日本男道記

ある日本男子の生き様

里仁第四18

2010年11月02日 | 論語を読む

【原文】
子曰、事父母幾諌、見志不從、叉敬不違、勞而不怨、

【読み下し】

子の曰わく、父母に事(つか)うるには幾(ようや)くに諌(いさ)め、志しの従わざるを見ては、又た敬して違(たが)わず、労して怨みず。

【通釈】
先生がいわれた、「父母に仕えて[その悪いところ認めたときに]おだやかに諌め、その心が従いそうにないと分かれば、さらにつつしみ深くしてさからざず、心配はするけれども怨みには思わないことだ。」

【English】
The Master said, "In serving his parents, a son may remonstrate with them, but gently; when he sees that they do not incline to follow his advice, he shows an increased degree of reverence, but does not abandon his purpose; and should they punish him, he does not allow himself to murmur."

『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心配はするが恨みに思わぬ (地理佐渡..)
2010-11-02 06:50:00
おはようございます。

一つの境地ですね。なかなか難しいなぁ。
さて、明日3日に最後の四ケ寺で結願と
のこと。良かったですねぇ。最後まで
気を緩めずゴールして下さい。当方は
一応本日勤務後に佐渡を離れる予定です
が、昨日からの風で海が荒れていますので、
果たして後悔があるかどうか気がかりです。
明日は確かに休みを取れますけど、実は
かつての同僚の通夜に向かい、そして翌
4日新潟での出張となっているのです。
とにもかくにも休み無しです。せいぜい
明日の午前中は長岡の自宅でのんびりと
したいものです。
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Re:心配はするが恨みに思わぬ (日本男道記)
2010-11-04 06:28:53
おはようございます。

お陰さまで昨日ゴールインすることが出来ました。
最後は88番目の札所を回り終えて、1番さんにお参りするのが通例となっていますので、1番さんにお参りしました。まだこれでは完結しません。
高野山にお参りしなければなりません。
機会をみてお参りしようと思っています。
次なる目標は西国三十三観音で、近畿地方を回ります。
早速12月から回ります。

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