ウロコインコ次郎と生活と。

イラストレーター野田節美の徒然日記。
たまに、仕事も載っけております!!!

スズメバチ、熱殺。

2022-11-22 08:47:18 | Weblog
熱殺。

ご存知だろうか。

ニホンミツバチが大きいスズメバチを熱殺するのだ。

見てみよう。

ニホンミツバチがスズメバチに対抗するときは、針で刺すのではなく「熱」で対抗します。
ニホンミツバチはおよそ49度まで耐えられるのに対して、スズメバチが耐えられるのはおよそ45度までです。
この差を利用して、ミツバチが耐えられるぎりぎりの46度から48度ほどの高温を作って、スズメバチを蒸します。
夏場の気温と比べても10度以上高いこの高温を作り出すために、ニホンミツバチは蜂球でスズメバチを取り囲みます。
取り囲んだうえで羽根を震わせ、摩擦熱で蜂球の中を高温状態にするのです。60分もするとスズメバチは死んでしまいます。

これが熱殺だ!
先日「ダーウィンが来た」でやっていて、
「見て!スズメバチを小さなあの子たちが!!!熱殺って!」
と叫んだら、
「知ってるよ」
とツンが言い放った。
「初めて聞いたっちゅうの!」

そして昨夜、「今日のハチミツ、あしたの私」寺地はるな を読んでいると、
「あぁっ!熱殺が出た!!!」と言ったら、
「常識だからね」とツンに言われた。

まさか2日に渡り、私の身に「熱殺」が絡んでくるとは思わなかったよ。

熱殺に参加したミツバチは余命が短縮するも、
次回にまた機会があった時は「経験者」として率先して熱殺に参加するという。
ヒーローじゃないか!!!自分の命も顧みず!!
あの子たちは、一生でスプーン1杯のハチミツを作る、と。
ひと匙のハチミツ。
あんな小さいミツバチが一生懸命花を巡って作ったハチミツは、
大切に頂かなきゃね。

しかし、学校というものは、本当にたくさんの事を教えてくれるんだなぁ。
私の学生の時は教えてくれてたのかしら。
教えを右から左へ流しちゃってたのかな。か〜っ!勿体無いことした!