ジョージ・いまさきもり の アンダンテ・カンタービレ

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JAは、柑橘だけでなく米の消費拡大も進めて欲しい

2019年06月12日 | 健康と滋養

JAの会合に出席したら、お茶以外に珍しくお菓子が出た。
その名も、『温州みかんパイ』。



「JAとぴあ浜松が提供した県内産の取り立ての温州みかんでジャムを作り、
これをパイ生地に乗せて焼いた」とある。
製造は地元の食品加工業者、販売は三立製菓になっている。
三立製菓と言えば、保存食のカンパンや源氏パイで全国的に知られている。



JAとぴあ浜松がみかんの消費拡大を目指して企画したのだろう。
とても良いアイデアと思う。柑橘生産農家には朗報だし、期待も持てるだろう。

ただこの手の菓子パイは、観光地や駅、スーパーでごまんと売っている。
三立製菓さんには宣伝・販売に頑張って欲しいものである。

さて、ごまんと売られていると書いたのは、
この『温州みかんパイ』がパイ生地に「当たり前の小麦粉」を使ったお菓子だからである。

私は、たんぱく質量の制限をしているので、この手の市販のお菓子は食べない。
地元の柑橘農家さんの助けになる事であるので、宣伝したりしてあげるのは良いが、
私は食べられない。
せめて、小麦でなくて米を使ってくれていれば、少しは食べるかもしれない。

米は、カロリーも食物繊維も多く、腹持ちも良く、たんぱく質も過剰でなく、
小麦と比べて栄養価が高い。

それにしても、国産の柑橘を使った食品なら、
同時に国産の米(米粉)を使って作って欲しかった。
そして、国産米の消費拡大を図り、稲作農家を盛り立てて欲しかった。

JAも政府も、高級ブランド米を輸出する事にだけ頼っていてはいけない。
もっと米の、特に米粉の消費拡大を図らないといけない。

今回の『温州みかんパイ』も、
競合するようなお菓子がない、米粉を使ったパイを開発して欲しかった。

JAがプロモートした食品に、米国産の小麦を使っていると知ったら、
トランプさんが、「シンゾーとジェイエイ、俺の親友」と大声で笑うだろう。