定後の07年2月7日付で福岡高検が当時の長勢甚遠法相あてに提出した「死刑執行上申書」には、「捜査の端緒及び検挙に至った経緯」が3枚にわたり記載されているが、すべて黒塗りとされた。

 「死刑事件審査結果」は、当時の森法相らが執行4日前の08年10月24日に決裁。氏名や生年月日、犯罪事実の大半は開示されたが、それ以降の8ページ半はすべて黒塗りだった。

 執行後、福岡高検から法相に送付された報告書には「死刑執行始末書」が添付されていたが、「執行経過」の欄はすべて黒塗り。拘置所からの報告文書にある「本人の刑に対する心情、遺言等」は1行に満たない記載があったが、これも黒塗りとされた。(田村剛)


◆キーワード

 <死刑と情報公開> 法務省はかつて、死刑執行の事実自体を公表していなかったが、1998年11月から執行した事実と人数だけ公表を始めた。2007年12月に当時の鳩山邦夫法相の意向で死刑囚の氏名と犯罪事実、執行場所を公表するようになり、それ以降はこれに付随する情報が開示されるようになった。
================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●3.5期の空白都政と都知事選候補達

2012年10月31日 00時00分18秒 | Weblog


gendai.netの4つの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/139380http://gendai.net/articles/view/syakai/139350http://gendai.net/articles/view/syakai/139347http://gendai.net/articles/view/syakai/139339)。

 元〝ト〟知事に多くの人が投票しなかったけれども、でも4回も当選してしまったわけだ。本当にトンデモの(元)〝〟知事でした。記事にある「都民、国民は石原氏の実態をなかなか知りません」っていうのは本当だろうか。一部の熱烈な支持者だけかもしれないが、知っていて2選、3選、4選させたのでは?

 今度は国政復帰って、勘弁してほしい。さすがに〝ト〟知事の中途退任当日はマスコミが騒いだけれども、潮が引くように下火に。現状でもひどい国政が、都政の二の舞になるのだけは御免だ。こんな新党、無視するに限る。彼を応援し、投票する人は良く考えた方が良い。

 一方、新都知事候補に名の上がっている人たちも酷くないか? 元〝ト〟知事の息子も含めて、3番目や4番目の記事に名の挙がっている6人とも、誰がなっても嫌だな。都民じゃないけど。〝そのまんま自称勝海舟氏〟も含めて、共通して全員なにか「アサマシイ」感じがして。他にいないのかな? 小池晃氏は再度出馬しないのだろうか、例え負け戦でも・・・。

================================================================================
http://gendai.net/articles/view/syakai/139380

フザケるな!石原 都知事時代は勤務平均59分 時給13万円
2012年10月30日掲載

 29日、石原慎太郎(80)の辞職に伴う都知事選の日程が決まった。告示は11月29日、投開票は12月16日。前回選挙から、たった1年8カ月で、老害知事の突然の都政ブン投げのため、知事選に再び支出される税金は約50億円にも上る。全くフザケた話だが、石原の税金ムダ遣いはこれだけじゃない。そもそも、高額報酬に見合うほど働いていないのだ。
 石原の08年11月~09年10月の「知事日程表」を見ると、驚きの勤務の実態が浮かび上がる。石原が都庁に姿を見せるのは1週間のうち、「2~3日」だけ。1日の平均執務時間を計算したところ、たったの「59分」だった。これらは、都政問題に詳しいジャーナリストの田中稔、野田峯雄の両氏が2年前に分析した結果で、石原が登庁していたのは月に多くて15日程度。つまり、1カ月の平均執務時間は約15時間しかない。
「知事報酬は、ボーナスも含めて年間約2400万円だから、月給約200万円にならすと、時給換算は13万円余りになります」(都政担当記者)

