マダムJudyの Happy 気楽なSmile Life!

どんなことも、笑って吹き飛ばせ!強くしなやかに、キラキラ生きるためのエッセンス

父と。

2009-09-04 | 家族が認知症になったら。
松竹の方にチケットを頂いた。

『おんなの家』

せっかくなので、父を誘って新橋演舞場へ。

父と二人でお芝居を見るなんて、初めてカモ・・


休憩時間には、地下のレストランで、お寿司をいただく。

橋田壽賀子さんの作品のせいか、

60代、70代の女性の方が圧倒的に多い。

奥様に同伴する父と同年代の男性もちらほら。

ごくまれにカノジョらしい女性を連れているおじさまも~

父と私は、そう見えてたりして!?

そういえば、昔、父に銀座のクラブに連れて行ってもらったことがあったけれど、

あのとき、他の店のホステスと間違えられたんだよね・・



隣の席に座っている父の横顔をふと見たとき、

父が前より一回り小さくなったような気がした。

とても切ない気持ちにになった。

大事にするからね。

長生きしてね。



きっとこの年になって、母の介護をするなんて、思いもしなかっただろうね・・

こうしてお芝居も、私ではなくて、母と一緒に行きたかったよね・・



「仕事を引退したら、ママと色々なところへ旅行するんだ。」

昔、バリバリ元気な頃、よくそう言っていた父。

母との色々な未来図があっただろうにね。

一寸先は、闇か・・・。

こんな未来があるなんて予想もしなかったよね。



父が、帰りの車の中で、ぽつんと言った。

「絶対治るから、大丈夫だからな。頑張れよ。」

そして、

「パパより、先に死ぬんじゃないぞ。」




ずっしりと胸に響いた。

涙でうるんで、信号がゆがんで見えた。


「大丈夫! 

必ずパパより長生きして、パパもママも私が見送ってあげるからさ~」

何事もないように必死で笑って答えた。


心の中で、誓う。

闇だった一寸先は、いつまでも私が明るく照らし続けるから。



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2 コメント

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闇は途切れるさ (sabavian)
2009-09-05 13:16:17
何事もないように必死で笑って答えた。

そう答えたのね。すごい気力を必要としたでしょう。
ようがんばった。ちょっとがんばり過ぎかな?

Judy姫ならきっと照らし続けることができるよ。

優しいパパさんのこと、チャンスがあったら
思いっきり抱きしめちゃえ。
いや、抱きしめあっちゃえ。ハグは地球を救うよ。

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Unknown (Judy)
2009-09-06 10:34:05
ありがとう。

同性同士と違って、父と娘、とか、母と息子って、ある意味、繊細な気持ちが折り合っているように思います。

息子にはいくらでもバグ出来るけれど、父にはちょっとねぇ~

肩もみぐらいかな~♪
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