ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

子どもの夏の景色が浮かんでくる歌 ~「夏の空」(BUZZ)

2021-08-16 21:49:35 | うた
夏になると、子どもの頃はよく遊んだなあと思う。
そんな子どもの夏の景色が浮かんでくる歌がある。
「ケンとメリー」のBUZZ(バズ)が、40数年前に出した「夏の空」という歌だ。

この歌は、「BUZZ」の2枚目のシングル「朝」のB面の曲だった。


ファーストアルバムにも入っている。


躍動感に満ちたイントロから、ごきげんな感じで歌は始まる。


パセリのようなむこうの森へ
かけっこしたけど ころんで負けた

森がパセリに見える。
いかにも子どものような見え方。
この歌の始まりから、引き付けられる。
そして、かけっこ。
子どもは、すぐに走って競走しようとする。

泣きべそ涙でさかさの空を
雲もいじわるく追い抜いて行く


転んで泣くのも、子ども。
しかも、見上げた空の雲は動いている。
その動きを、意地悪く追い抜かれたように感じるのは、主観的な考え方をする子ども心ならではだ。

小さい心にどこまでも あおく続くよ夏の空.
大きくなってももどっておいでと
抱きしめてくれた夏の空


とうもろこしの髪の毛と
風のむこうを誰かがゆくよ


とうもろこしの「髪の毛」。
あの部分を「髪の毛」と表現できるのも、純粋な子どもが見たままに表現したような感じ。
髪の毛は、正式名称ではないけど、そう言うと、誰もが想像できる。

1、2の3でみんなが呼ぶと
知らない誰か手を振っていた


1人が呼んでも声が届かないから、みんなで声を合わせて大きな声で呼びかける。
この行動をとるのも、いかにも子どもたちだ。
そして、互いに手を振って、自分をわかってもらおうとする。

小さい心にどこまでも あおく続くよ夏の空.
大きくなってももどっておいでと
抱きしめてくれた夏の空



もうこの歌が、50年近くも前の歌になってしまっているというのが信じられない。
今でも、新鮮な夏が感じられる。
聴くたびに、子どものように心がウキウキしてくるのである。



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