国を憂う前に都民に税金返せ
「老害知事」の時給が13万円余りとは開いた口がふさがらない。辞職会見で、石原は「東京のために国政でいいことをやらなくちゃいけない」とエラソーに言っていたが、この男がブチ上げた政策が都民のためになったためしはない。1400億円を投じた新銀行東京や、4000億円をつぎ込んでも進展ゼロの築地市場移転、失敗した16年の五輪招致にも100億円を使ったりと、結局は巨額の都民のカネをドブに捨ててきたようなものだ。
「貧困都政」の著者で、元毎日新聞記者の永尾俊彦氏はこう言う。

   「都知事という立場は、首相と違って番記者が付くわけではないため、
    国民の監視の目が届きにくい。そのため、都民、国民は石原氏の
    実態をなかなか知りません。石原氏は国政で思うようなことが
    できなかったコンプレックスを都政で癒やしていただけです」

 石原が99年の知事就任来、13年半で手にした血税はざっと5億円。都政放り出しの4期目も「およそ約1700万円の退職金が支払われる」(都人事部)というから、都民も甘く見られたものだ。本気で「東京のため」と思うなら、自らの報酬を含めて、今まで使った税金を耳をそろえて返すべきだ。
================================================================================

================================================================================
http://gendai.net/articles/view/syakai/139350

盟友亀井静香が激怒 「石原慎太郎は間違っている」
2012年10月27日掲載

親としてのエゴしかない新党結成
 任期途中で突然、仕事を投げ出した東京都の石原知事。批判もどこ吹く風の唯我独尊ぶりで、26日の定例会見も大半を新党関連に費やし、20分後には「約束があるので」と一方的に打ち切った。で、向かった先は映画の上映会。まだ現職の都知事なのに、責任感はまったくないホント、いい加減な老人だ。
 こんな男が新党結成だなんてチャンチャラおかしい。マトモな感覚の国民は相手にしないだろう。“盟友”だったはずの亀井静香前国民新党代表にも、あっさり袖にされてしまった。

   「石原さんも本音では自信がないのでしょう。亀井に“助けてほしい”と
    言いに来た。それをビシッと断ったのです」(政界事情通)

 新党結成宣言の夜、会いに来た石原に対し、亀井はこう話したという。

   「オレが国民のため、日本のためにオールジャパンでやろうと言った時には
    断っておきながら、今になって何サマのつもりだ。アンタが
    今やろうとしていることは、国民のためじゃない。それこそ我欲じゃないか。
    政治家というのは、国民のために己を殺すものだ。アンタは間違っている。オレは合流しないぞ」

 まったく、亀井の言う通りだ。そもそも、「石原新党」構想は、亀井や「たちあがれ日本」の平沼代表らが提唱し、働きかけてきた。しかし石原は煮えきらず、今年4月に“白紙撤回”を表明したのである。

   「それもこれも、長男の石原伸晃を総理にしたいという野望のためです。
    一方で、新党構想には、三男の宏高を当選させる目的がある。
    日本のためだ何だとエラソーに言っているが、石原都知事に政治理念などない
    親のエゴで動いているだけなのです」(前出の事情通)

 そんな男だから、亀井も愛想を尽かしたのだ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

   「亀井さんの頭の中には、菅政権末期から『救国内閣』の構想がある。
    それが石原新党へとつながっていった。亀井さんが描いているのは
    政界再編で、自民党政権に戻してはいけないという思いが強い。
    そのためには小異を捨てて、大同団結するという発想です。
    そこが“純化路線”の石原氏や平沼氏とは相いれないのでしょう。
    どちらかといえば、小沢氏の『オリーブの木』に近い。今後は第三極の
    一角として、例えば民間人を旗に立てて、その下に政治家が集まるような形を
    考えているようです」

 私利私欲の石原とは、決別して正解だ。
================================================================================

================================================================================
http://gendai.net/articles/view/syakai/139347

都知事選 舛添要一色気タップリ
2012年10月27日掲載

 老害石原の後継を決める都知事選は、11月29日告示、12月16日投開票が有力となっている。
 猪瀬副知事(65)や東国原前宮崎県知事(55)、自民党の小池百合子元防衛相(60)らの出馬が取り沙汰されているが、新党改革代表の舛添要一参院議員(63)も意欲を見せているようだ。

