袴地蔵様。

写真は、オカンに大きなズボンをはかされた豆地蔵。

最近、朝晩はめっきり涼しくなって。
今年の夏は、あったようなないような
あっという間に過ぎ去った夏休みのようで。

９月１日は１ヵ月検診！
まさに始業式。
この検診が滞りなく済めば６日には杉並に帰るのだ！
このデブった地蔵は何グラムになっているのだろうか。
抱くたびに「重い…そして二重顎。」と
でかくなっている地蔵を実感。
始終動いている地蔵。
昨日は沐浴のベビーバスで背中を洗っているときに立ち上がった。
２本の足をピン！と伸ばし立っている。
もちろん私が体を支えているが、
いかんせん土踏まずのまだない地蔵は
着地点がうまく取れずグラグラ。
「立っちゃダメ！まだ立つな！」と
我が子の成長を無いことにした。
産まれたての子馬ならいざしらず
まだ寝たきりでよし！
本当に落ち着きのない地蔵…。

大量。

午前３時に、この世の物とは思えない量のウンコをした豆地蔵。
体積からいって体重の１割はウンコで出したはず。
あまりの量に、ゆるゆるウンチポケットが自慢のムーニーちゃんも限界らしく
サイドギャザーに関止められて
ウンチもれをかろうじてキャッチしていた。
したあとの地蔵のお腹は、痩せ細っていたよ…。

最近、顔が２まわり大きくなった豆地蔵。
ありがたみは増したが、いかんせんブサイクだ。
昨夜、地蔵の顔の輪郭を手で覆ってみた。
中のパーツ、ぎりきりに。
…かわいい。かわいいやないの。
こうであってほしい。
そっと輪郭を覆った手をはずしてみたら
不細工な地蔵があらわれたのであった。

地蔵めぇ！

夏生まれの子は、アセモにならぬように気を付けねば！と、
朝は体を拭いてやり、
オムツ替えの時は優しく拭き乾かしてやる。
そのかいあってかアセモゼロで。
しかし、とんだ落し穴が！
わしが、わしの首にアセモができてまんねん！
乳をあげる時、うつむいて顔を見ながらあげてたら、
首が汗だくになり、その汗のしたたり具合がかゆく、
ぼりぼりかいていたら、アセモに！
というか、気付いたら首の皮膚が紙みたいにカッサカサにぃ！
こげな皮膚、見たことなかとよ！
…悲しい。カユイ。
アセモクリームを塗る毎日。

最近の豆地蔵は、
抱け！抱け！そして立って歩け！そして背中をポンポンしろ！
と、賽銭10円をあげるぐらいじゃ納まらぬ地蔵。
どんどん重くなっていく地蔵は腰にくるねん。
そんな地蔵の楽しみは乳首遊びだ。
ブーブージュバッ！と音をたてながら乳首を出したり含んだり…。
そのジュバッ！の音が思いの外大きな音で
ビックーン！と驚く地蔵。…アホか。
乳を手で何度もたたいたり。
かわいそう…乳首。乳首虐待。地蔵が虐待。
「ひどい！何すんねん！」とこえを荒げる私。
気にせず口から乳を溢れださせながら続ける地蔵。

豆地蔵…。今、ブサイクです。

シッコ。

昨日、昼間に良く寝るなと懸念していたが、
案の定、夜中もずっとグズグズぎゃあぎゃあと泣き、
最初は優しくあやしていた私だが、
しまいには「ちっ！」と、自然に舌打ちが出てきた。
オムツを見ると、ほんの少しだけチョンとウンコが付いていたので
まだいいな、と思い、ティッシュで拭き
「これでよし！オムツ１枚無駄にしなかったぜ！」と
夜中、自分の「モッタイナイ精神」に悦に入っていた。
が！目の前の下半身あからさまな豆が、
そこにシッコをしやがった。
そこに花が咲いているのでお水をやりましょう～のごとく
シャーっとね。
そして私の「モッタイナイ」が「ナニスンネン！」に変わったのだった。

今朝はゲボッと口と鼻から乳を吐いた。
吐き戻し防止枕を買ってきてあげよっと。

乳味。

今朝は涼しい名古屋です。

ところで、乳の左右に味の違いはあるのだろうか。
豆太郎である。あやつは左派なのである。
右の飲みっプリの悪さときたら、自分の乳ながら気の毒になってくる。
左乳のがっつきが疎ましくなるぐらいで。
「味が違うんか！？不味いんか！？」と言いながら、
豆の口に右乳首をねじ込む！
豆は口をおちょぼにし抵抗する！
「なんでや！なんで右を嫌うんや！」
適当にチュパチュパやって切り上げる豆。
そして左に移動した途端、
砂漠が水を吸い込むように
ジュコージュコーと猛烈な勢いで飲む豆。
…なんやの。右乳が悲しみで張るやないの。
左を飲みおわった後の地蔵のような達観顔の豆。
ポタリポタリと涙のように乳が滴れている右乳。
私が、私が乳母なら、右乳を乳が飲めない子に含ませてやるのに…。
豆の偏食のために、搾乳し、捨てられる右乳。
左だけでは少ない？と思うが、
あいつは地獄の底まで飲み尽くす勢いで、
しばらくするとゲボッと吐く。
吐くまで飲む！という、若手芸人のような飲み方だ。

