日本男道記

ある日本男子の生き様

学而第一03

2009年04月14日 | 論語を読む

【原文】
子曰、巧言令色、鮮矣仁。

【読み下し】
子(し)曰(のたま)わく、巧言(こうげん)令色(れいしょく)、鮮(すく)なし仁(じん)。
 
【通釈】
先生がいわれた、「ことば上手の顔よしでは、ほとんど無いものだよ、人の徳は。」

【English】
Confucius said "A person who sweet-talk and pretentious does not have much benevolence."

The Master said, "Fine words and an insinuating appearance are seldom associated with true virtue."


『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。





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