   「26日朝に、舛添さんを含む超党派8議員の勉強会が都内で開かれました。
    会の後半、7人から『都知事選は本命不在』『一度経験があるし、
    ぜひ頑張るべきだ』と出馬を促されると、終始、ニコニコ顔で『ありがとう』と
    うなずいていましたよ。自民党の東京選出の国会議員とも電話で話し、
    都政の問題点などを指摘していましたね。7人は『舛添さんは本気』と
    思ったようです」(野党関係者)

 自民党を威勢よく飛び出し、2010年4月に「新党改革」を立ち上げた。だが、3カ月後の参院選では1議席しか獲得できず、その後は鳴かず飛ばず
 最近になって、大阪の橋下市長から「維新の会への合流」のラブコールを受け、やや注目を集めるようになったが、すっかり忘れられた人になっていた。
 政治評論家の浅川博忠氏が言う。

   「維新の会の支持率急落で、気持ちはかなり都政に傾いているでしょう。
    首都東京のトップは、総理に次ぐ事実上のナンバー2。いったん都知事で
    ハクをつけてから、衆院議員として戻る計算までしているのではないか。
    また舛添さんは2年前、『知名度だけで政治が出来るわけではない。
    タレント議員は控えてもらいたい』と発言するなど、とにかくタレント議員が
    大嫌い。東国原さんが出馬すれば、さらに闘志を燃やすでしょう」

 今のままなら「無所属」での立候補となる。問題は「カネ」だ。都全域が“戦場”となるため、億単位の費用がかかるといわれている。ビンボーで有名な舛添が集められるのか。

   「東大の同級生で親友の鳩山邦夫議員が、『面倒を見てもいい』と親しい人に
    話しているようです。この2人は、石原さんが初当選した1999年の
    都知事選に出馬し、鳩山2位、舛添3位と敗れている。舛添の当選は
    鳩山さんにとってもうれしいし、その後に“利用”できるメリットもある。
    支援はいとわないでしょう」(政界関係者)

 めぼしい候補がいない民主党が、前回の都知事選と同じく、舛添に接近してくる可能性もあるようだが、過去の人が通用するのか。
================================================================================

================================================================================
http://gendai.net/articles/view/syakai/139339

ポスト石原に小池百合子浮上
2012年10月26日掲載

投開票は12月16日が有力

東国原はヤル気マンマン
 ポスト石原は誰なのか――。
 25日緊急記者会見で、石原慎太郎(80)が都知事辞任を表明した。公職選挙法では、選挙管理委員会が議長から通知を受けた日から50日以内に選挙を実施しなければならない、と規定されている。都議会で正式に辞職が認められるのは今月末になりそうで、次の知事を決める選挙は11月29日告示、12月16日投開票が有力だ。
 石原は25日、「後継は?」と聞かれ、猪瀬直樹副知事(65)の名前を挙げた。猪瀬は出馬について沈黙しているが、東電やエネルギー問題で奔走していて、都知事昇格はまんざらでもないはず。しかし、「都議会との関係が微妙で、自民党が推薦するのは難しい」(都庁記者)という現実がある。
 その自民党。では誰を推すのかというと、さっそく女性国会議員の名前が浮上している。小池百合子元防衛相(60)である。

   「有権者1000万人の都知事選は、行政経験者や、ただの政治家ではダメ。
    人気投票に準じる知名度が必要です。その点、小池さんなら申し分ない。
    都議会で共闘している公明党・創価学会も乗れる。あとは本人が国政や
    総理総裁への未練を断ち切れるかです」(自民党関係者)

