3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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芸術性の高い一日(主に岡本太郎)

2023-01-30 21:15:00 | 芸術
20230129

何ヶ月に一回かのペースで、とても芸術性の高い一日が訪れる。
感度を高めると言う意味でも、この様な日は俺にとってなくてはならない一日だ。
定期的に芸術に触れて、感化され続けなければならない。

よし、書いていこう。

きっかけは青山美智子さんという作家が書いた本。

その装丁。水彩画が美しい。

奥さんがこの人の絵に魅せられ、この表紙の絵を描いたU-kuという人の個展が六本木のギャラリーで開催されていると聞いた。

と言うわけで行ってきた。

ここで、六本木に出るということで、俺の希望も一緒に叶えてしまおう。

渋谷駅にある、岡本太郎の作品。
太陽の塔と対になっているという『明日の神話』を見る。
実はこれは太陽の塔を見てからずっと見たかった。叶うぞ、今日。

久しぶりの六本木。

FUJIFILMのギャラリーで生き物たちの地球展で動物写真を見に行った以来であろうか。

六本木駅からほてほてと裏道を歩く。
何でもかんでもおしゃれに見える。

西麻布の交差点で見事な蕎麦屋を発見。
こんなところで大人の食事をしたいものだ(フラグ)。

歩いて15分ほどだろうか、The Wallというカッコ良すぎる名前のギャラリーに到着。名前だけでなく、見た目もめちゃくちゃカッコいい。

3階のギャラリーへ。


見てくれよ、このオシャレさ。
こんなカッコいいギャラリーで個展を開くなんて…

作品を見て、また毎度のこと、創作意欲、表現意欲が昂る。

で、帰路。小腹が減ってきた。
何か買おうかという話になる。

あの蕎麦屋しかない。





店構えがカッコ良すぎて、そして西麻布という地名にビビったが、値段も全然普通で、何より二八のそばはマジで絶品であった。最近そばはあったかいやつばっか食べてた気がするが、冷水で締めたそばの旨さに改めて感動する。
そして、一緒に食べたシラスのかき揚げもまた絶品。ペロリと平らげてしまった。

そして次の目的地迄は渋谷駅。調べてみると、20分程で歩ける事が判明。

更になんと、本当に偶然。
渋谷駅迄の途中に、岡本太郎記念館がある事が判明する。マジで運命を感じる。
ここで偶然蕎麦を食べなかったら見つからないで終わっていたと思うと、何か不思議な気分になる。何かの思し召しだろうか。

その後、渋谷駅方面に歩みを進める。

住宅街だが、いつも見ている景色とは違いすぎる。小学生くらいの女の子が1人で歩いていた。目の前で超高級と思われるマンションに入って行った。

高速にぶつかると青山エリア。

実践女子とか青山学院辺りのエリアを通過し、岡本太郎記念館に到着。



チケット代を払い、中へ。
靴を脱ぎ、スリッパで中を見て回る。








そして、ここでもまた運命が。

何と本当に、偶然この部屋と出会う。








この部屋は、俺がこれから見に行く『明日の神話』がどうやって見つかり、どうやってメキシコから日本に来て、いまの渋谷駅のJRと京王線の連絡通路に存在しているのかを説明していた。

本当に偶然。繋がったのだ。

本物をこれから見に行く。

アトリエも見る事ができて感動した。





で、お土産購入して庭へ。







この気持ち悪い植物、正に岡本太郎が好きそう。


岡本太郎記念館を後にして渋谷駅へ。
ここから歩いて15分ほどで着いてしまう。

新海誠の映画を見たばかりだったので、何となく新海誠っぽい景色に見えて撮ってみたが、写真で見るとそうでもなかった写真。



このビルに太陽が反射している感じ、分かるかな?

で、到着。渋谷駅。

早速、JRと京王線の連絡通路へ。
工事していたので、まさか見れないかと一抹の不安を抱えつつ…

ここだ。

あった。

見る事ができた。











感動した。マジで。

しかも岡本敏子さんのストーリーを知っているだけに、感動も一入である。

目に焼き付けた。

太陽の塔から始まり、偶然見たいと思った対の作品、明日の神話。

こんなにも繋がるとは思っても見なかった。

運命を感じた一日であった。