1-0で勝利。
アビスパ福岡に、シーズンダブル!
すばらしい。
それもこれも、新潟の各選手が、暑さに負けずに集中を欠くことなく、気合の入ったプレーを見せてくれたから。
まずは、長谷川巧。
先制得点のシーンから。
前半19分、ペナルティエリア左で長倉が粘り強くボールをキープ。
こぼれたボールを島田が拾って、左サイドの相手陣深くから低いクロスを送る。
すると、猛然とゴール前に走り込んだ長谷川がDFと競り合いながら、ゴールに蹴り込んだ。
…と見えたが、後でこれは相手DFによるオウンゴールと訂正された。
だが、松橋監督が試合後のインタビューで、「あれは長谷川巧のゴールだと思っています」と言っていたけれど、同感!
巧がすごい勢いで走り込んで相手と競り合わなければ、ゴールは生まれなかった。
その気合が、得点につながったのだ。
長谷川巧の右ウイング、迫力出てきたね。
そして、この試合で、誰もが目を奪われたのが、この夏J2群馬から新加入の長倉だった。
トップ下で起用されると、この先制点のシーンだけでなく、他のチャンスクリエイトやシュートシーンも多く生み出した。
そして、攻守の切り替えが早く、守備でも足を止めずにしっかり仕事を果たしていた。
足を止めないといえば、90分試合に出続けたにもかかわらず、試合終了間際でも相手GKにプレッシャーをかけに走って行きもしていた。
その熱いプレーぶりに、すっかり魅せられてしまった。
あのサッカー解説者の平畠さんが、先日「長倉、こんなもんじゃないよ」と言っていたのが分かる気がした。
なんてすばらしい選手を補強したのだろう。
1年少し前まで東京の社会人チームにいたとは思えない。
引き上げてくれた群馬に感謝。
伊藤涼太郎もすばらしかったが、長倉には別の魅力と才能を見ることができる。
試合後のインタビューでは、ゴールを決めたわけでもなかったということで不満そうな顔をしていた。
これからのさらなる活躍が楽しみだ。
守りでは、鬼気迫る活躍をしていたのが、9試合ぶりにスタメン出場した舞行龍。
センターバックで、何度ピンチをはね返してくれたことか。
相手陣内深くまでボールを運ぶシーンもあり、勝利への渇望が見て取れた。
ほかにも、藤原奏哉の右サイドは相手に進入を許さなかったし、左の新井も最後は疲労で動きが鈍くなり堀米と交代したけれど、迫力を感じた。
そして最後は、なによりGK小島。
決定的なシュートを打たれても、見事に防ぎ、クリーンシートで勝利に貢献した。
名前を挙げた選手たちだけではなく、チーム全体で勝った試合だと思った。
試合の終盤、一気に3人を交代しても、攻守ともに力が変わらないのは信頼できるから。
この試合まで公式戦7試合無敗で、リーグ戦5連勝だった福岡を負かしたのは、なによりのチーム力の表れだと思う。
遠い福岡まで駆けつけた新潟サポも500人いたという。
すばらしい。
応援の皆さんも、猛暑の中たいへんお疲れさまでした。
次もアウェイで鹿島戦だが、1週間後どんな試合を見せてくれるか、楽しみだ。
Visca Albirex!!