東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

単位の換算 小6算数

2014-02-14 11:24:23 | 勉強のやり方
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

予報通り朝から雪です。これからどんどん激しくなっていくそうなので気をつけてください。

さて、小6の算数では「量と単位」を勉強しています。この単元のなかに出てくる単位の換算が苦手な生徒は多く、小学校最後の難関です。とは言っても、中学生になって数学や理科で再勉強してどうにか克服するのですが。

そこで今日は単位の換算についてお話します。

単位の換算が難しく感じるのは、例えば、1mmの10倍が1cm、1cmの100倍が1m、1mの1000倍が1kmなどと似たような数が出てきて覚えるのに大変で、まして面積や体積を扱うに至っては頭がこんがらがって当たり前です。

とは言っても、何も覚えなくて単位の換算ができる訳ではないので、最小限覚えるものを図1に示します。(長さと面積だけです)


▲図1.単位の換算で覚えること(長さと面積)

まず、長さに関しては、1kmが1000m、1mが100cm、1cmが10mmを覚えてください。

次に「580mは何kmか」という例題を使って、図2に単位換算の手順を示します。

▲図2.長さの単位換算手順

ステップ1で、左に「1km」、右に「1000m」を並べて書いて、その上に左から右に向かって矢印を書きます。1kmの「1」と1000mの「1000」を見比べると1000倍になっているので、矢印の上に「×1000」と書き込みます。同様に、右から左に向かって矢印を書き、上に書いた「×1000」の逆演算、つまり「÷1000」と書き込みます。これで準備完了です。

ステップ2では、右下に「580m」、左下に「□km」を書きます。このときステップ1で書いた図の単位と合わせて書くことがポイントです。続いて、ステップ1で書いた2つの矢印のうち換算したい向きと同じもの、つまり、この場合、右から左に向かう矢印と「÷1000」を書き入れます。

最後のステップ3で、580÷1000を計算すれば終わりです。


次に面積です。図1にあるように覚えることは多いように見えますが、長さで覚えたこと以外に、1平方kmは1辺1km、1平方mは1辺1m、・・・、の正方形の面積と同じということと、1haと1aがそれぞれ100m、10mを1辺とする正方形の面積ということを覚えれば大丈夫です。

こちらも「580平方mは何平方kmか」という例題を使い、換算手順を図3に示します。


▲図3.面積の単位換算手順

ステップ1で大雑把な「正方形」を描き、中に「1平方km」、その辺に「1km」と書きます。次に、長さで覚えた1km=「1000m」を書き込みます。

ステップ2では、1000×1000=1000000を計算して、「1平方km=1000000平方m」を書きます。

続いて、ステップ3では、長さのときと同じように、左に「1平方km」、右に「1000000平方m」、上に左から右に向かう矢印を描き、そこに「×1000000」、下に右から左に向かう矢印を描き、「÷1000000」を書き込んで準備完了です。

ステップ4では、右側に「580平方m」、左側に「□平方km」を書いて、ステップ3の図から同じ向きの矢印、つまり、この場合右から左へ向かう矢印と「÷1000000」を書き入れます。

最後にステップ5で、580÷1000000を計算して終わりです。


これらの例以外に、「kmとmm」や「平方kmと平方mm」などの換算については、1kmが何mmかを知らないとできない訳ですが、図1の「1km=1000m、1m=100cm、1cm=10mm」を組み合わせて、「1km=1000000mm」を導いて換算するか、または、3段階に分けて換算してください。

また、体積についても面積と同様です。但し、「L」と「dL」は覚える必要があります。私の場合は、「L」については1000立方cmの牛乳パック、「dL」は10分の1で覚えています。

単位換算が苦手な人に参考にしていただけると幸いです。

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