ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

まずは一歩の行動力~「定年デジタル」(吉越浩一郎;ワニブックスPLUS新書)を読んで~

2018-12-28 22:02:57 | 読む

書店で新書のコーナーを見ていたら、目に留まったものがあった。
「定年デジタル」(吉越浩一郎;ワニブックスPLUS新書)がそれだ。

題名の前に「リタイアライフが10倍楽しくなる」と書いてある。
退職後の人生について、どう生きるか、ということについて書いてある。
さっそく購入して、読みやすかったので一気読み。

著者は、フランス人の奥さんを妻に持つ。
フランス人等は、リタイアした後の人生を楽しみにしているが、日本人は仕事だけをがんばってやり続け、やめてから何をするかを考えられていない人が多いという話をまず出していた。
そして、リタイア後の人生で、最も大切なものは、夫婦をはじめとする様々な人とのコミュニケーションであると主張している。
そのうえで、スマホやSNSを使うことが、非常に便利でコミュニケーションツールのひとつであるから、とデジタルライフを勧めている。
苦手意識をもたずに、まずは積極的に動いてみようと、いうことだった。

あまり詳しい話は展開していないが、初心者的な方々でも取り組みやすいように話を進めている。

読みやすいので一気に読んでしまった。
著者自身が社長経験があり、家族との時間をもてるように勤務のあり方を変えたり時間のもち方を工夫したりしていたということに、自分の時間を大切に生きてきたということが分かった。
よくPDCAというが、日本人は、ACTIONのAではなくあきらめのAとなってしまうことが多い。
だから、まず一歩の行動が大切だということが、この本から最も学んだことだった。
様々なアプリの紹介も、一歩踏み出しやすくなるために書いてあった、という印象だ。

理由をつけて前に歩を進めることをためらうよりも、まずは一歩踏み出すことが人生を豊かにすることにつながる。
この学びをこれからに生かしていきたいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする