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スーパー歌舞伎ヤマトタケルを見る!

2005-03-25 | 元気学
市川段治郎さん主演のヤマトタケルを見てきました。
スーパー歌舞伎は初体験。
日本の古典をミュージカルのように見ることができて、かなり面白かった。
スーパー歌舞伎を作ったのは、市川猿之介。その第一作がこのヤマトタケルだった。
舞台も壮大だし、衣装も素晴らしい。早替り、宙乗り、本火、華やかな立ち回りなど、
スペクタクル満載の舞台。
女形の立ち居振る舞いの色っぽさ。うっとりします。
いつしか、私はヤマトタケルに乗り移ってしまい、ヤマトタケルが泣くと、
私も涙を流していた。
最後、故郷ヤマトに帰ることを夢見ながら、無念にも命耐え、白い大きな鳥となって、
天に召されていく。(白い羽をつけてすごい衣装を着て舞台の中心から表れたとき、小林幸子を思い出してしまう)
そして、クライマックスの台詞、
『天翔ける心、それがこの私だ。』これがなんと迫力のある演技。
ヤマトタケルの内面からあふれてくるパワーに鳥肌が立つ。

終わってから、段次郎さんの楽屋へ。
衣装は脱いでいたが、お化粧はそのまま。
大きな舞台の主役のエネルギーがそこにまだ、残っている。
これを少し分けてもらう気分。
その後、段治郎さんが指定した麻布十番のピッコログランデへ先に行く。
いつも、石田純一がテレビでここのピザはおいしいと絶賛しているイタリアンレストラン。
段治郎さんもここの行きつけらしいが、なんたって、ヤマトタケルとご飯をたべる気分100%に
なってる私にとっては、石田純一がお気に入りのレストランは俗っぽくて、すこし、がっくりする。

ヤマトタケルは、化粧を落とし、今風の洋服を着て、現代の青年らしくやってきた。(当たり前ですね)

イタリアンを食べ、ワインを飲み、このサラダは最高においしいよと、言ったりするヤマトタケル。不思議だ。しかし、私は、何杯ワインを飲んでも、段次郎さんと話すと言うより、ヤマトタケルと話すことから抜け出せずにいた。
ヤマトタケルは、帝の息子で、心優しく繊細さ故に無念な結末に至るのだが、
最後、帰るときも、しつこく、最後やっぱりヤマトタケルはひとこと何を感じたのでしょう?と
尋ねたら、一呼吸おいて「無念だったよねー」ととても深く心がこもった表情で言ってくれたので、本当にヤマトタケルと食事ができたことを、心から喜んで帰ってきたのでした。


しかし私の『天翔ける心』とは、なんだろう?この人生で自分を突き動かしているものは何だろう?

やっぱり、夢を抱き、自分だけのたった一度の美しき人生を全うしたいという強いエネルギーだろうか。







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