今年(2月13日)は、梅の開花が早くて、山口市の耳鼻科の帰り、泰雲寺に寄りました。
泰雲寺はウメの開花状態・気絶ヤギ・ウメノキゴケが気になっていました。
泰雲寺の近く鳴滝には、中原中也の詩の碑があります。「失恋し、傷心の心を抱え故郷に帰った時に、中原家の子弟が師事していた
泰雲寺の老師品川雷応を訪ねた。
雷応は中也を鳴滝に連れて行き、何も言わずに、一緒に厳から流れる滝を眺めた」とのお寺です。
その時に、詠まれた『山羊の歌』に収録された「悲しい朝」の石碑も鳴滝の地にあります。
山口市 泰雲寺です。ここから車で入り、1番奥に駐車場があります。
ウメノキゴケも昨年と同じです
枯れたウメの木もあります
あくる日の2月14日には、今年は梅の開花が早くて、防府市天満宮のしだれ梅の開花状況を見に行きました。
防府天満宮 楼門のある梅園です。
今日も、暖かく、その温かさに誘われたように、しだれ梅は咲き始めていました。
沢山の人で賑わっていました。青空は望めないが、キレイなお花で充分でした。
フと何かが動いた感じがして、地面を見ると、初見のキレイな虫、触角からカミキリムシの仲間かと思い
梅にいたずらされるのではと思いましたが、帰り…調べてみますとハンミョウでした。
学名:Cicindela japonica 目名:コウチュウ目(鞘翅目) 科名: コウチュウ目科 属名:ハンミョウ属
和名:ナミハンミョウ 大きさ:18-20mm 見られる時期:4-10月 分布:本州・四国・九州・(沖縄)
「ハンミョウは、腹部や手足に白い毛が生えています。鋭い牙を持つ肉食の昆虫です。春から秋ごろまで林道や
川原などで見られます。人が近づくと逃げますが、1メートルくらい飛んで離れては、後ろを振り返ることから道案内の
ような仕草で「ミチシルベ」や「ミチオシエ」呼ばれています。毒はないそうです。
「肉食でそのあでやかさとは違って大きなキバを持っています。
つい触りたくなるかもしれませんが、嚙まれないようにしましょう。
短命な生き物です。そのあでやかな色は、あなたを癒しえくれるかもしれません。」とのことです。
2月15日、レッスンの帰りに寄りました。雨が降り始め急いで撮りました。
今年のウメはなんていう事でしょう立派に咲いています。4人のお世話をされる方々のご努力の賜物ですね。
この勢いの良いこと、他では見たことはありません。子のウメは野梅だという事です。白梅ですね。
去年の同じウメの木です
ウメノキゴケは相変わらずついています。樹齢400年です。2度の移植にも耐え生き返りました。
この地はウメノキゴケにとっては理想的ではありません。以前、200Ⅿ先のこの地に移築しましたが、新しく架け
替えられた橋のため、すぐ側を広い道路ができています。ウメノコゴケはキレイな空気のある所で共存する
地衣類(ちいるい)の一種です。今後、どのように変化するでしょうか?
昨年の花です、
「ウメノキゴケが付くと、樹木や岩の健康には直接的な影響はありません。
しかし、ウメノキゴケは特定の環境に生息することが多く、その存在は環境の健全さを示す指標となることがあります。
ウメノキゴケは、排気ガスや大気中の汚染物質に弱いため、都市部で見られることは少ないです。
したがって、都市の環境が改善されることで、ウメノキゴケが増加することがあります。
一方で、ウメノキゴケが豊富に生育している場所は、比較的クリーンで健康的な環境である可能性が高いです。」
しかし、最初に訪れた泰雲寺のウメノキゴケとウメの関係を見ると木への影響がないとは思えません。
この地は確かに後ろに山・滝などがあり最高にクリーンな場所です。