![]() | 世の中が見えてくる統計学 (幻冬舎エデュケーション新書) |
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幻冬舎 |
【一口紹介】
◆内容紹介◆
社会の数字にだまされるな!
「それって本当?」から社会が見える。
今、学び直さないと損!
難しい数式ゼロの統計学の入門書。
20%オフやおまけに食いつき、ポイント集めのために買物に勤しむ。
グラフやデータを見ては情報を信じ込み、ランキングを見ては一喜一憂。
しかし、そこには発信側の意図と受け手側の思い込みによる罠が潜んでいる。
情報やデータを鵜呑みにしているかぎり、社会は表面しか見えてこない。
本書は、難しい数式を一切使用せずに、数字や情報のカラクリをやさしく解説した統計の入門書。
一歩引いたモノの見方を身につける「社会学的発想」のススメ。
「カロリーゼロ」は本当にゼロ?/視聴率1%上昇で人気上昇といえるのか?/合計特殊出生率の上昇で人口減少は食い止められている?/待機児童や不登校児童が突然減った?/各社で内閣支持率が違うのはなぜ?/人の心をくすぐるランキングの罠/健康診断の基準が緩くなってラッキー?/65歳で「高齢者」の違和感/神社とコンビニどっちが多い?/無宗教の日本になぜ人口の2倍の信者がいるのか etc.
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
情報や数値を鵜呑みにしているかぎり、社会は表面しか見えてこない。
本書は、難しい数式を一切使用せずに、身近な数値のからくりをやさしく解説した統計学の入門書。
一歩引いたモノの見方を身につける「社会学的発想」のススメ。
◆著者◆
鈴鹿短期大学教授。1966年茨城県生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化博士課程後期単位取得退学。
2005年鈴鹿短期大学着任。専門は社会学(宗教社会学、社会調査論、地域社会学)。
主な担当科目は、社会学、生活統計、修了研究I・II、データ分析法、学童保育論を受け持つ。宗教と地域社会、養護教諭、海女など研究対象は多岐にわたる。
主著に『数字にだまされない生活統計』(北樹出版)、『生活コミュニケーション学を学ぶ』(あるむ、共編著)ほか。
【読んだ理由】
たまにはこんな本も。
【印象に残った一行】
問13「喫煙率が下がると病気が減って、結果的に医療費が減少する・・」この文章は正しいでしょうか、正しくないでしょうか。
たぶん多くの素直な人は、「正しい」と答えるはずです、しかし、名郷さんによれば正解は「正しくない」ということになります。なぜそうなるのでしょう。
喫煙率が下がる⇒健康の人が増えるので医療費が減る
たぶん、多くの素直な人たちはここまでしかかんがえませんよね。(私も素直なので最初はここまでしか考えませんでした)。ですが、名郷さんの議論にはこの後に続きがあります。
⇒その人たちが長生きする⇒最終的には医療費が増大する
名郷さんは同書(「健康第一」は間違っている)で、喫煙率50年間における半減を示し、それに比べて医療費が増大していることを指摘しています。
答13 一般的には正しいと思いますが、先の述べたとおり、正しくないという見方もあります。
【コメント】
著者が社会学者であることから話題が豊富だ。
学校の健康診断で座高測定と寄生虫卵検査が廃止されたそうで、時代の流れを感じさせられましたわ。
かって私は座高が高く、「座頭市」ならぬ「座高一」と呼ばれたことが懐かしい。