 石原から息子・伸晃(55)への“世襲”という可能性も消えていないが、伸晃本人は「まだ総裁の目がある」と信じているらしい
 前回の知事選で次点だった東国原英夫・前宮崎県知事(55)は、出馬に意欲マンマンだ。「石原辞任」情報が流れた25日の午前中から慌ただしく都政関係者に連絡を取り始めたという。
 もうひとり、前回敗北した渡辺美樹ワタミ会長(53)も再挑戦を検討しているようだが、「3年後の2015年の知事選を想定していたので、来月選挙では準備が間に合わないのではないか」(前出の都政記者)という。
 政権与党の民主党からは、「自分の選挙が心配なのに、知事選なんてやっている場合じゃない。アタマ真っ白」という国会議員のホンネが聞こえてくる。前回名前の挙がった、菅直人夫人の伸子さん(67)にでも頼むのか?
================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「死に神」どころか

2011年01月06日 05時02分40秒 | Weblog

『創』のウェッブページに出ていた篠田博之編集長の記事をコピペ。「死に神」どころか、鳩山邦夫法務大臣がここまでノウテンキだったとは・・・。被害者・被害者家族への思いなど何もなく、死刑執行への懊悩もなく、単なる思いつき!!、とは恐れ入る。

==========================================
http://www.tsukuru.co.jp/tsukuru_blog/2010/12/29-1.html

29日夜のTBS系番組での鳩山邦夫元法相の宮崎勤死刑執行についての放言
                                                                                   
 今朝の朝刊で一部新聞もフォローしているが、1229日夜のTBS系たけしの番組での鳩山邦夫元法相の死刑をめぐる発言には驚いた。番組自体は死刑制度の賛成反対両派3人ずつのディベートで、「テレビ討論では声のでかい者が勝つ」という定説通り、存置論の方が優勢に見えたのだが、それはともかく、驚いたのはVTR出演した鳩山元法相の放言だ。「本当なら30人~40人は執行したかった」などと言いたい放題だった。そのなかで「新事実」として明かしたのが、「宮崎勤死刑囚の執行は、凶悪事件なので自分の方から指示して検討させた」という発言だった。
 
2008年6月の宮崎死刑囚への執行は、私も驚いた。死刑確定から2年余という速さでの執行だったからだ。当時100人前後いた死刑囚のうちで、なぜ順番が繰り上がって彼の執行がなされたのか謎だった。再審請求の準備が動き出していたから、その機先を制して急きょ執行したのではないかとも言われたのだが、何のことはない。当時の法相の思いつきで決まったというわけだ。特に凶悪だからというが、鳩山元法相が他の死刑事件も含めて資料を精査してそう判断したわけでなく、ただ報道で知っていたからという程度のことのようだ。この宮崎死刑囚の執行によって、早期化に向けての大きなアピールがなされたのだが、いわば法相のパフォーマンスだったわけだ。
 
私は宮崎死刑囚と12年間つきあって、どちらかが死ぬまでつきあおうと決めてもいたので、その最期があんなに早く訪れたことに当時ショックを受けた(それについては当時出版したちくま新書『ドキュメント死刑囚』に書いた)。まだほとんど事件そのものが解明されておらず、宮崎死刑囚の心情を少しずつ聞きだしていた私には、「今執行することに何の意味があるのか」と当時憤りを覚えたのだが、その理由がこんなに軽いものだったとはこの鳩山という人には、他人に死を強いることに伴うべき苦渋も苦悩も感じられない
 
死刑に向き合おうとしていないように見えた宮崎死刑囚だが、確定後はさすがに幾分か身近に死を意識するようになったようで、私への手紙にも死刑について言及することが多くなった。そして自ら、多くの弁護士に再審請求を頼めないかと手紙を出していた。さらに、私は、執行後、宮崎死刑囚が遺書のようなものを残していたことを知ってさらに驚いた。面会していても全く表情を変えず、死の恐怖など感じないかのような印象の強い宮崎死刑囚だったが、死刑については本などを読んでいたから、執行の状況も、そして自分の順番がどのくらいかもある程度知っていたと思う。だから逆に、思いがけない早期執行に、宣告された瞬間、驚愕したはずだ。
 
