ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

有利になりながら痛い引き分け ~アウェイ長崎戦~

2021-10-16 18:20:46 | アルビレックス新潟
MF本間至恩が右太もも裏の肉離れで全治6週間。
MFロメロ・フランクも筋肉系のけがで離脱。
「(2人とも)素早く回復できれば今季中の復帰も可能だが、遅いと難しい」
と監督は話している。
おまけに、DF千葉が警告累積で欠場。

主力3人が出られないという中で、重要な一戦だった。
サッカーJ2リーグ第34節、3位ヴィファーレン長崎対4位アルビレックス新潟は、勝ち点差1での対戦だった。
上位の磐田・京都とは勝ち点差で10~12の差がある。
J1昇格を目指すために長崎にとっても新潟にとっても、追うには勝ち点3が必要で、負けられない一戦だった。

試合開始から、予想されたように新潟がボールを支配する場面が多かった。
そして、先制ゴールも見事なワンタッチパスの連続から。
左から、田上→島田→堀米→島田と、テンポよく回ったボールは、島田からゴール前へ。
相手DFがさわったが、こぼれたボールをFW鈴木が見事に右足で決めて、先制!
今日は、行ける!
そう思った。

前半34分には、ゴール前で鈴木がチャンスをつかみかけたとき、相手DFが危険なプレーで鈴木を蹴り、一発レッドで退場。
新潟がますます有利になったように見えた。

だが、好事魔多し、という。
前半40分、それまでよい動きを見せていた三戸が脚に相手の膝が入り、倒れたまま起き上がれなくなった。
やむなく、星と交代。
ここで攻撃のテンポを失ってしまったように思う。

後半は、リードしているときの悪い癖(?)で、まったりとした入り方。
10人しかいなくなった長崎が、一人一人の動きの量を高め、必死でボールを追っているのに比べて、多いはずの新潟の選手たちの動きが緩慢に見える。
不用意なパスミスやボールロストやファウルが見える。
早く給水タイムにならないかな、と思っていた。
すると、悪い予感は当たるもので、案の定、相手のコーナーキックから、同点ヘッドを食らってしまった。

その後も、新潟は、ボールはつないではいるものの、前への鋭い攻めはすっかり影を潜めてしまった。
チャンスはつくろうとするものの、前半のようなテンポのよさが見えない。
相手は一人少ないはずだが、ボールを失うのは、新潟の方が多かった。
アディショナルタイムの93分には、セットプレー崩れから攻め入られたが、強力なヘッドも強いキックも、阿部が2回連続してシュートを防いだので、完全に「潟る」ところまではいかなかった。
阿部は、後半早々に左足を痛めて一度は「×」を出され、交代かと思われた場面もあった。
その阿部が、交代せずにプレーを続け、最終的に負けるのを防ぐスーパープレーを見せてくれた。


結局、1-1の引き分け。


どちらのチームにとっても、上位を追撃するには痛い引き分けとなった。
長崎としてもれば、10人でも、追いついて引き分けを得たのはよかっただろう。
新潟は、有利な立場に立ちながら、後半のまったりした入りから、攻撃のテンポを上げられなくなってしまった。
追加点を取って勝利することにつなげられず、痛い結果となった。
やっぱり決定力不足が課題となってしまった。

勝ち切れなかったことは非常に悔しい。
だが、本間、ロメロ、千葉を欠いても、よい場面はあった。
攻撃の、ワンタッチプレーの連続で得点した場面。
守備の阿部が防ぎまくった場面。
そのよい姿を、勝利につなげられるようであってほしい。

今日の激しい試合で、何人も傷んでいた。
次節までに回復してくれることを祈る。
もう、昇格とは関係なく、残り8試合、心から応援し続けたい。

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コメント
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