めっきりデブって重くなった豆子…。
ほっぺもボッチャリし、顎も二重顎に、腹もデップリ。
産まれた時は、小さく、はかなく、
見た人からは、「ちっちゃ～い！」と言われたもんだが…。
日々大きくなっており、
今じゃ、ベビーバスが小さくなってしまっている。
この勢いだと大林素子だな。

乳量。

先程、泣き喚きながらきばってウンコをした豆子。
真っ赤な顔で、口をおちょぼにしてひたすらきばる豆太郎。
見ていて不憫になってくる。
そのかいあってか、オムツを開くとウンコまみれに。
一仕事終えた豆子は肩で息をし、
仕事帰りの行きつけの居酒屋に行くように
私の胸の扉を開き、「ママ、もうやってる？」
「あぁ、豆さん！いつものね！」
と、人肌に温められた乳を飲むのである。
ゴクゴクと喉をならしながら。

今朝は口からも鼻からも乳を吐いた豆。
あきらかに飲みすぎであろう。
乳が張るから右も左も飲んでもらおうとしてると
豆も必死に飲む。
お互い引き際がわからず与え、飲む。
で、ゲボッと吐く。
右左４分ずつくらいがいいのだろうか…。

豆の後ろ姿。

こぶさたしちゃった。
毎日があっというまにすぎていく…。
昨日は退院後１週間の豆っ子の体重測定に病院へ。
おかげさまで乳のみで500グラム増え、一安心。
毎日お風呂に入れる時、
左手だけで支えて
「重い…私の産後の体力も落ち込んでいる」と、日々思っていたが、
忍術の稽古のように毎日少しずつ重さが増えていたのであった。
「はっ！何時の間に！？
師範！身の丈を軽く飛び越えられるようになりました！」 と。

毎日３時間毎にあげる乳。
じりじりとその間に乳が作られていく。
乳工場。我は乳工場。３時間毎に出荷。
ところで牛はなんで乳が出るのか。
いつも赤子がいるのか？
みんな出産したばっかな牛達なのか？
自分が乳を出してみて初めて感じた
牛乳の疑問…。

寝ろよ…。

夜、さ…。
昨夜の豆子は夜中に目をパッチリ開けちゃってさ…。
乳だー！と泣き、シッコしたー！と泣き、
ウンコしちゃったー！と泣き…。
あげく退屈なのか我が乳首を下唇で右に左に転がし遊ぶ…。
12時すぎから３時すぎまでそんな調子でさ…。
最後はソファーで乳を吸いながら、疲れて腕の中で寝ました。
…昼夜逆転になっているのか？
…寝不足なのねーん。
今、横でスヤスヤと寝ている豆子の耳元で
「今、寝るなよ。夜は寝るもんなんだよ。ブツブツ…」と文句を言ってみたり。

赤子は泣いてウンコやシッコをします。
泣きながら力んでいるのを見ていると、
「陣痛のようだ」と忘れかけていた
あの痛み、産みの苦しみを思い出されます。
陣痛に苦しむ豆子を見ると
ヒッヒッフーと声をかけてあげたくなります。
女は産まれた時から産みの苦しみを擦り込まされるのですな。

おっさん。

昨日退院してきてまだリズムがつかめてないのです。

豆子も「クセ」みたいなものが出来初め、
仰向けで寝かせても、すぐ横向きで寝、
オムツの横からオシッコをもらします。
あとは、手をすぐ顔に持っていき、
顔を掴みむしる。
「あたいなんて！あたいなんて！」と見ていて不憫になっちゃう。
あとは寝ながらのブタ鼻。
ブヒッ！と「おっさん！？」と振り向くような鼻を鳴らす。
女の子なのに…。
これからもっと、おっさん臭くなっていくのね。

あぁ、今日も夜中に起こされるぅ～♪
小さいおっさんにぃ～♪

快適よ、さようなら。

明日は退院です。
明日の名古屋の最高気温は36度です…。
怖いよぅ。私も怖いが豆子も怖かろう。
入院したのは夜中だから風もあって涼しかったあの日。
もう思い出に…。
一緒の日に産んだ人はまだ退院できないと。
…うらやましい。
私もできることなら１ヵ月ほど避暑地的に入院していたい。
夜中にボタンを押せば来てくれる看護婦さん。
シャワーを浴びる時は預かってくれたり、
豆子をお風呂に入れてくれたり…。
快適な入院生活だったよ。
さよなら、快適…。
こんにちは、猛暑…。

あぁ、先が思いやられますわ。
ともかく明日退院しまっす！