![]() | 家族の言い訳森 浩美双葉社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
親子、夫婦、恋人、その組み合わせの数だけ存在する愛情の形。
それまでの人生で、何らかのわだかまりを持つ人々が、愛情を求めて不器用に生きる姿、それに伴って沸き起こる心の葛藤を現代社会の様々な舞台を使って描く。
人気作詞家の処女短編集。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
夫が蒸発した妻、妻に別れを切り出された夫、母に捨てられた息子、死期が迫る母…家族に悩み、家族に喜ぶ。
数々のヒット曲であなたを熱くさせた名作詞家がつむぐ、ハートに響く初短編集。
◆著者紹介◆
放送作家を経て、1983年より作詞家。現在までの作品総数は700曲を超え、荻野目洋子「Dance Beatは夜明けまで」、酒井法子「夢冒険」、森川由加里「SHOW ME」、田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」、SMAP「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」、Kinki Kids「愛されるより愛したい」、ブラックビスケッツ「スタミナ」「タイミング」など、数々のヒット作を手掛ける
【読んだ理由】
人気作詞家の処女短編集。
【印象に残った一行】
「責める気持ちや疑う気持ちはすぐ手の届く棚にあるのに、思いやりや楽しかった記憶は特別な踏み台を使わなければ届かないような棚の上に、いつの間にか追いやってしまっていたのかも」
「仕事をバリバリこなすのが悪いとは言わない。舞子はね、みんなからカッコいいとか言われて満更でもないでしょうけど、そんなに人って差はないものなのよ。あなたは全部勝とうとするから、棘がでちゃうの。大きなことばかりが勝負じゃないし、案外小さいことの積み重ねなのよ。人生なんて結局、51勝49敗程度でいいの。でもね、その二つの勝ちの差が最後に物を言うんだから・・・本当に賢い女は負けてあげられる余裕を持っているの。それはな、小さくてもしあわせに繋がる急所の掴み方を心得てるってことなのよ」
【コメント】
帯に「背負う荷物の重さと、愛する人との絆の脆さに、---気づくときがくる」そして冒頭に「言い訳を一番必要とするのは家族です」と書かれてある。
どの短編も家族の脆さ、愛の脆さがテーマとなっているが、人の心の温かさにホッとさせられる。

