マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

監察軍メカニックファイル スヴェート・グラフェル

2016-09-11 19:55:54 | 監察軍メカニック
スヴァール・グラフェル
【分類】中型戦艦
【所属】監察軍
【設計】監察軍
【重量】約1800万t
【全長】1210m
【全幅】465m
【全高】335m
【解説】
ゼントラーディ軍敵対組織監察軍の中型戦艦、小規模レベルの艦隊旗艦として運用されている。
グラードなどの艦載機を搭載しており、戦艦としてかなり優れていたようである。
地球へ落下したスヴァール・グラフェル級はラプラミズ直衛艦隊所属キヨラ・テキーヴァ以下の強行偵察部隊と交戦した物。
他の銀河系へ退避する最中に遭遇し排除しようとしたが、キヨラ・テキーヴァの策によりラウラ・べルタリアの内部からの破壊工作で中破。
撃沈は免れたが離脱不可能とし友軍艦から見捨てられ、地球への落下コースに陥る。
艦長は死の直前に近づいてくるゼントラーディ軍艦艇に対し砲撃を仕掛けられるようにブービートラップを設置する。


スヴァール・グラフェルの僚艦として運用される艦艇。

500m斥候護衛艦
【分類】斥候艦
【所属】監察軍
【設計】不明
【重量】不明
【全長】不明
【全幅】不明
【全高】不明
【解説】
監察軍が用いている斥候艦、艦載できる数は推定ではあるが20機程度だと言われている。
艦隊編成は3隻であり、高速で移動できる体制が取れている。
護衛艦としての機能が備わっており、監察軍の土台を支える軍艦である。

監察軍1個分岐艦隊編成
【大規模艦隊】
ゲルフ・ノブエス級4000m指揮用戦艦
→【中規模艦隊】×5
★ゲェール・ノーザ級2000m級標準戦艦
→【小規模作戦艦隊】×20
★旗艦/スヴェート・グラフェル
→500m斥候護衛艦×3

【強襲攻撃師団艦隊】×3
★旗艦メールベルサ3000m級指揮戦艦
→500m斥候護衛艦×6
→ゲーズウェスローグ3000m級大型輸送艦×5
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ラウラと同期の訓練生

2016-09-11 12:43:02 | ゼントラーディ系図鑑
メリル・ルソール
種族:ゼントラーディ/メルトラン
性別:女性
年齢:20歳
所属:第3海兵部隊
階級:軍曹
髪色:エメラルドグリーン
髪型:セミロング
ゼントラーディ軍時代からジナール空戦ポッドに搭乗していたメルトラン。
可変戦闘機機種転換を受けた理由は、ジナールより扱いが良さそうと理由である。
空士タイプのメルトランではないため
ラウラに対してコンプレックスはあるが仲は比較的にいい。

グスーバ・ドルバーン
種族:ゼントラーディ
性別:男性
年齢:31歳
所属:第24海兵部隊
階級:軍曹
髪色:赤色
髪型:角刈り
グラージ部隊の指揮官だったゼントラーディ、機種転換を受けている。
第1次星間大戦開戦時SDF-1マクロスを南アタリア島攻防戦から和平を結ぶまで
戦い続けた経歴がある。

新統合軍海兵部隊に所属しており、可変戦闘機に乗りたいと思ったため機種転換訓練に
参加したと言う。
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第18話 ラウラと大樹の出会い 後編

2016-09-11 01:15:49 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
今回のラウラと大樹の食事会は二時間に及んだ。

