今、ニュースで田口八重子さんの息子さんが、元死刑囚の金賢姫と会うのを見ました。
金賢姫は、ショートカットに変わったけれど、大韓航空機の爆破事件の頃と、ちっとも変わらない柔らかな雰囲気の美人でした。
顔を、合わせると、金賢姫は、もう涙でした。
息子さんに、『大きくなったね』と、声をかけていましたが、八重子さんの気持ちが、乗り移った様に、スッと出た言葉だろうと思いました。
息子さんも、母に会っているような気持ちになったのでは…、と思いました。
2人は、そっと抱き合いましたが、大げさでもなく、自然で、見ている私も、泣けました。
わずか、1歳で、母と引き裂かれた子。
政治的なことは、よく分かりませんが、自分の意志とは違うところで、国家の使命を果たさなければならなかった若い女性、どちらもが、被害者ではないでしょうか。
金賢姫の、『希望を持って』『生きていますよ』『こんな日がきっときますよ』と言う言葉は、他のたくさんの拉致被害者の皆さんにも、力強い、希望の湧く言葉だったと思います。
どうしたら、拉致された方々、早く戻って来れるのでしょうか!?
ジリジリとした気持ちになるばかりです。
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