九州夜間飛行いや夜間走行が面白かったのか、今夜も次男君が声をかけてきました。
長男次男そして私の我が家の男たちで今夜もナイトフィーバーです。
夜の街を駆け抜けます、遠くに「吉野家」が・・・
「夜明けまぎわの吉野家では化粧のはげかけたシティーガールとベイビーフェイスの狼たち・・・」
懐かしい歌が口をついて出てきました、1979年でしょうか私がまだ学生の頃の深夜バイクで町を疾走しながら歌っていました・・・確かオールナイトニッポンで流れてきたんだと思います。
心の琴線を刺激されてこの歌にほれ込んでしまい、なぜかわけもなく泣きたいけれど泣くことも出来ずに苛立ちと不安を抱え身もだえしながら走り回っていました。
当時21歳自分の人生がまだまったく見えず本当に「未来は霧の中」でした
不安、焦り、苛立ち・・・走ることと暴れることで押さえ込んでいました。
少しでも立ち止まり弱音を吐けば、ザーッと崩れ落ちる砂上の城、泣き出せば決して止まらないだろう人生の崩壊。ギシッと奥歯をかみ締めこぶしを握り締めて走っていました。
でも時の流れとは凄いものですあれからたった数十年、今くつろいで後部席に座って歌っている私がいます。
「街頭では学生たちが、マイクをもって声を上げる、決まりきったような政治の季節、どこかの店先に流行のメロディー歌は世につれ・・・」