プライベートの話だったり、大樹の実務経験だったり
ラウラの訓練時の話だったりいろんな話をした
いろいろ話して見てラウラと大樹はお互いの事を理解する事ができ

二人は大満足であった。

店から出ると二人は基地内を散策し、それぞれの場所に戻ろうとしたが

ラウラ「大尉殿はクラビウス基地が初めてですよね」

吉野大樹「そうだが・・・・」

ラウラ「今日付き合ってくれたお礼に私のとっておきの所を紹介したいと思います」

吉野大樹「とっておき?」

ラウラが今日の最後にとっておきの場所を紹介すると大樹に言った。

とっておきの場所を紹介すると言ったラウラに大樹は不思議そうな表情を浮かべるが
そんな事お構いなしにラウラは不思議そうな表情を浮かべる大樹を強引に引っ張っていく

強引にラウラに連れていかれた大樹だが、抵抗するすぶりも見せず素直に従った

しばらく歩くとファイター形態のVFー5000スターミラージュが置かれていた。

吉野大樹「最新鋭機のVFー5000スターミラージュのゲートガードか」

ラウラ「はい、試作機の一つで基地の一角にゲートガードとして置かれているんです」

ラウラが大樹に紹介したかった物はVFー5000のゲートガードであった。

複数試作されたVFー5000の試作4号機であり・・・・
試験が終了すると稼働状態可能を維持したまま展示されている。

更にVFー5000のコックピットに乗る事が可能性であり
スターミラージュのゲートガードはクラビウス基地の名所となっていた

そんなVFー5000のゲートガードをラウラが大樹に紹介したのにはある理由があった

ラウラ「私は非番な時、必ずここに来るんです。上手く可変戦闘機パイロットになる事を祈願しながら」

吉野大樹「祈願ね・・・・ゼントラーディ人が宗教的とは珍しい」

ラウラ「一応調べてね・・・・地球人が不安がったらこうするって・・・」

物事が成功するために祈願する場所・・・・・

ラウラは可変戦闘機パイロットになるために努力しているが・・・・
正直上手くいくかどうか不安であった。

茂人に相談して不安になったらどうしたらいいかと聞いたら・・・
安心できる物に祈願したらいいと言われた・・・・

祈願したらいいと言われたラウラは茂人に祈願とは何かと質問したら・・・・
神様に祈り、気持ちを落ち着かせるもんだと言われた。

宗教も神様も知らないラウラは、何か安心できるものがないかと
非番の日基地内を散策していると・・・・・
ファイター形態のゲートガードのVFー5000を発見した

VFー5000のコックピットに乗ると不安が和らいだ。

以来、ラウラは非番や業務終了したらコックピットの中に入って
可変戦闘機パイロットとして成功できるように祈願している

VFー1バルキリーのゲートガードが機種転換センターにあるが・・・
ラウラ的にはここが落ち着くので、行く頻数は多くないし
行くとしても昼休憩中に、コックピットの中でのイメトレする時だけである

コックピットの中に入ったラウラは落ち着いた表情を浮かべた直後

吉野大樹「しかしうちの部隊に配備されてないんだよな」

ラウラ「配備されてないんですか?何が配備されてるんですか?」

吉野大樹「VFー1だよ」

大樹が自分の部隊にVFー5000が配備されてないと言った。

配備されてないと言った大樹に何が配備されているのかと聞いたら
VFー1バルキリーが配備されていると答えた。

まさかの返答にラウラは驚いた、大樹の部隊に旧式のVFー1が配備されている

現在の主力可変戦闘機はVFー5000かVFー4である。
VFー5〜VFー7など多種多様なバルキリーが配備されているが・・・
中心機は上記の2種類・・・・

そうした最新鋭機が配備されている中でVFー1が配備されていると
ラウラは大樹の部隊は兵器の更新が遅れているなと思ったが

この後の大樹の発言で自身の予想が外れる事になる

吉野大樹「正確には最新のOSやアビオニクスの更新や最新技術の導入したVFー1Pフレイヤバルキリーだな」

ラウラ「フレイヤバルキリー?普通のバルキリーとは違うの?」

吉野大樹「全く違う近代改修型のVFー1Xよりもステルス性などが高く、VFー5000に匹敵する程の性能を持っているな」

ラウラ「それは凄いわね。」

大樹の言うVFー1バルキリーは最新型にアップデート再生産や改修され
VFー4の小型化したエンジンと燃料核電池などを搭載したVFー1Xよりも
高性能であり第二世代の可変戦闘機の水準まで更に強化された機体であり

名前はフレイヤバルキリーと呼ばれる高性能で
ゼントラーディ人も扱いやすい機体統合管理制御システム.アンギラスADー3を搭載している
湧出な可変戦闘機であった。

試験運用や教導隊など任務をマルチロールで任務対応のため・・・・
中隊長である茂人と副隊長である大樹を初めて数多くの精鋭が集められおり

優秀な隊員の技能と徹底した組織戦
そしてVFー1Pフレイヤバルキリーの性能
この三要素を合わせ、新統合宇宙軍の部隊の最も精鋭な集団を
白川提督の主導の元作っていてた

ただ

吉野大樹「ただ本音を言うならばVFー5000、最低でもVFー4は欲しかったな」

ラウラ「やっぱりそうなのですか?」

吉野大樹「あぁ他の連中は皆、VFー5000使っているからな。」

本音としてはVFー5000が配備されたかった。

アンサーズ中隊と同じく同じアームド級アルタミラに配備されている飛行隊は
皆、VFー5000を配備されており大樹的にも配属される前に知った時は
ショックを受け他の飛行隊に嫉妬した事もあった。

せめて配備してくれるなら隊長クラスにはVFー4を配備して欲しかった

ラウラ「まぁ人的に優れているし、いいんじゃないですか?」

吉野大樹「確かにだが・・・・」

ラウラ「もし我慢できなかったら隊長になって変えたらいいじゃないですか」

吉野大樹「確かにな、でもそう簡単に変えられるようなもんじゃねぇけどな」

ラウラは本音でVFー1である事に嘆く大樹に励ましの言葉を送った。
人的に優れていると評価し、不服であれば隊長になって変えればいいと

隊長になれば更に上の立場の人を説得や要望を送る事が出来き
部隊全体の装備も更新し、優れた人材と組織力を合わせれば

そんなラウラからの励ましの言葉を聞いた大樹は表情を明るくした。

確かにそうだ

中隊長になれば新しい機体の申請だってできる・・・・
副隊長の立場であるが、中隊長になるチャンスはある・・・・
簡単な事ではないが・・・・・

吉野大樹「ありがとう曹長、元気が出た」

ラウラ「別にいいですよ、軍人として堂々として欲しいので」

励ましの言葉を送ったラウラに大樹はお礼を言った。

お礼を言われたラウラであったが・・・・
本人としては中隊長である大樹に軍人として堂々として欲しい
と言う理由で喝を入れたつもりで言った

ラウラは別にお礼を言われるだけの事はしていないと言う認識であるし
大した事ではない・・・・・普通の事を言っただけそれだけさ・・・・・

そんな事を思っているラウラだったが、腕時計を見て大樹に・・・

ラウラ「あっ・・・・・そろそろ帰宅しなくては」

吉野大樹「もうそんな時間なのか・・・・・・そろそろ帰らんとな」

そろそろ帰宅する時間だと告げた。

自分の腕時計を確認した大樹も帰る時間だと認識し・・・・
空母アルタミラに戻る準備を始めた。

時は既に22時を越えており・・・・
そろそろ就寝時間に近づいている・・・・
ラウラは帰宅する前にこんな時間まで付き合ってくれた大樹にお礼を言おうと
大樹の後ろに立った

