3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

平太周

2022-05-15 13:33:00 | 
標記の通り、また一つやりたい事リストに書いたものの一つをクリアしました。

って言っても3月のやりたい事リストだけどな。もう5月も中旬だけどな。気にすんな。

項目の番号忘れたけど、またまたラーメン。どんだけラーメン好きなんだよ。


今回、食べたのは平太周。

平太周と聞いて、ピンとくる人も多いと思う。そしてそいつらは30代から上が多いんじゃないだろうか。

かつて環七の板橋付近にあり一世を風靡したと言われているというあの平太周。

今はかつてあった環七ではなく、五反田と神保町に姉妹店がある。

今回、髪を切りに行くことになったんだが、サロンが恵比寿なので、五反田がめっちゃ近い事もあり、髪を切る前に訪れたのだ。ニンニクと脂のニオイが心配であったが、そんなの平太周が帰るのならどうでもいいだろ。

五反田駅から、徒歩10分弱くらいか。立正大学のキャンパスの隣にあった。




余談だが、俺はこの立正大学に来たことがある。現役時代に受けたのと、あと模試を受けにきたのを覚えている。

話を戻すと、3時位に平太周に着いた。

注文するものは既に決まっている。
俺はここにきたらまず必ず注文しなくてはならないものが決まっていた。

特製らーめん

これ一択であった。
普通のらーめんではダメだ。
店内ではあの爆盛油脂そばを食べている人がほとんどだったが、俺はこれではなく、特製らーめん一択。

何故か。

前の日記にも書いたのだが、この平太周の特製らーめんが俺の青春の1ページだからだ。

平太周のらーめん一杯でこんな大袈裟に書くなよって思われるだろうが、本当なのだから仕方がない。

俺がバンドをやっていた頃。

もう今は亡き高円寺のギアというライブハウスのレギュラーであった。

ここでのライブが終わったら、打ち上げとして毎回平太周の特製らーめんを食らうというのが恒例であった。

今思えばライブの終わった後は平太周の事しか考えていなかった気がする。

って事で、平太周は俺の中で思い出のラーメンなんだ。

10年以上間が空いてしまった。
しかし、味は何となく覚えている。

作っている様子を凝視する。

そしたらあの背脂のシャワーが。
バシャバシャという音と共に飛び散る背脂が懐かしい。もはや儀式のレベルだ。

そして漸く目の前にあのらーめんが。



見た目は何となく違う気がしたが、もうどうでも良い。

あの茶色いスープが混ざっていない感じも、

麺がスープに浸りすぎて茶色くなっている感じも、

スープと混ざって無いからが故に微妙にぬるい感じも、

どんぶりの上に容赦なく撒き散らかされた背脂の感じも、

あー、こんな感じだったなって思った。

唯一当時のものと違うって思ったのが、卵かな。当時のものは確からーめんの味が濃すぎるため、味付け卵では無く、普通の茹で卵をあえて入れていた記憶がある。

ものの5分ほどで平らげてしまった。

懐かしい感情と共に、ニンニクの匂いを撒き散らしながら恵比寿の美容院に向かうのであった…