XT250 3y5と私・・・私と家族

昔、私の青春であったXT250そして子供たち
そして新たな家族に・・・スーパーカブ90のチビちゃんが来ました。

東行庵の梅

2014年03月07日 | いろんな所へ


小さな頃から梅の花が好きです。
今から五十年ぐらい前かな、大好きだった父方の祖母に連れられて毎月のごとく訪れていた奈良県天理市の天理教本部、祖母の妹さんが信者で山口県から毎月のごとくお参りのため上京してきていました。
彼女の息子さんが国鉄(現JR)のある大きな駅の駅長をしていた関係で無料で大移動できていたのでした(確か当時は社員本人ならず家族や親族も無料だったような・・・)

天理駅をおりて、天理商店街をぬけていくんです。
まだ小さかった私は手を引かれ歩きながら商店街の中場辺りで歩みをゆるめ、ある一軒の店兼自宅の小さな坪庭にこの季節、目を凝らします。
4才から8才まで毎年全ての季節12ヶ月を行きと帰りで24回歩いたこの商店街・・・
その坪庭で低い垣根からちょこんと顔を出していた白梅、4才の初めての出会いでした、小さい小さい梅の木でした写真もなにも残っていませんが間違いなく季節は2月~ 3月でしょうね。
私の成長と共にかの梅も成長してゆきました。

いつしか声をかけ始めて友人になっていたんです。
小学校3年の頃から付いて行かなくなりました、長じて二十歳のころに老齢の姉妹の手を引いて商店街を歩いたのが最後でした。
もう二度と会うことはないだろうと最後の別れを目でかわしました。



私の好きな垣根からちょこんとのぞいた梅じゃあないですが、やはり梅は梅
辛いとき苦しいときにいつも見守ってくれていた梅です、私はこれからも生ある限りいろんな場所でいろんな梅に声をかけていきますよ。
今回は心の洗濯でした。