パリ蚤の市便り-1668／デザイン椅子各種を扱う業者さん01

近所の蚤の市の”デザイン椅子各種を扱う業者さん”のお店には、大変興味深いモノが色々取り揃えられておりました。一個一個詳しく確認したわけではないのですが、年代もスタイルもカラーも異なる、個性的な椅子が集まって作り出された独特な雰囲気に、しばし圧倒されました。平日、あちこちから払い下げ商品を安く買い取って来て、こうして週末には蚤の市に出展して、同業者や一般向けに儲けが出るように販売をする。シンプルな仕組みですが、商売の基本を見て取ることが出来ます。自分も半分足を突っ込んでいる状態ですが、なかなか思うようには事が運んでおりません。皆さんは、蚤の市の業者さん、どのように思われますか？個人的には、フランス経済は順調とは言えず大変な中、皆さん頑張っていらっしゃるなぁといつも感心させられます。

パリの古道具屋にて-56／デザインシェル型椅子白樹脂赤クッション鏡面丸ベース01

こちらも、近所の古道具屋さんで見付けた、サーリネンチューリップチェアに似たカタチの”デザインシェル型椅子白樹脂赤クッション鏡面丸ベース”は、二脚揃って売られておりました。お尻と背中にピッタリフィットしそうな、白樹脂製シェル型のフォルムが座り心地も良さそうです。鮮やかな赤い合皮に包まれた専用クッションも付属しており、白シェルとのカラーコントラストも美しいです。鏡面仕上げの円形ベースは、お洒落で格好良い印象です。支柱フレームには、座り心地を向上させるための、座面高を調節出来るアジャスター機能かサスペンション機能が内蔵されているようです。お値段はセットで400€近くでした。皆さんは、名作椅子とはまた違った趣のこんなシェル型椅子、普段使いの椅子の一つとして如何がですか？個人的には、気兼ねなく使うことが出来そうなので良さそうだと思いました。

パリの古道具屋にて-55／デザインシェル型椅子革張り01

使い込まれた革の表情が、何とも言えず良い表情を醸し出している”デザインシェル型椅子革張り”は、行けば必ず何か面白いモノに出逢える近所の古道具屋で見付けたモノです。肘掛けも兼ねた包み込むようなシェル型のフォルムが、うっとりするぐらい美しいです。二色使いの表の張り地に、裏地としてもう一色異なる色目を加えた、革のカラーハーモニーがお見事です。クッションも利いており、上質な革の素材感も合わせて、座り心地も良さそうです。ベースは、クロームメッキ仕上げのシンプルな円形が採用されております。比較的新しいモノなのか、保存状態も綺麗です。お値段は200€近くでした。皆さんは、見映えも素材感も座り心地も良いこんなシェル型椅子、ご自宅の椅子の一つとして如何がですか？個人的には、勉強不足でデザイナー名や製造年代は詳しくわかりませんが、ドキドキする程格好良い椅子なのでしばし見惚れてしまいました。

パリの古道具屋にて-54／アトリエ低座面椅子木座面背当て黒スチールフレーム01

久しぶりに訪れた、近所の古道具屋で見付けた”アトリエ低座面椅子木座面背当て黒スチールフレーム”は、このタイプの椅子としては初めて出逢った低座面タイプでした。低い姿勢での作業用専門の椅子のようです。回転機能も付いているので、使い勝手も良さそうです。既製品として存在しているモノなのか、フレームを加工してアレンジされたものなのか、勉強不足ではっきりとしたことはわかりませんが、今まで見たことが無かったモノので、かなり新鮮な印象を受けました。フレームに高さが無いせいなのか、座面も大きめに作られているようにも感じられました。お値段は100€近くでした。皆さんは、物珍しいこんな低座面アトリエ椅子、コレクション用に如何ですか？個人的には、キャスターを施して座ったまま移動可能になれば、作業用としてはかなり素晴らしい椅子になるのではないかと思いました。

パリ蚤の市便り-1667／デザイン低座面椅子茶生地クッションスチールフレーム01

同じデザインなのに微妙なサイズの違いが見受けられる”デザイン低座面椅子茶生地クッションスチールフレーム”は、オーダーメイドされたモノなのか気になります。向かって左側は一般的な一人掛けサイズですが、向かって右側は二人掛けサイズには物足りず、一人掛け用には余裕があり過ぎる横幅は、どのように導き出された寸法なのでしょうか。落ち着いた色目のシンプルなデザインですが、ボテッとしたクッションの利いた座面と背当てに愛嬌があり、座り心地も良さそうです。フレームは、クロームメッキ仕上げのスチールパイプ製で、スッキリとした印象です。お値段はセットで200€超えでした。皆さんは、二脚のサイズ設定に特徴があるこんな低座面椅子、どのように思われますか？個人的には、細身と太めのカップル向けの椅子セットとしては良いのではないかと思いました。