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思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

直虎が竜宮小僧になる時三十七

2017-10-06 12:02:06 | おんな城主直虎

 

 

第38回 「井伊を共に去りぬ」 では、武田信玄と南渓和尚が酒を酌み交わしながら

 

戦のこと、来世のことを語り合っていましたが、

 

よかったです~

 

立場は違えど、共に戦国の世に生きる二人の言葉は深かった…

 

緊張感のない平成のおばさんにも、すこぶる印象的な場面となりました

 

 

今一度、振り返ってみたい

 

 

 

 

風林火山

 

 

 

 「風林火山 意味」の画像検索結果

 

 

疾きこと風の如く

 

徐かなること林の如く

 

侵掠すること火の如く

 

動かざること山の如し

 

 

 甲斐の戦国大名・武田信玄の軍旗にある有名な「風林火山」とは、


孫子の兵法書にある一節


第38回で、武田信玄が急病で亡くなりましたが、


その直前、南渓和尚は武田の陣を訪れていましたね

 

徳川の軍を追い払い、遠江へどんどん攻め進んで来ていた時でした

 

本人にしてみれば、今川も落ち、もう徳川も落とせると思った矢先だったかも


井伊谷も近藤に焼かれ、更に武田軍に焼き尽くされていました

 

 

 

 

南渓瑞聞の願いは、井伊の安堵でした

 

ひとつ間違えば、首も飛びかねないような中、

 

やはり僧侶という立場は、特別なのか

 

武士と言えども手出しは出来ない世だったのか

 

信玄はそんな和尚に、何か魅かれるものがあったのでしょうね


信玄の陣営で、酒を酌み交わしていました

 

 

 

『なまぐさ坊主がちょうどよい。 戦ごとは苦手…』 と和尚

 

二人のやり取りを見ていて、

あ~戦国乱世を渡って行く宿命なんて、つらいだろうなあ~

と思いました

 

人と人とが命を奪うことの愚かさを知りつつも、

 

生きる糧を得るために、他国を襲い奪い続けなければ生きられない

 

だから、戦に強くなることが何よりの生業

 

 和尚がそんな信玄に、

 

『来世は何になりたいとお思いか、朝な夕なに祈願して差し上げましょう』

 

 と問いかけると、

 

『お天道様がよいかのう、

 

あちこち睨みをきかせ雨、土を調略し、どこもここも恵まれた土地とする』

  

 

 

よく知られている信玄の辞世の句は 

 

大低還他肌骨好 不塗紅粉自風流


大ていは 地に任せて 肌骨好し 紅粉を塗らず 自ら風流

 

(大ていは他の肌骨の好きに還ろ 紅粉を塗らずしておのずから風流)

 

此の世は、世相に任せるものだ

その中で自分を見出して死んで行く

見せ掛けで生きるな

生きるのは本音で生きることが一番楽である

 

と、言っていた

 

そんな信玄も…

 

 

 

冥府よりお迎えに参りました…

 

 

と、寿桂尼様が…

 

 

 

信玄は本音で生きることが出来たのでしょうか… 

  

なまぐさ坊主と、甲斐の虎と、女戦国大名は、

 

あちらへ行って三人仲良くお酒を酌み交わしているのでしょうね…

 

 


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