ご近所さんから、山菜とともに、この花をもらった。
山菜といっしょにもらったとはいえ、山菜は自分で撮ってきたものだが、花の方は、山で採取してきたわけではないとのこと。
なんでも、栽培好きな知人から2ポットもらったのだという。
「2つもらったから、1つもらってちょうだい。」
と言うので、せっかくだからいただくことにした。
もう咲き始めている花もあるが、これからたくさん咲きそうだ。
咲いている花を近くで見てみると、ピンクで小さく可愛らしい花だ。
この名前は、「イワチドリ」だと聞いた。
なるほど、その花は鳥の形に見える。
それで「チドリ」なのだろうし、「イワ」がついているから、岩場とか崖のような斜面で見られるものなのだろうな、と推測した。
私は、山野草の花を見るのは好きだけれど、育てるのはうまくない。
もらっても、せいぜい何年かしかもたず、枯らしてしまうことが多いのだ。
世話下手な自分だけど、枯らさないように育てたいものだ。
イワチドリについてや、その栽培の仕方についてなど、調べてみなくては。
イワチドリは本州中部地方以西と四国に分布し、渓谷の湿った岩場の比較的低い位置の岩の割れ目などに多く見られる。
そうか。本州中部地方以西と四国ですか。
じゃあ、九州にはないということですね。
そして、中部地方以西というと、新潟県も中部地方に入るといえば入るのだけど、当地の緯度は東北地方といってもいいほどである。
だから、自然ではなかなか見ない類の山野草なのだな。
ご近所さんは、これをもらったと言っていたけど、下さった方は、きっと上手に栽培して増やしたのだろうな、と思う。
鉢植えとしては丈夫で育てやすい部類ですが、株が小さすぎて、庭植えは一般的ではありません。最近では園芸的育種が盛んになり、さまざまな色や形の花が流通するようになりました。同じ小型野生ランのウチョウランと並び、高い人気を集めています。
世話下手な私だから、「鉢植えとしては丈夫で育てやすい部類」といわれても、ちゃんと育てるのはなかなか難しいかもしれない。
せっかくいただいたのだから、今年だけでなく来年もきれいなイワウチワの花が咲かせられるように、今から気張って育てていくことにしよう。