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日本男道記

ある日本男子の生き様

風の良寛

2006年07月29日 | 読書日記
風の良寛

文芸春秋

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【一口紹介】
■出版社/著者からの内容紹介■
良寛に学ぶ「無」を生きる愉しみ
良寛の詩・歌を愛する著者が、物にこだわらず生きることを楽しむ大切さを良寛に学び、これからの日本人の生き方を明示した名著!

「欲なければ一切足り」。厳しい修行と持戒無一物の暮らしに徹し、なお<遊游>と生きた良寛。
その詩や歌に魅せられ、長い間座右の銘に置いてきた著者が、本当の心の安らぎ、豊かさとは何か-----従来の習慣やものにこだわらず人生そのものを楽しむこと、棄てることの大切を良寛に学び、これからの日本人の生き方を明示した名著。

【読んだ理由】
ブログでの友人に紹介されて。

【印象に残った一行】
『有為でなく無為、鳥の声を聴き、白雲を見、自分自身が自然の一部になりきったような所にいて、それを退屈と感じない。
感じないどころか、そこにこそ真の「道」(タオ)がある。
無限にゆたかなものがそこから流れ出てくる始源に自分はいる。
ときにその静寂の中で座禅し、ときに詩を作り、晴れれば乞食に出て児童と遊ぶ。世の人のいう有益なこと、実利のあることは何もせず、托鉢で得た僅かなもので生をつなぎ、恵んでくれた人に感謝し、のこりのたっぷりある時間を瞑想や座禅や、読書や、書を書くことや、つまり己が心の充実のためにばかり使っている。
良寛は何も持たなかったけれども、時間に関するかぎりは、どんな王侯にもまさった時間大尽だった。
時間のすべてが自分のためにあった。
多忙の中にではなく、そういう自分のためにだけの時間の中、無為の時の中にこそ、真の心の充足があることを実践してみせたのが、良寛なのだ。
「徒然草」に、
名利に使われて、閑かなる暇なく、一生苦しむことこそ、愚かなれ。(第三十八段)
とあるが、たとえどれほどの富を得、どれほどの名声を得ようと、そういう外物のために捧げた生ほど愚かしいものはないのは、ちょっと考えれば誰にでもわかることだが、世の多くの人はそっちを選んでしまう。
草の庵に足さしのべて小山田のかはづ聞くがたのしさ』

【コメント】
「吾唯足るを知る」を実践した良寛、我が家の近くにある、その修行の地である『円通寺』を再度訪ねて、第四コーナーにさしかかった吾が人生の来し方、これからを考えてみよう。
 




Daily Vocabulary(2006/07/29)

2006年07月29日 | Daily Vocabulary
2501.workforce(労働力、労働人口)
We are getting strong pressure from our parent company to reduce the workforce.
2502.fault(責任、誤り、過ち)
Not to amend a fault after you commit it, that is a true fault.
2503.rule out(除外する)
He could not rule out the possibility that the neighbor was a suspect.
2504.wed(結婚、結婚する)
MY beau and I have decided tu rule out our children if we wed.
2505.single out(~を選び出す)
We singled him out from a thousand applicants.
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