執行翌日に宮崎死刑囚の母親から電話をもらい、「長い間お世話になりました」と言われた。その時母親と交わした会話を、先日も『週刊新潮』記者から電話があって少し話したら、何やら違うニュアンスで記事にされたのだが(匿名の知人になっていたが)、宮崎死刑囚の関係者にとっては、この事件及び本人の存在はいまだに重たい影を残したままだ。鳩山元法相の軽い発言を聞いていて思うのは、法相という死刑執行を決定する立場にある者は、執行に立ち会うなり、死刑囚と向き合うなりしてもう少しその重さを感じてもらいたいということだ。そのうえで、「だが法にのっとって自分は執行命令を出す」というなら理解もできるが、昨夜の元法相の発言には改めて落胆した。

 
それと話は違うが、TBSの番組がVTRの中で宮崎勤死刑囚が著書『夢のなか』に載せた自筆のネズミ人間のイラストを出典も明記せず、無断で使用していたのにも驚いた。私が担当編集者として著作権についても管理を任されていたから、たぶん了解を求められれば、「出典を明記すればいいですよ」と言ったと思うが、連絡もしてこなかった。ちょっとひどすぎると思う。
 
ちなみに宮崎死刑囚はそのあたりについては細かい人物で、例えば佐木隆三さんも朝日新聞社から宮崎事件の傍聴記を出す時、イラストを転載させてほしいと言ってきたのだが、宮崎本人に確認したら「断る」と言ってきた。佐木さんが、宮崎死刑囚については詐病説をとっていたから、本人は反発していたのだろう。宮崎勤という人物は、何も考えない人間だと世間から思われているが、実はそうでもない。彼について論者が論評した記事なども、きちんと読んでいたのである。
==========================================
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●『創(2010年11月号)』読了

2010年11月28日 00時26分33秒 | Weblog

『創』(2010年11月号)、11月に読了。

 
カラーグラビア「今年も行われた太地町のイルカ漁/映画「ザ・コーヴ」騒動は何を残したか」(p.22-23)。

 
中島岳志さん「被告人が語った動機の背景にあるもの/秋葉原事件・加藤被告の〝脱神話化〟の重要性」(pp.36-49)。最早忘れ去られている事件に・・・。かなり考えさせられる論文。当初バカ騒ぎしたものの、「派遣問題に還元するのは無理がある」。「つなぎ事件の直後に聞いたロックの歌詞」はかなりショック。「・・・バンプオブチキンの「ギルド」という曲の歌詞を書き込みしているのです。/それは「美しくなんかなくて、優しくもできなくて、それでも呼吸が続くことは許されるだろうか」「その場しのぎで笑って、鏡の前で泣いて、当たり前だろ 隠してるから気づかれないんだよ」という歌詞だった」。いや~、始終聞いているだけに・・・。「歌の始まりは、自分が相応の給料というものをはたしてもらっているんだろうかというような歌詞で、まさに労働と疎外の問題をテーマとして歌ったものですが、この歌の歌詞が、最後のところで、彼にメッセージが届きそうになったのです」。「「シングルイシュー」に原因を還元するのはやはり避けるべきですし、「あってほしい犯人像」を加藤に押しつけることは問題だと思います」。

 
篠田博之編集長「一体何故・・・再び〝地獄〟へ舞い戻ってしまうのか/田代まさしさん再び薬物逮捕の驚愕」(pp.50-56)。

 
佐高信さん「ニッポン文化低国を撃つ!/筆刀両断!/節操のない政治家 蓮舫」(pp.72-73)。石原慎太郎との共通点は、小沢一郎に批判的なことと外国人地方参政権に反対なこと。節操のなさは田原総一朗氏譲りらしい。「蓮舫が支持する菅は郵政民営化に賛成だった。それで私は菅を〝愛嬌のない小泉純一郎〟と名づけれいるのだが、いわゆる新自由主義の小泉・竹中(平蔵)「改革」のチョーチン持ちをしていたのが田原だった」。