ラウラ「大尉!!!」

吉野大樹「なんだ?」

ラウラ「本日はありがとうございました。」

吉野大樹「どういたしましてと言いたいが、そうかしこまるな、大尉と言うのはお堅いから大樹と呼んでくれないか?」

ラウラ「なんでですか?・・・・・上官にそんな口は・・・・・・・」

吉野大樹「いやぁな・・・・俺はプライベートで上官部下の関係は嫌なんだ。楽しめなくなるし・・・」

ラウラは大樹を呼び止めお礼を言ったが・・・
大樹から大尉ではなく大樹と呼び捨てにしないでもらえないかと言われた。

上官である大樹から呼び捨てにするように言われたラウラは困惑した。
階級が下である自分が大樹の事を呼び捨てにする事ができない・・・・
軍人としてそのような真似はしたくない

・・・とラウラは思っていたが・・・
直後の大樹が呼び捨てにしてほしい理由を聞いて納得した・・・・

呼び捨てにしてもらいたい理由は・・・
プライベートで上官部下の関係でいたくない・・・・・
お堅い関係だと・・・・プライベートが楽しめなくなると・・・・

理解したラウラは、納得したが・・・・・

ラウラ「私に階級で呼ぶのが嫌なら、私のことを呼び捨てにしてください」

吉野大樹「いいのか?」

ラウラ「いいも悪いもそれじゃフェアじゃないからです、ラウラと呼んでください」

自分だけ大樹と呼ぶように言われるのを不服として・・・・
ラウラは大樹に自分のことを呼び捨てにするように言った。

大樹は一瞬良いのかとラウラに確認すると・・・・
自分だけ要求されてるのはフェアじゃない・・・
だからラウラと呼んでもらいたいと言った。

この時のラウラは酒を含んでたせいか大樹を睨んでいた。

物凄い迫力であったためか・・・・・

吉野大樹「分かった分かった・・・・・・ラウラ」

ラウラ「それで良いんですよ、大樹。これでようやくフェアになりましたから」

吉野大樹「まったく、ゼントラーディの女はおっかねぇな」

大樹はラウラの要求を呑んだ。

要求を呑んだ大樹の姿を見てラウラは満足した・・・・
これで上官である大樹に呼び捨てする申し訳無さが無くなる
反面、逆に妙な気分を覚えてしまう・・・・・

申し訳無さが無くなったが・・・・・
以前より大樹を意識するようになってしまった。

戦場の高揚感や感情的怒りとは違う別の何か

ラウラは不思議な感覚に襲われ戸惑っており・・・・
まともに大樹の顔を見ることができなくなってしまった。

一方の大樹はゼントラーディの女性が恐ろしいと認識してしまった

かわいい中性的な顔つきのラウラであるが・・・・
睨みつけた時の表情から物凄い冷たい殺気を感じ・・・
逆らったらまずいと、大樹は察しラウラの要求を呑んだ

ー敵にしたら厄介な奴だ

冷たい殺気を感じさせるラウラの表情を見て大樹はそう考えた

一方で

吉野大樹「もし卒業しうちの部隊に配属されたら、その時はよろしく」

ラウラ「そうなったらその時はよろしくお願いします」

アンサーズ中隊にラウラが配属される事を強く望んでいた。

配属されたら頼もしい味方として活躍してもらいたいし
近くにいるだけでも安心と頼もしさを覚える

必ずしもこの願望が叶うわけではないが
可能であれば配属されて欲しい:・・・
大樹はそう思っていた。

ラウラ「また会える日があったらよろしくお願いします。大樹」

吉野大樹「ラウラこそ無事卒業できるよう頑張れよ!」

ラウラと大樹の二人はお互い激励しながら帰って行った。

お互い今日と言う日はもう一生会う可能性は低いかもしれないが
ラウラは地球人の軍人像と、大樹はゼントラーディ女子の軍人を知る事ができ
有意義な時間であった・・・・

帰宅の道中、ラウラはふと思い出した

カゴメから地球人は異性に恋をすると・・・・

ラウラ「まさかね、さっきのあれが私が大樹に恋をしているのなら」

さっきの不思議な気持ちは大樹に対する恋・・・・・

ラウラは自分が大樹に恋をしているのではないかと思い始めた
製造されてきて今に至るまで体感した事のない気持ち
これが恋と言うものだろうか?

ーまさか自分が

帰宅中のラウラの今の心は、心底穏やかではなかった。
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第17話 ラウラと大樹の出会い 中編

2016-09-11 01:15:07 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
バールナで酒に酔い暴れていた二人の少尉を止めた大樹を見たラウラは・・・

警務官からの事情聴取を終えた大樹に近づいた。
近づいてくるラウラに大樹は不思議そうな表情を浮かべ・・・・

ー俺に一体何のようなんだ?

