ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

自分の思いを実現しようという選手の思いが、勝利を呼び込む ~アウェイ東京ヴェルディ戦~

2021-09-19 21:54:29 | アルビレックス新潟


やっぱり、サッカーの試合に飢えている選手は、楽しみ方が違うなあと思ったよ。

サッカーJ2リーグ第30節、東京ヴェルディ対アルビレックス新潟。
新潟のアルベル監督は、今日の試合の先発メンバーを、大きく動かしてきた。
CBに千葉を戻し、早川を右のサイドバックに起用。
開幕以来先発メンバーだった藤原をベンチに置いた。
ボランチには、高と島田。
福田を控えに回した。
攻撃の右には、7月以来久しぶりに三戸を起用。
左は本間至恩ではなく、ロメロフランク。
練習から好調な選手を使う、ということかな。

今日は、久々に出場した三戸ちゃんが、すごくよかった。
「ボクは、試合に出たかった」
「ボクは、シュートを決めたかった」
という、サッカー少年の思いが、プレーからビシビシと伝わってきた。

それが、新潟の攻撃を活性化させた。
前半、最も多くシュートを放ったのは、新潟の三戸だった。
5本も打っていた。
そのうちの1本が、先制ゴールとなった。
14分、利き足ではない左足から放ったシュートは、相手DFの脚に当たって、ゴールに吸い込まれた。
とにかくよく動き回ってボールに関わっていた。
だから、52分に生まれた2点目の起点も、三戸のドリブルから生まれたものだった。
高木に渡して、そこからゴール前に走り込んだロメロにラストパス。
それで2点目。

結局、三戸のような、
「サッカーしたい」
「サッカーは楽しい」
「ゴールを決めたい」
という純粋な思いでプレーすることが大事なのではないかなあ。

90分の新潟の3点目を見ていたら、その思いはさらに強くなった。
最近出場時間が少なくなっていたFW鈴木孝司が、後半開始から出場してがんばってボールを追っていたら、相手GKがDFにパスミス。
DFではなく、敵である鈴木にボールを送る形になった。
そのボールを、鈴木は、大切に大切にドリブルしながら、相手ゴールに収めた。
勝利を決定づける得点で、3-1。
これも、「試合に出たかった」「FWとして、ゴールを決めて勝利に貢献したかった」鈴木が、しつこくボールを追ったからこそ生まれた得点だった。

私たちは、こんなふうに、試合に出たら自分の思いを実現しようとプレーする選手たちの姿を見たいのだ。
今日の試合は、三戸や鈴木をはじめ、そんな姿を見ることができ、しかも勝つことができた。
そういう試合を、たくさん見たいと思う。

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