ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

J1最終節に、今年もドラマチックな結末が…

2018-12-01 22:38:56 | スポーツ
サッカーJ1リーグ最終節。
関心は、J2とのプレーオフを戦う16位にどのチームがなってしまうか、ということ。
数日前に、以下のようなことを書いた。
まさか、それが現実になるとは…。

次節には名古屋対湘南の一戦が組まれている。
つまり負けた方が、必ずプレーオフの戦いを強いられるということである。

しかし、仮に両チームが引き分けた場合、鳥栖が鹿島に負ければ、名古屋・湘南両チームの残留が決まる。
また、鳥栖も引き分けた場合、横浜や磐田までが勝ち点で並ぶ恐れがある。
横浜は、得失点差が小さいので、その場合でも大丈夫だろう。
だが、磐田は、川崎相手に引き分けか勝ちでなければ、得失点差がマイナスに大きいので、降格となってしまう。

12位 横浜F・マリノス  勝ち点41 得失点差   1
13位 ジュビロ磐田    勝ち点41 得失点差 -12
14位 湘南ベルマーレ   勝ち点40 得失点差 - 5
15位 サガン鳥栖     勝ち点40 得失点差 - 5
16位 名古屋グランパス  勝ち点40 得失点差 - 7


さて、今日は、興味をもって試合をテレビとパソコン(DAZN)で観戦した。
NHKBS1では、注目の名古屋―湘南戦を放送していた。
前半で湘南が2-0とリードした時には、このまま名古屋が16位で終わるのだろうと思った。

ところが、後半の入りで、湘南が決定的なシュートを2本外したら、試合は名古屋の一方的な攻撃の展開となった。
与えられた2本のPKを名古屋のエースのジョーが確実に決めて、2-2に追いついた。

しかし、磐田は川崎相手に78分で先制し、リードした。
その5分後、同点弾を許したが、この試合は1-1でアディショナルタイムに突入した。
鹿島と戦う鳥栖も、得点を許さず、0-0のまま試合を終えようとしていた。

ひと足早く、湘南-名古屋の試合は2-2の引き分けで終わった。
続いて、鳥栖も鹿島相手に粘って引き分けた。
このままだと、すべて引き分けだから、磐田・湘南・鳥栖が残留を決めるなあ…と思っていた。

ところが、DAZNの放送がまだアディショナルタイム1分半を映しているとき、NHKのスコアが動いた。
川崎2-1磐田となった。
磐田が負けたのだ。
テレビ画面は、名古屋の戦ったスタジアムを映し、磐田戦の報せが届いて残留が決まり、選手たちが大喜びするシーンが映し出された。
パソコンでは、磐田がアディショナルタイム4分の指定が、すでにその時間を過ぎてから川崎がゴールに迫るシーンを映し出した。
最後の川崎のチャンス(磐田には最後のピンチ)を防ごうと、磐田のDF大井は必死で足を伸ばした。すると、川崎の選手よりも先に大井の足に当たったボールは、無情にもゴールに吸い込まれていった。

最後の最後に、名古屋には奇跡が起こり、磐田には悪夢が襲った。
いくつもの「たられば」がないと降格圏に落ちないはずの磐田が、最後に陥った。
勝負は、残酷だ。

最終順位である。
12位 横浜F・マリノス 勝ち点41 得失点差 0
13位 湘南ベルマーレ  勝ち点41 得失点差-5 (総得点38)
14位 サガン鳥栖    勝ち点41 得失点差-5 (総得点29)
15位 名古屋グランパス 勝ち点41 得失点差-7
16位 ジュビロ磐田   勝ち点41 得失点差-13

なんと勝ち点41で5チームが並んだが、その中で磐田だけが苦しい16位に転落してしまった。
これから厳しい「入れ替え戦」が待っている。

2012年の新潟の残留も奇跡だったが、今回の結末も本当にドラマチックだった。
ただ、磐田は、即J2落ちというのではなく、勝てばJ1に残留できるプレーオフを戦うことができる。
その相手は、明日の横浜FCと東京ヴェルディの一戦の勝者となる。

さて、J1最後の席をつかむのは、磐田かそれとも横浜FCか東京ヴェルディか、どこになるのだろう。

今年は、新潟はここに全く関われないで終わってしまったが、改めてJ1昇格への道は厳しいなあとも思った、J1最終節とその試合結果であった。
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