kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

松尾芭蕉の生家を訪ねて

2012-07-05 11:22:23 | 俳句・和歌

五月雨を あつめて早し 最上川

 

夏草や 兵どもが 夢の跡

 

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

 

 

今回訪れた伊賀市上野は、松尾芭蕉生誕の地で

ここで、特にクローズアップされている俳句は、

上の三句でもなく…

 

古里や 臍のをに泣く としのくれ

(ふるさとや へそのおになく としのくれ)

 

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芭蕉の生家

 

芭蕉が幼少の頃から29歳までを過ごした家です。

三重県伊賀市上野赤坂町にあります。

安政の大震災(1854年)で被災後、改築されたものです。

 

家の外塀に沿って句碑がありました。

これは、芭蕉の真蹟を写して石碑に刻まれたものです。

 

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古里や 臍のをに泣く としのくれ

 

生家の奥庭には「釣月軒・ちょうげつけん」があり

芭蕉、初めての句集「貝おほひ」はここで執筆されました。

 

 

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釣月軒       

芭蕉は数々の旅に出ている間も、14回、ここ伊賀上野に

帰っています。

 

生家の中も見ることが出来ました。

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芭蕉の文机

 

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表の間から奥の庭、釣月軒まで続く長い土間には、

台所、お風呂、お手洗いなどがありました。

 

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やはり、芭蕉が植えてあります。

 

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折りしも、雨の降りしきる釣月軒の前の切り株に

でんでん虫が。

こんなに白いの、初めて見ました。

 

芭蕉が使いを送って来たのか?

はたまた、芭蕉の化身なのか?

 

写真を撮るのもはばかられるような、神々しさを

感じました。

 

ここで、一句…といきたいところですが

あまりにもおこがましいので。

 

あゝ、ここに芭蕉が暮らし、様々な事に心動かし

俳句を書いたんだなあ~としみじみしながら

生家をあとにしました。

 

ところで、私も息子達のへその緒を大切に保管していて

見せた事があるけれど、その時

 

『ナニコレ、キモチワリイ~!』 

 

って、言ってたなあ~。

 

芭蕉翁のおへそのごまでも煎じて飲ませたいわッ 

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