院長の気まぐれ日誌

仕事のこと、私生活のこと、気になることなど不定期に書いて行きたいと思っています^^

利他的と利己的

2024年04月30日 | 潜在意識シリーズ
毎日、治療哲学で学んでいるシュタイナー哲学は、シュタイナー教育としても、世界的に有名で教育機関でも博士の思想が影響しています。

また、純粋に哲学を学ぶ方や、シュタイナーの予言などに興味がある方などにも親しまれています。

私の場合は、仕事や私生活の中で潜在意識の探究に役立っています。

シュタイナー哲学やヒルティ哲学は、キリスト教学の思想なので、そればかり学んでいると自分の思考が片寄る(片寄らない人もいる)ので、人の道としての儒教哲学や、内省を深めるために仏教哲学を学んでいます。

どれも、正しい真理の探究が基本です。

これらの3哲学を同時に学んで行くと、自分に不都合な事態が起きたとしても、あまりこころ(潜在意識)が揺れなくなります。

利他的と利己的の違いは、自分の利益を除外して人に親切にする利他と、自分の利益を最優先に思う利己。

私は、長い間、真理を学習していながら利己的な人生を送ってきました。

時には、利他的な行動もありましたが、利己的に生きてきた方が遥かに多い。

瞑想中、自分の過去を振り返り、反省が進むにつれ、利己的な映像を多く見せられました。

自分が正しいと思っていた事にも、数多くの偽善がありました。

反省は、真理の基準でおこなわないと心(潜在意識)の反省はできません。

仏教に、「七仏通戒偈(しちぶつ つうかいげ)」という教えがあります。

「諸悪莫作(しょあくまくさ)、衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)、自浄其意(じじょうごい)、是諸仏教(ぜしょぶきょう)(あらゆる悪をなさず、もろもろの善を実行し、みずからその心を清らかにすること。これこそ諸仏の教えである)」という漢詩があります。

最初の「あらゆる悪をなさず」の「悪」は、道徳の善悪より、もっとすぐれる真理の善悪です。

日常的に思っていることや、無意識に思うことが悪に通じることが多いと思います。

無意識に、人の言葉でイラッとしたり、意識的に不安や心配をすると善から離れます。

そのあとに、「もろもろの善を実行し、みずからその心を清らかにすること」とありますから、悪しき習慣を直し、感謝に生きなさいということだと解釈しています。

そんなことで、利己的から利他的に自分をつくり創り変えるには、感謝も大切ですが、反省はもっと大切だと感じます。



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