 
香山リカさん「「こころの時代」解体新書/取調べ可視化でも虚偽自体は防げない」(pp.78-81)。村木厚子さん無罪判決。認知症患者のつめ切り出血でっち上げ事件について、福岡高裁は逆転無罪の控訴審判決。

 
森達也さん「極私的メディア論/第55回 上書きされた刑場公開」(pp.82-85)。二人の死刑執行を命じた千葉景子法務大臣が刑場を開示。しかしながら、「・・・きわめて多くの制約や限定の上・・・」。「そもそも法務省はつい十数年前まで、執行したことすら公開しなった。死刑の存在理由を犯罪抑止にするのなら、あきれるほどの論理矛盾だ」。「・・・処刑した死刑囚の名前を明かすように・・・。これも鳩山邦夫法相(当時)の(唯一の)英断だった)」。「情報を公開してもらうのではない。公開することが当たり前なのだ」。

 
「アフガン拘束事件の常岡さんと語る/ハイリスク・ローリターンの戦場取材になぜ挑むのか/座談会 常岡浩介・原田浩司・綿井健陽」(pp.90-101)。

 
今西憲之氏「検察内部腐敗の実態/証拠改ざん! 暴かれた検察庁の内部腐敗」(pp.102-111)。村木事件は、「宣告前から「無罪」が決まりきった、検察史上、類を見ないような判決公判。・・・いかにインチキでとんでもないものだったのか・・・」。全員が破棄した「取り調べメモ」。三井環口封じ逮捕と大阪検察。

 
佐藤潤一氏・鈴木徹氏「「グリンピース裁判」が提起したものは何か/「クジラ肉裁判」敗訴 地裁判決の問題点」

 「永六輔[放送タレント]×矢崎泰久[元『話の特集』編集長]のぢぢ放談/第16回 リーダーなんて知らない!」(pp.130-137)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●野中氏の爆弾発言

2010年04月29日 07時05分03秒 | Weblog


gendai.netの記事。もっと騒がれていいように思うのですが。野中広務氏によるかなり衝撃的な爆弾発言ですが、小沢氏へのバッシング(膨大な無駄な再捜査・裁判費用発生)に夢中なようです。マスコミや評論家が取り上げない理由もあるようですね

=======================================【http://gendai.net/articles/view/
                        syakai/123424】

前官房長官・河村をビビらせた野中広務の告白
                 【政治・経済】2010年04月26日掲載

機密費食い逃げ疑惑に新証拠
●新築祝いに3000万円!?

 自民党の河村建夫・前官房長官がビビりまくっているという。河村は政権交代直後の昨年9月に2億5000万円もの官房機密費を引き出したとして、大阪市の市民団体に背任容疑などで東京地検に告発されている。この問題に関連し、思わぬところから新証拠が飛び出した。野中広務元官房長官がテレビで官房機密費の使途を洗いざらいブチまけた一件だ。河村を告発した原告代理人のひとりで弁護士の辻公雄氏はこう言う。

  「野中氏の発言で、官房機密費があらためて情報収集に使われていないことが
   分かりました。野中氏の発言を載せた記事を基に先週、東京地検に証拠資料の
   請求をしました。河村議員の件が訴訟になれば、野中氏を裁判の証人として
   呼ぶことも検討したいと思います」

 野中の衝撃告白は、先週放送された「官房機密費の真実」(TBS系)。番組で野中は、官房機密費の使途をバクロした。

  「総理の部屋に月1000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に月500万円
   ずつ持って行った」
  「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円
  「外遊する議員に50万~100万円」
  「(小渕元首相から)家の新築祝いに3000万円要求された」

と次々に明らかにしたのだ。

  「これはもう公私混同どころのレベルじゃなく、税金ドロボー公金横領とも
   いえる驚愕の実態です。告発されている河村はもちろん、自民党の歴代首相
   
官房長官はみな泡を食っています」(司法ジャーナリスト)

