高倉の健さんと聞いて『網走番外地』をイメージする人は、相当の健さん好きだろう。
「俺はわらじをはくぜ。 北へ向かう」
なんて健さん風に言っても、恥ずかしくなるだけです(笑)
男、健さんは雪との相性が抜群なのだ。
どこがロケ地に合うかといったら、どうしたって雪国だろう。
間違っても南国ではない。
寡黙な男には雪が似合うのだ。
本作品は、女性の名前にスポットを当てた三幕から成っている。
第一幕は、健さん演じる、警察官三上の元妻の名前〈直子〉。
第二幕は、犯人の妹の名前〈すずこ〉。
そして第三幕は、三上が惚れた女の名前〈桐子〉である。
特に終幕は、前二幕の人物も登場させて、うまく繋がりをもたせている。
桐子役の倍賞千恵子。
寅さんの妹〈さくら〉のイメージが強いが、ここでは女のしたたかさを見事に演じていた。
彼女の店でふたりきり。
桐子が三上の胸にもたれかかる。
そこに絶妙のタイミングで流れる、八代亜紀の『舟唄』。
非常に効果的な場面であった。
別れと出会いの舞台である駅。
切なさと、一度決めた事を貫徹できなかった悔しさが入り混じった三上の表情に、涙した男たちも多いと思う。
「俺はわらじをはくぜ。 北へ向かう」
なんて健さん風に言っても、恥ずかしくなるだけです(笑)
男、健さんは雪との相性が抜群なのだ。
どこがロケ地に合うかといったら、どうしたって雪国だろう。
間違っても南国ではない。
寡黙な男には雪が似合うのだ。
本作品は、女性の名前にスポットを当てた三幕から成っている。
第一幕は、健さん演じる、警察官三上の元妻の名前〈直子〉。
第二幕は、犯人の妹の名前〈すずこ〉。
そして第三幕は、三上が惚れた女の名前〈桐子〉である。
特に終幕は、前二幕の人物も登場させて、うまく繋がりをもたせている。
桐子役の倍賞千恵子。
寅さんの妹〈さくら〉のイメージが強いが、ここでは女のしたたかさを見事に演じていた。
彼女の店でふたりきり。
桐子が三上の胸にもたれかかる。
そこに絶妙のタイミングで流れる、八代亜紀の『舟唄』。
非常に効果的な場面であった。
別れと出会いの舞台である駅。
切なさと、一度決めた事を貫徹できなかった悔しさが入り混じった三上の表情に、涙した男たちも多いと思う。