世界の日本人ジョーク集中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社 / 著者からの内容紹介◆
世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国? それとも、物真似上手のエコノミック・アニマル? 地球各地で収集したジョークの数々を紹介しながら、適材適所に付された解説により、異国から見た真の日本人像を描き出していきます。
『世界の紛争地ジョーク集』『世界反米ジョーク集』に続く、同著者入魂の第三弾は、読者からも問い合わせの多かった「日本人をネタにしたもの」を満載しました。
笑って知って、また笑う。
一冊で二度おいしい本の誕生です。
知的なスパイスの効いた爆笑ネタを、ぜひご賞味あれ!
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国?物真似上手の会社人間?地球各地で収集したジョークの数々を紹介しつつ、真の日本人像を描き出す。
笑って知って、一冊で二度おいしい本。
【読んだ理由】
ベストセラー本。
【印象に残った一行】
『ハイテク国家像-サウナにて-
アメリカ人、日本人、ロシア人の三人が一緒にサウナに入っていた。すると突然どこからか、「ピー、ピー」
という音が聞こえてきた。やがて、アメリカ人が右の肘あたりを軽く押すと、その音は止まった。他の二人が怪訝そうな顔をしてアメリカ人の顔を覗き込むと、アメリカ人はいった。
「これはポケベルなんだ。肘の皮膚の下に極薄の最新チップが埋め込んであるのさ」
それから、数分後、今度は
「プルルル、プルルル」
という音が聞こえてきた。やがて、日本人が手の平を耳に当てて話し始めた。他の二人が怪訝そうな顔をして日本人の顔を覗き込むと、日本人はこう言った。
「これは電話なんです。手に世界一小さなチップが埋め込んであるんですよ」
ロシア人は自分が何ももっていないことが悔しくてならなかった。やがて、彼は何か思いついたらしく、サウナを出てトイレへと入っていった。しばらくして、ロシア人はサウナに戻ってきた。しかし、お尻にはトイレットペーパーの切れ端がぶら下がっているではにか。アメリカ人と日本人はびっくりしてロシア人の顔を覗き込んだ。ロシア人は言った。
「おお、ファックスを受信したみいだ」』
【コメント】
巻末に「冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ」(イギリスの哲学者・ベーコン)の言葉が紹介されているが、全くそのとおりだ。
概して、我が日本人を好意的に捕らえたジョークが多く紹介されているので、楽しく読める。また自信がもてる。