 野中証言にはもうひとつ注目発言があった。「(政治評論をしておられる方々に盆暮れにお届け」と明かしたことだ。

  「テレビに出ている政治評論家やタレントが数百万円を提示されてマスコミ工作を
   お願いされたという話もある。この人たちが毒まんじゅうを食べていた
   と仮定すると、官房機密費のニュースに触れない理由が分かります」(民主党
   関係者)

 鳩山政権が、歴代政権の官房機密費の使途を完全公開すれば、政界と大マスコミは一気にガタガタだ。
=======================================

  ちょっと見ていない間に、自民党関係者のこんなに笑える記事が多数。
  『「助成金ドロボー」の批判飛び交う舛添商店の悪評
    (http://gendai.net/articles/view/
                       syakai/123378)、
  『新党乱立「第3極の票」食い合い みんなの党のバブル人気もこれで終わりだ
    (http://gendai.net/articles/view/
                       syakai/123333)

  『
哀れ 漂流したままの鳩山邦夫親子
    (http://gendai.net/articles/view
                      /syakai/123334)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●相変わらず辛辣な・・・

2010年04月07日 04時57分30秒 | Weblog

 相変わらず辛辣なgendai.net。以下の記事が、昨日、出てました。小泉氏や安倍氏、麻生氏が総裁・総理になるくらいですからね、何でもありの自民党舛添氏が総裁になっても?
 郵政民営化の片棒(?)を担いだ与謝野元財務相が、反郵政民営化で離党した平沼氏らと新党を画策したり、それを (〝人望のない舛添氏に人望が無いと言われた小皇帝都知事が応援し、おそらく入党に色気を見せたり臭わせたり・・・酷い話だ。渡辺嘉美氏のみんなの党といい、二大政党制の弊害ですね。オルタナティブがこんな政党ばかりでは気が滅入ります。
 幹事長代理になるらしい河野太郎衆院議員の方がはるかにましでしょう。参院選対策本部長代理就任を舛添氏に打診するなんてセンス悪るすぎますよ。(応援する気はまったくないですが)自民党にとって、断られて良かったです、きっと。舛添氏が人気あるなんて、(大)マスコミだけが言っていることとしか思えません。身の回りで舛添氏を応援している、なんていう(私の身の回りにほとんどいませんが・・・)自民党支持者を見たことがありませんもの。党内情勢として、「党内では世論調査の「首相にふさわしい政治家」でトップを走る舛添氏を選挙の顔とするしか打開の道はないとの意見が強い。ベテラン議員は「人気のある舛添氏を幹事長に起用すれば、参院選は絶対勝てる」と太鼓判を押す」、なんて本当かしら? 辛辣なgendai.netの見かたの方が本当のような気がしますが。また、〝影の内閣〟に取り込もうとしている「若い世代の論客」って、まさか小泉ジュニアや山本一太氏、大村秀章氏・・・なんて言わないでしょうね?