と思った。

大樹からしたらごく普通の副隊長であり特に珍しい存在じゃない
まさか惚れて好きですとの告白?と思ったが・:・・
自身に限ってそれはないとすぐに否定した

ラウラは大樹の目の前に立ち・・・・

ラウラ「よろしかったら、一緒に食事しませんか?」

と大樹を食事に誘った。

食事に誘われた大樹はまさか惚れられたのかと・・・
顔を赤くしたが、すぐにそんなわけないと否定し・・・・
真顔に戻り、ラウラに真意を聞こうとした

吉野大樹「食事?何故初対面の私と?」

ラウラ「気になる事があるからです、ぜひお話を・・・」

吉野大樹「気になることが、何が気になるか分からねぇけど。まぁいいかこの騒動だし、別の店でもいいなら」

ラウラ「もちろん、お会計済ませ別の店で・・・」

大樹から何故食事に誘うのかと聞かれたラウラは・・・・
副隊長と言う立場にいたり、階級が大尉など気になる事があるから
是非これを機会に話がしたいと答えた

ラウラから返ってきた答えに大樹は少しショックを受けつつも驚いた

自分に気になる事があると・・・・
驚いている大樹にラウラは・・・

ラウラ「私はまだ機種転換中の訓練生なので、現役の可変戦闘機パイロットなおかつ副隊長の立場にいる方に話聞ければと」

吉野大樹「訓練生ねぇ、まぁいいや。俺でよければ」

機種転換中の訓練生だと告白し、何故話を大樹に伝えた

ラウラが機種転換中の訓練生と知った大樹は・・・
朴念仁な自分が役に立つ機会が出来たと喜び食事の誘いを改めてOKした
 
それに・・・・

大樹自身もラウラに気になってた事があったと言う事もあり
お互いの利害が一致する形になった。 

その後、ラウラが会計を済ませ大樹と共に別のレストランに向かった。

吉野大樹「しかし、日系人が多いから日本食の料理屋多いな。懐かし〜」

ラウラ「日本食ですか?」  

吉野大樹「日本食.テストパイロットやってる時食えなかったからさ〜って曹長は日本食を食べた事は?」

ラウラ「ありません」

レストランに向かう最中、日本食の話題が出た。

大樹がクラビウス基地内のレストランが日本食店が多い事に気がつき
中々日本食を食べる機会がなかった為、懐かしと呟いた。

ラウラは大樹の日本食を懐かしむ声に食いついた。

日本食はまだラウラが食べたない分野の料理であり・・・・
これを機会に食べてみたいと思った。

ラウラ「もし大尉がよろしければ、日本料理屋で」

吉野大樹「そうだな、二人っきりで食べるから牛鍋をつつくか」

ラウラ「牛鍋?」

吉野大樹「まぁ任せろって」

ラウラは大樹に間接的ではあるが日本料理を食べたいと言った。

日本料理を食べた事のないラウラの心は好奇心で一杯であり・・・
本人は控え目に言ったつもりだが、誰がどう見ても食べたいとしか見えない
そんな食べる気満々のラウラを見た大樹は牛鍋屋に行く事をお勧めした。

大樹から牛鍋を進められたラウラは牛鍋と言うのを知らなかったが・・・・・
牛鍋と言う未知の料理に興味を持ち、大樹に進められるまま牛鍋に向かった

ラウラ「牛鍋って美味しい、紹介してくれてありがとうございます」

吉野大樹「いいって事よ、久しぶりに日本食を食べれてよかったよ」

牛鍋屋富士篠で牛鍋をつついたラウラと大樹は大満足をしていた。
初めての牛鍋の味と日本酒の味にラウラは気に入り・・・・・
日本酒を何杯も頼むほどであった。

大樹の方は、久しぶりに日本食を食べれて大満足であった
それだけでなく、誰かと食事して孤独を紛らわす事もでき・・・・
楽しく食事を出来て大満足だ・・・・・

食事がある程度進むと・・・・

ラウラ「大尉殿、実は相談がありまして」

吉野大樹「ん?なんだ相談って、あぁ例の相談ことか。」

ラウラ「はい、集団戦についてお聞きしたいんです。どうしたらいいのか分からなくて」

吉野大樹「どうしたらいいのかね・・・・・・か」

ラウラは大樹を食事に誘った本当の目的、集団戦に関する相談事。

副隊長である大樹は集団戦とは何かを教わりたいと思っていた。
大樹の個人的な強さも気になっていたが、集団戦の方が知りたい・・・
今回見逃したら、学べる機会は二度とないかもしれない

そう考えたラウラは真剣なまなざしで大樹を見た

吉野大樹「難しい話じゃない、フォーメーションをきちんと意識していれば普通に出来る」

ラウラ「フォーメーションですか」

吉野大樹「学んでいると思うけどこの調子じゃ理解しきれてないな、まぁ説明するか」

ラウラは大樹から集団戦は難しい話じゃないと言われ困惑した。

難しい話じゃないなら今まで苦労する事はなかったと大樹を睨むが・・・・
大樹は気にする事なく、集団戦=フォーメーションについて説明を行った

お酒を飲みながらラウラは大樹から集団戦について以下の事を説明された

集団戦は軍人だけでなく、スポーツ選手だけでなく各分野にも用いられ・・・・・・・
かつ戦闘において安全を確保し、柔軟かつ迅速な対応を可能にし
戦闘力を最大限に発揮し・・・戦場で相手陣営に対し大きく優位に立つ・・・・・・

自分の立ち位置はどんな役割を持っているか、または味方がどんな立ち位置にいるのか把握し
自身の弱点を味方の弱点をお互いカバーし、鉄壁の強さを持つ
大樹はラウラに説明した

更に

吉野大樹「個人がエースで、他は凡人だからと見下し独断行動をすれば例えエースだろうと集団戦を乱す奴は戦力じゃない」

ラウラ「どうしてですか?戦力的にも十分・・・・・・・」

吉野大樹「確かに戦力的に大きいだろうが、結局戦場においては独断行動は戦力的にマイナスだ。味方が弱くとも連携さえできればエースの価値は上がるんだよ」

ラウラ「なるほど」

吉野大樹「まぁエースが同じ部隊に集まれば強力な集団になる、軍全体からしたら切り札的存在になる」

一人のエースパイロットが己の腕を過信し独断行動をして集団の輪を乱すのは・・・・
部隊全体からしたら戦力じゃないと大樹は説明した。

ラウラは大樹の言っている意味は最初分からなかったが・・・・・
説明を聞いていくうちに大樹の言っている事を理解し始めた。

大樹曰く、独断行動をして集団を乱す事は部隊全体の作戦行動を乱し・・・
敵に対して大きな隙を見せる事になり、それを突かれ・・
部隊が総崩れになり、最終的に勝てる戦いですら勝てなくなる・・・・

エースはしばらく奮戦するが、次第に敵に包囲され討ち取られる

吉野大樹「曹長、大日本帝国海軍第三四三海軍航空隊を知ってるか?」

ラウラ「菅野直大尉や鴛淵孝大尉、武藤金義少尉らがいた部隊ですよね?」

吉野大樹「ん?君はゼントラーディ人なのによく知ってるな」

ラウラ「はい私なりに調べてます」

吉野大樹「なら話が早いな、第いや剣部隊の組織の強さを話すか」

大樹は大日本帝国海軍第三四三海軍航空隊.剣部隊の組織の強さを語り始めた。

剣部隊はエースパイロット豊富な部隊でありラウラはパイロット複数人言えるなど
ある程度の知識を有しており、どんな機材を保有していたかを知っていた

だが、ラウラは大樹から語られる言葉に自分の知識の浅さを知ることになる

吉野大樹「第三四三は4機一個編隊、乱戦になっても二機の編隊ロッテは維持されてた」

ラウラ「それに関しては私も実戦済みです、ですが」

吉野大樹「言いたい事は分かるが、連絡は密にしてたのか?」

ラウラ「いえ」

吉野大樹「連絡は常に取れるようにせんとな、基本中の基本だ」

大樹は第三四三の強さを力説した

第三四三の強さは精鋭パイロット、優秀な機体だけでなく
四機一個小隊、乱戦の中においても最低二機一組によるロッテ戦術
レーダー.補給所などの後方組織の充実

偵察機による情報収集による、初動の優位を保つ

ラウラは大樹の話す第三四三の話に釘付けになった

吉野大樹「戦闘機部隊は飛行隊の中でメインディッシュだが、偵察部隊.早期警戒部隊とのサイドディッシュとの連携で更に強力な部隊になる」

ラウラ「なるほど」

吉野大樹「うちの部隊の組織は第三四三をベースにしてるが、空母所属なので全部は・・・・ってどうした?」

ラウラ「知らない情報ばかり、頭パンクしちゃいそう」

吉野大樹「まぁ、そんなもんだからな。」

ラウラは熱心に部隊の組織や第三四三の事を語る大樹の話を聞いてたが・・・
情報量が多すぎて頭がパンクしそうになってしまった。

自分が知っている第三四三の情報、組織戦に関する事
知らない事ばかりかつ、覚えなくてはいけない情報ばかりで
頭が痛くなり、どこをどう覚えればいいのか分からなかった

そんな頭を悩ませるラウラに大樹はそんな問題と言った

更に・・・

ラウラ「そんなもんで済まされる話なんですかね?」

吉野大樹「まぁな。今すぐ全部覚える必要はない、少しずつやっていけばいい。」

ラウラ「少しずつ・・・か・・・・」

吉野大樹「完璧よりもまずは終わらせろ、終わらせてから何かを求めよ。まぁ曹長の求める人物像かな」

今すぐ覚えず、まず小さな目標を終わらせて積み重ね・・・・
自分が求める人材に近づけようと、ラウラは大樹に言われた。

一度に急に詰め込んでも覚える事が出来ない
一度に急に物事を成す事が出来ない
今のラウラは焦りすぎて、大きな失敗をしてしまう
副隊長の職に就く大樹はそれを危惧してラウラにアドバイスを送った

吉野大樹「覚えることは大事だが、少しずつでいい。」

ラウラ「少しずつですか?」

吉野大樹「少しずつだな、と言っても俺は話しすぎた.すまん」

ラウラ「あ.謝らなくても大丈夫ですよ」

覚えることに焦るラウラにアドバイスを送った大樹だが・・・・

熱心に語る事ばかり考えて喋った結果、ラウラが困惑した原因を作ったのは自身であり
少しずつ覚えればいいとアドバイスしたけど、人に物を言えないことをしたので
ラウラに一応謝り、自身の過ちを恥じた。

大樹から謝られたラウラだったが、気にしておらず
謝らなくてもいいよと、大樹に言った。

ただ

きちんと誠意に謝ったり、情熱的に熱心に話す姿の大樹は・・・
今まで出会ってきたタイプの人間とは違う
接してみて悪い感じはしないむしろ心地いいくらいだ

「お待たせしました、生ビールです。」

吉野大樹「ビールが来たようだな、まぁさっきの話はここまでにして飲もうか」

ラウラ「それもいいかもしれませんね」

そんな中、二人の元に生ビールが来た

真面目な話をしていたラウラと大樹だがビールが来た事により
二人の表情は和らぎ、目の前のビールを飲む事にした。

ビールを飲みながらラウラは大樹を見てある事を思った

ーこの人と一緒にいると何処か安心を覚える
ーもし実戦部隊で一緒になれば、上手く連携して戦えそう

など考えた

そんなラウラに大樹が

吉野大樹「うちの中隊に曹長のような方が配属されたら頼もしいな」

ラウラ「えっ」

吉野大樹「あっ・・・・すまん、独り言・・・・今のは聞かなかったことで」

うちの部隊に配属されたら頼もしいと言う発言をした。

大樹の発言に思わずラウラは顔を赤くした。
まさか大樹から自分が頼もしいと言われるとは・・・・・・
なんか嬉しいような恥ずかしいような・・・・

でも

こうして言われるのも悪くないし
大樹が初対面である私自身を頼りになると言われて嬉しい

ラウラは大樹の発言に対し好意的に受け止めた

もし自身が機種転換の訓練を終え可変戦闘機部隊に配属される事になったら
叶うのであれば大樹の部隊に配属されたい

目の前にいる大樹の姿を見てラウラは卒業後の夢を抱くようになった。

卒業したらラウラの希望に沿うような結果になるとは限らないが・・・・・

上官である茂人がラウラが大樹のいるアンサーズ中隊に配属させる前提で・・
訓練生であるラウラを育てている事実はこの時、二人は知る由もなかった
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第16話 ラウラと大樹の出会い 前編

2016-09-11 01:14:12 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
実機演習を終えたラウラは自室に戻り、再び勉学に励んだ。

勉学と言ってもラウラは数学や理科などの苦手な分野はやらない。
趣味と言ってもいい、歴史や社会科などの好きな教科ばかりだ・・・

先の実機演習ではメサーラに勝てたが、集団戦では敗北してしまった。
メサーラに気を取られて部隊全体が負け、自身も結局は敗退
結果、何も残らなかった。

ラウラ「ゼントラーディ軍と違って個人の戦いが出来ない、集団戦での戦い。しっかり学び直さねば」

こうした事からラウラは改めて軍事について学び直す事を始めた。

主に集団戦は今後の人生においても重要であり
考え直さねば可変戦闘機パイロットとして悪影響が出る
しっかり考えを改めねば・・・・

ラウラは意を決して勉学に励んだ。

しかし

勉学ばかりしてると頭が痛くなるので、気分転換に基地内にあるバーに行こうと思い
私服に着替え、バーに向かった

【クラビウス基地第4ドック.ARMD級空母アルタミラ.格納庫】  

この日、ARMD級空母にアンサーズ中隊仕様のVFー1Pフレイヤバルキリーが着艦した

既に配備されている機体ではなく・・・
アンサーズに新たに配備された機体であり機体番号105と描かれており
右翼には赤鷲が描かれたノーズアートがあった。

その搭乗者のパイロットは、艦長室に向かった。

吉野大樹「SVFー64アンサーズ副隊長.吉野大樹着任しました」
新統合宇宙軍.吉野大樹.大尉

ジェイル「バトルロイドカタナのテストパイロットからの着艦か御苦労。」
アルタミラ艦長.ジェイル・ベレスフォード大佐

パイロットの名は吉野大樹と言う22歳の若い宇宙軍大尉であり
日本国鹿児島出身ともあり、日本男児と言う印象の強い若者だった。

若い年齢ながらも士官学校卒
数々の実戦に参加しエースパイロットとしての実績を積んでおり・・・・
つい最近まで腕を買われ新兵器のテストパイロットをしており・・・・
茂人に腕を買われ副隊長として、テストパイロットとしての任期を終え
空母アルタミラに着任、今日からアルタミラ勤務を始める予定だ

大樹は着任の挨拶の為、ジェイルを訪問したが・・・・
ある事に気がつき、質問をした。

吉野大樹「桐原中隊長殿に挨拶したいのですが、ここにはいないんですかね?」

茂人の所在・・・・・・

大樹からすれば茂人は直属の上官であり、着任したから挨拶したいと思っており
艦長室でジェイルと一緒に待っているかと思えば不在であった。

副隊長として納得いかないのでジェイルに茂人は何処にいるのかを聞いた。

ジェイル「桐原か・・・・あいつは機種転換センターの教官として我が艦のカゴメ・バッカニア少尉と一緒に出向している」

吉野大樹「へぇ中隊長殿が出向ですか・・・・・何用で?」

ジェイル「最後の枠となる兵士の育成のためだ、ゼントラーディ人の機種転換を望んだ兵士で最も適正のあった奴でな」

吉野大樹「へぇそれは興味深い話ですね、その兵士とやらに俺・・・いや私もあってみたいです」

ジェイルは茂人がカゴメと一緒に機種転換センターに出向していると答えた。

機種転換センターに茂人が出向していると聞いた大樹は最初は驚いたが・・・・
出向目的である適正のある機種転換を望んだゼントラーディ人について興味を持った。

態々出向してまで育てるゼントラーディ人・・・・
一体どんな人物なのか興味深い・・・・
大樹は茂人が育てているゼントラーディ人への興味を持ち始めた

茂人が育てているゼントラーディ人はラウラの事であり・・・・
機種転換センターで茂人の元で訓練を受けている・・・・

吉野大樹「ではここで失礼します。」

ジェイル「ご苦労であった。それと大尉」

吉野大樹「ハッなんでしょうか?」

ジェイル「当分我が艦はクラビウス基地に停泊しているから、艦から降り基地内の娯楽施設を楽しむといい」

吉野大樹「ありがとうございます。」

大樹は帰り際にジェイルからクラビウス基地の娯楽施設を使うように勧められた。

ジェイルから娯楽施設を楽しんで来いと勧められた大樹は・・・・
好意を素直に受け取り、ジェイルに敬礼するとアルタミラから降り
そのまま街へ繰り出した。

エミリー「へぇあれが中隊長か、思ったより若いわね」
新統合宇宙軍.エミリー・ニクソン中尉

本多義輝「年齢は22歳、俺と同い年らしいな」
新統合宇宙軍,本多義輝中尉

ガブラ「そうなのか?」
新統合宇宙軍.ガブラ・ノーボレス中尉

艦を降りる大樹の姿を見かけたアンサーズ中隊の小隊長は大樹の若さに驚いた。

3人の小隊長は副隊長は第一次星間大戦を生き抜いたり・・・・
2010年代初期入隊の中堅パイロットが副隊長になると思っていたが・・・・
エミリーや義輝と同年代の20代前半の若いパイロットが副隊長になるのは意外であった

とは言え第一次星間大戦により人口不足による影響で仕方がなしと考え・・・・
大樹が副隊長である事を受け入れた。

【クラビウス基地.バールナ】

ラウラは酒を飲むべく、軍人専用バーであるルナを訪れた。

マイクローン化したラウラは地球人が飲む酒の味に感動して以降、頻繁にバーを訪れていた。

ビールやワイン、日本酒やハイボールなどの多種多様の酒を飲み
つまみを摘まむ事はラウラの一日において最大の楽しみであり
普段は自室飲み、稀にこうしてバーに訪れる事がしばしばある。

ラウラ「生ビールそれとトマトとチキンのガーリック煮」

「かしこまりました」

席に座ったラウラは生ビールとおつまみを頼んだ。

ラウラの好きなお酒はビールであり、日本国のあった時代からある
アサヒビールやキリンビール、サッポロビールなどの製品を好み・・・
海外のビールまで好む、ビール愛好家となっていた。

好きなソフトドリンクであるコーラと割る事もしばしばある

ラウラ「はぁ、個人の腕が良くても味方との連携とれなければなぁ」

おつまみを摘みながら、今の自分の現状に愚痴る

このままではいけない、そう思っているけれど・・・・
いざ改善しようとなると行動に移せない
行動に移せない自分に怒りを感じるが・・・・・
結局、改善に繋がらないので落ち飲んでしまう  

ビールとおつまみを飲み食べ終える次の奴を頼もうとしたが

「もういっぺん言ってみろ!地球人(マイクローン)!!」

「お前らの常識を押し付けるなと言ったんだ!!ゼントラーディ人の常識が俺らに通じると思うな!」

「貴様らも同じだろうが!」

ラウラ「喧嘩?」

日本人の少尉とゼントラーディ人の少尉が口論していた。

最初は関心を持ったラウラだったが・・・・
酒場でよくある話だったので、無視した。
そんな中、二杯目のビールが来てラウラはそれを飲もうとしたが

ラウラ「わっ」

「野郎やりやがったな、くそが!」

「黙れ地球人!潰してやる!」

目の前に日本の少尉が吹き飛んできて、テーブルが飛んだ。

幸いにしてビールジョッキは手に持ってたので、溢れる事はなかったが
二人の喧嘩がエスカレートしており、食事どころではなくなり
ラウラは、怒り心頭であり完全に切れかかっていた。

ラウラ「あのさ、お二人共・・・・・・私.今食事中なんだけど、喧嘩するなら外でしてくれるかな?」

「横から入ってきてなんだ貴様!」

「メルトラン風情が割って入ってくるな!」

ラウラ「そんな問題じゃないでしょ、完全にあんたたちのやってる事は食事中の人達の迷惑なの.黙ってるつもりはないわ!」

等々我慢出来なくなったのか、ラウラは二人の間に割って入ってくる

お酒が入ってたり、食事を邪魔されたからかラウラはもの凄くイライラしており
口調はかなり荒れており、いつ殴りかかってもおかしくないくらいだった
それでも冷静さは保っており、穏便に済まそうとしていたが・・・

当の本人達はラウラの言葉に傾けていたない。

「大尉殿、お呼びとあればまた」

吉野大樹「ありがとう」

その頃、大樹はバールナの近くの駐車場で送迎ジープから降りた。

酒と料理を楽しもうと・・・・
娯楽施設のあたり一面のレストランなどを見渡していたが・・・
何か、怒鳴り声が近くから聞こえる・・・・

声のする方向を望むと

吉野大樹「なんだ?」

ラウラが鋭い目つきで大きなやめろとか、出ていけと言った。
一体何が起きているのか、この時の大樹はまだ理解していなかった

ただ

鋭い目線で堂々とした態度のラウラが気になった。

ゼントラーディ人は何度か見たこともあるし、一緒に仕事した事あるが
彼処まで意思を持ち堂々と自分より体格のいい男性に立ち向かう勇気・・・・
感心するし、むしろ尊敬の念を抱いた。

