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日本軍「慰安婦」被害女性がまた2人無念の死を遂げた。安倍首相自らが真実を否定し再度傷つけた彼女たちに謝罪せず、賠償ではなく10億円の口止め料で黙らせようとした「合意」

2018-08-25 17:23:52 | 慰安婦問題

 2018年7月に入り、2人の日本軍「慰安婦」被害女性が亡くなった。一人は中国人で、「慰安婦」をテーマにした映画「大寒」の微博公式アカウントが7月31日に発表した元「慰安婦」の曹黒毛さんである。享年96歳であった。これにより中国大陸部で生存する元「慰安婦」はわずか15人となった。

 曹さんは1941年秋、19歳の時に日本軍に捕まり、兵士の相手をさせられた。6年の歳月を費やし、元「慰安婦」127人を取材してきた映画「大寒」は今年1月の節気・大寒の日に公開された。8月14日に中国全土で再上映された。

 もう1人は7月1日に亡くなった韓国人キム・ボクトゥクさんで享年101歳。慶尚南道統営市生まれ。21歳の時(1939年)、工場に就職させるという徴用募集人の話に騙され、中国の大連からフィリピンに連れて行かれ、日本軍「慰安婦」としての生活を強要され、1945年解放後に故郷へ戻った。キムさんは、1994年に日本軍「慰安婦」被害者である事を名乗り出て、日本政府の公式謝罪を求めて韓国国内はもとより、日本の名古屋や大阪に通って証言活動をした。

 慶尚南道教育庁は2013年、キムさんの一代記を整理した本『私を忘れないでください』を出して、歴史教材として使用するようにし、同年、統営市の南望山公園にキムさんを象徴する少女像「正義の碑」を建立した。

(2018年8月25日投稿)