=======================================

【http://gendai.net/articles/view/
                         
syakai/122575】

またヤルヤル詐欺か 舛添要一いつ離党するのか
                       
【政治・経済】
                        2010年04月05日 掲載

 与謝野元財務相の離党&新党結成で「結局、アンタはどうするの?」と冷ややかな目で見られている人物がいる。舛添要一前厚労相(61)だ。
 これまで谷垣総裁や執行部批判を連発。「政策で一致できない時は党を割らないといけない」と離党もほのめかしていたくせに、動く気配は一向になし。「新党をつくるなら与謝野氏が先だ」と言ったと思えば、今度は「(離党するかは)与謝野新党の内容を聞いてからだ」と、もったいぶっている。そうこうしているうちに先を越された形だ。この男、本当に自民党を割って出る気なんてあるのか。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
 「舛添氏はもともと自民党を出るつもりはありません。狙いは、自民党総裁です。執行部をドンドン批判して谷垣降ろしを加速させ、自分は誰かに担いでもらって自民党を丸ごといただいた方が手っ取り早い。資金もないからなおさらです。何より、新党を結成しようにも、もはや手遅れ。鳩山邦夫氏や与謝野氏の後では、二番煎じ、三番煎じにもなりませんよ」
 そもそも離党しても、人望のない 舛添にはついてくる仲間がただのひとりもいないのが実態だという。かといって、自民党に残ったところで舛添総裁の線があるかどうかも怪しい。
 「自民党安倍福田麻生と3代続けて民意を無視して総理・総裁を選んできた。谷垣総裁が参院選に負けた責任で辞任するならともかく、昨年、みんなで選んだばかりなのに、もう降ろすというのでは世論の批判は避けられません。谷垣氏本人も選挙前に辞めるつもりはないでしょう」(有馬晴海氏=前出)。
 舛添は厚労相時代にもヤルヤル詐欺大臣なんて揶揄(やゆ)された。一度くらい言ったことを守って、ひとりで党から出て行ったらどうだ。
=======================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●『ドキュメント死刑囚』読了(1/2)

2009年12月15日 05時09分46秒 | Weblog

『ドキュメント死刑囚』、12月に読了。篠田博之著。ちくま新書。2008年8月刊。

 殺して何になる。平和の象徴どころか・・・。「・・・宮崎勤死刑囚に突然、刑が執行されたのだった。・・・大臣就任後、異常といってよいほどのペースで死刑を執行している鳩山邦夫法相の意向がなければ、こんなに早い執行はなかったはずだ。/・・・朝日新聞のコラムで死に神と皮肉られたことに怒り、・・・こう語ったという。「死刑囚にだって人権も人格もある」「(表現は)執行された人への侮辱でもある」/この人はいったい、自分がやっていることがわかっているのだろうか。死刑囚の人権や人格を究極に否定する行為が、死刑執行ではないか。/・・・こんな対症療法的なやり方が、本当に凶悪犯罪の防止につながるのだろうか」(pp.8-9)。
 小林薫被告について、「・・・恐らく彼は、家庭環境が違っていたら、あのような犯罪者にはならないですんだ人間ではないかと思う」(p.97)。これは3人に共通。特に宮崎死刑囚は「乖離家庭」だった模様。宅間守死刑囚の家庭にも問題があったようである。家庭と、倒錯した3人の心の闇。
 「「法で定められた〝控訴〟という手続きすら、一殺人犯の死刑判決を受けた身は非難の対象となり、してはいけない手続きなのか」/・・・弁護士宛ての手紙・・・文面には「なんで、あんな奴弁護するんや!」「死ね!」「金もうけやから弁護するんか!」・・・」(p.167)。無茶苦茶である。小林薫被告が「小学・中学と受けたいじめとなんら変わらない・・・」。

 宅間守死刑囚の悲惨な事件で、「・・・宅間の側に自分を投影して事件を受けとめた人がいるのを知って、私が驚き、認識を新たにしたのだった。/・・・弁護士に聞くと、・・・3割ぐらいは彼に共感を寄せたものもあったのだという。・・・/世間を恨み、復讐のためにあの残虐な犯罪を犯した宅間守に、自分を投影してみた人が少なからず日本社会に存在するというこの事実は、深刻に受けとめねばならない事柄だった」(p.177)。

 和歌山カレー事件の林眞須美被告(p.219)、「来年こそは、死刑執行のないことを願います」。安田好弘弁護士(p.223)。

 家族殺害に加担させられてしまった、北九州監禁殺人事件の緒方純子被告(p.224)。「・・・彼女を処刑することなど何の意味もないことを、最高裁は理解してほしい。/・・・鳩山法相の話などを聞いていて私が苛立つのは、その言葉に死刑という人間の生き死の決定に自分が関わることへの重たさが感じられないからだ」(p.229)。スイッチを人に押させて平気でいられる神経が理解できない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする