山横目のブログ

日々のつぶやきや旅の忘れじを書き綴ります。

繖山・観音正寺へ

2021-12-05 09:40:27 | 西国巡礼(R3. 近江)
12月3日 晴れて初冬のいい天気になった。今日は繖山(きぬがさやま)の観音正寺を目指す。
(繖山の尾根から五箇荘を望む)
昨日の夕方、安土駅にある案内所に寄って観音正寺への行き方を尋ねた。係員によれば安土側からはタクシーを使いお寺直下の駐車場まで行き400段の階段を登るコース(一部有料道路で料金が600円かかる)とタクシーを使わずレンタサイクルで向かう方法。表参道をすべて階段(1200段)で登るなどを教えてもらった。ネットなどの書き込みでは、能登川からバスで行き観音寺口で降りて尾根を登るコースがあるようだが、安土駅案内所の係員からは詳しい話はなかった。
結局、能登川からバスを使うコースを選んだのだが、この日の宿泊は能登川駅からすぐのホテルを予約していた。理由は簡単で近江八幡のホテルが平日の割に高額だったためだ。能登川の駅前には大きなスーパーがあり、ここで買い出しをすれば食事に困ることはないだろうとも思っていた。これもネットの情報だ。

3日朝ホテルを出て、能登川駅を8時50分発の路線バスに乗車、観音寺口で下車する(約20分、350円)。案内板に沿って結(むすび)神社に到着する。尾根の登り口はすぐに分かり、入り口の金網の扉を自分で開けて尾根沿いの階段道を登っていく。道端の笹薮が刈り払われていて快適な山道だ。この道はたぶん、石段の並びや石の減り具合などから、表参道のすべて階段登りの脇道として古くから使われていた参道ではないかと思った。途中にある展望所からは五箇荘の集落がよく見渡せた(冒頭の写真)。
40分ほどでお寺の近くの林道に合流する。道端には20〜30m間隔で木の立て札に格言が書かれたものが立っていた。内容が意味深くおもしろいものだった。
お寺の参拝客は4人ほどだった。私の他に車で来て駐車場経由で階段を登ってきたとみられる老夫婦と孫のグループがいたが、よほど疲れたのかベンチに座り込んでいた。このようなときは、納経所で係の人に安政4年に西国巡礼を行った曽祖父の納経帳の写しを見てもらい、しばし話をするようにしている。スマホには他のお寺のデータも入っていて、昔の巡礼の苦労話などにも思いを馳せる。
繖山はゴロゴロした巨大な石の山らしく、本殿の裏山には大量の石が積み上げられている。石の中には仏様の仏像が何体か祀られていた。
山頂のお寺らしく眼下の眺望は素晴らしかった。すぐ直下には新幹線が通っていて尾根の途中からは通過時の走行音が絶え間なく聞こえていた。
帰りはもと来た道をもどり、20分程で結神社に戻った。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 長浜鉄道スクエア(旧長浜駅舎) | トップ | 観音正寺・名言ロード »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

西国巡礼(R3. 近江)」カテゴリの最新記事