堰の上流部では夏の渇水期に水が滞留し、水温の高い表層と低い底層に分離するため、上流から流れてくる酸素を含んだ新しい水が表層にとどまり、底層の水中では溶存酸素量が下がる。
溶存酸素量が低いと底を泳ぐ魚やカニ、貝類などの底生生物は呼吸ができなくなる。
堰の管理所は溶存酸素量が基準値「1㍑当り6ミリグラム」未満になると、ゲートの一部を川底から70~80cm引き上げ、ゲート下から水を一気に流すフラッシュ操作で水をかくはんする操作を2000年から昨年まで4月~9月に年平均約40回実施された。
2011年から行われるフラッシュ操作の倍増で、堰上流部の溶存酸素量の改善に効果的な放流方法も検証するそうです。
中日新聞2010.12.19より
直ぐにとはいかないと思いますが、河口堰運用される前(1995年以前)に近い長良川に戻る事を期待したいです。
溶存酸素とは
水中に溶解している分子上の酸素。略記DO その量は、水質汚濁を示す尺度の一つで、ふつう清浄な河川では7~10ppmである。空気中から溶け込むほか、水中植物の光合成によって供給され、水中生物の呼吸や有機物の存在によって消費される。
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