「このアマ」

ラウラ「危なっ」

「ちっ避けたか」

ラウラ「やるしかないか」

そんな中

ラウラはゼントラーディ人の少尉から殴りかかってきた

幸いにしてラウラは、左横に回避し迎撃態勢に入り睨みつけ
日本人の少尉か、ゼントラーディ人の少尉かに襲われても対処できるようにした
本音としては戦いたくはなかったが、仕方がない・・・・

警務隊が来るまでなんとか凌ごう・・・・ラウラはそう考え戦う事を決心した

吉野大樹「女一人に多勢に無勢かよ、しょうがねぇな行くか」

ラウラが二人相手に戦っている姿を見て大樹は駆け出した。

女一人相手に男二人が襲いかかるのはまずない。
酒に酔ってようが酔ってなかろうが、見てはおけない。
大樹はラウラに殴らかかろうとする日本人の少尉に向かって走ってゆく

「偉そうに乱入するんじゃねぇよ」

ラウラ「やば避けられない、しまった」

二人相手に善戦してたラウラだったが、日本人の少尉に追い詰められた。

避けようとしても、ゼントラーディ人の少尉に襲われるし
日本人の少尉に殴られるしかない・・・・
殴られてしまえば、次の回避が出来なくなるし更にやられる一方だ

ラウラは覚悟を決め、これからの自らの運命を受け入れようとした 

「がはぁ」

ラウラ「えっ!?」

吉野大樹「危なかったな、お前。戦場だったら死んでたぞ」

「この野郎!」

ラウラ「後ろ!」

その時、大樹のパンチが日本人の少尉の頬に命中した。

頬に大樹のパンチが命中した日本人の少尉は吹き飛ばされ、テーブルと激突
それを見たゼントラーディ人の少尉が大樹に突進してきた。
ラウラは大樹に警告したが、既に間に合わない状態だった

が・・・・

「がはっ」

吉野大樹「単純すぎる、よく戦場に出れたものだな。相手に手の内を読まれたら終わりだぞ。」

大樹は振り返り、ゼントラーディ人の少尉の腹にパンチを喰らわせた。

パンチを食らったゼントラーディ人の少尉は腹を抑えながら蹲り・・・
日本人の少尉が大樹に睨みつけ、反撃を伺おうとしたが・・・・
大樹の胸につけている、IDタグを見た瞬間顔色が悪くなり・・・・・
ガタガタ震え始めた

更にラウラとのやりとりで、更に震える事になる

ラウラ「ありがとう、貴方強いのね。名前はなんて言うの?」

吉野大樹「俺か?俺は新統合宇宙軍.SVFー64アンサーズ副隊長として本日付で着任した、宇宙軍大尉吉野大樹だ!」

ラウラ「大尉!?」

吉野大樹「まぁそんなに硬くならなくてもいいんだがな、そんなあんたは?」

ラウラ「私は新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア曹長であります。」

吉野大樹「ふーんなるほどね」

大樹が大尉であり、一個中隊の副隊長である事。

ラウラ達や二人の少尉より上官であり、更に副隊長と言う立場に就いている。
淡々とラウラに笑顔で自己紹介する大樹だが・・・・
少しだけ、二人の少尉に向ける視線は鋭い眼光であり

二人は警務隊が来るまでガタガタ震えるのであった。

ラウラ「吉野大樹・・・か」

ラウラは目の前にいる大樹と言う人間に好感を持った。

ここまで軍人として尊敬できる地球人は初めてだ。
この若さで中隊長と言う立場にいる
吉野大樹がどんな経歴を持ち、どんな活躍をしたかどんな人か知りたい

そう思ったラウラは、大樹に近づきある事を提案した
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今日の境界のリンネ 魂子「おばあちゃんと言っちゃいや~ん❤

2016-09-11 00:20:47 | るーみっくワールド


ロイド「やぁ皆今日の境界のリンネを見てくれたかな?」

りんね「おいお前なに勝手に宣伝しているんだ?」

ロイド「これは失礼・・・・・・・」

りんね「だったら帰れ!!お前の出番はマクロス⊿だろ!!」

とくだらないノリで始めました・・・・・・・・・さて今日の境界のリンネは真宮桜が鎌を持って活躍した話です。
前回、鯖人と魂子さんが犬夜叉ネタをしていたのは鯖人が狐に憑依されたからです。

それだけ、魂子さんはその場にいなくて後で来ましたが・・・・
まぁロイド・・・・・じゃなくてりんねが真宮桜のコーチとして頑張っていましたがデレデレです。

一方狐に憑依されていた鯖人ですが・・・・・・・・・・・・お前対して変化ないじゃんな行動っぷりでした。
よくも六道乙女さん・・・・・・・こんなろくでなしと結婚したなぁ。

驚かされるばっかりですよ。

まぁ魂子さん相変わらず美しい。(結婚後コミリアの性格のベースにする程好きなキャラ。)
ゆきのさつきボイスはまいう~です。

さて来週はホモ疑惑ありまくりの沫悟さんの登場です。自分としては天道なびきにそっくりな黒密さんが気になりますが・・・・・・

まぁ来週も境界のりんねを見てくださいね。
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