こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、平成22年度京大入試問題(前期、文系)です。
問題は、
「△ABCにおいて AB=2、AC=1 とする。∠BACの二等分線と辺BCの交点をDとする。AD=BDとなるとき、△ABCの面積を求めよ。」
です。
早速、図1のように、問題の図を描きましょう。
▲図1.問題の図を描きました
図2のように、角の二等分線定理から
BD:DC=AB:AC=2:1
で、これから、
BD:BC=2:3
です。
▲図2.BD:DC=2:1 です
一方、
AD=BD
から、△DABは二等辺三角形で、
∠DAB=∠DBA=●
です。
このとき、三角形の外角はそれと隣り合わない2つの内角の和に等しいので、
∠ADC=∠DAB+∠DBA=2●
になります。
すると△ABCと△DACにおいて、
∠BAC=∠ADC=2●
∠ABC=∠DAC=●
から、
△ABC∽△DAC
で、したがって、
AB:BC=DA:AC (2)
が成り立ちます。
ここで、(2)に、
を代入すると、
です。
つまり△ABCは、図3のように、3辺の比が
の三角形で、これは、内角が90°、60°、30°の直角三角形です。
▲図3.△ABCは、内角が90°、60°、30°の直角三角形です
以上から、△ABCの面積は、
で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、平成22年度京大入試問題(前期、文系)です。
問題は、
「△ABCにおいて AB=2、AC=1 とする。∠BACの二等分線と辺BCの交点をDとする。AD=BDとなるとき、△ABCの面積を求めよ。」
です。
早速、図1のように、問題の図を描きましょう。
▲図1.問題の図を描きました
図2のように、角の二等分線定理から
BD:DC=AB:AC=2:1
で、これから、
BD:BC=2:3
です。
▲図2.BD:DC=2:1 です
一方、
AD=BD
から、△DABは二等辺三角形で、
∠DAB=∠DBA=●
です。
このとき、三角形の外角はそれと隣り合わない2つの内角の和に等しいので、
∠ADC=∠DAB+∠DBA=2●
になります。
すると△ABCと△DACにおいて、
∠BAC=∠ADC=2●
∠ABC=∠DAC=●
から、
△ABC∽△DAC
で、したがって、
AB:BC=DA:AC (2)
が成り立ちます。
ここで、(2)に、
を代入すると、
です。
つまり△ABCは、図3のように、3辺の比が
の三角形で、これは、内角が90°、60°、30°の直角三角形です。
▲図3.△ABCは、内角が90°、60°、30°の直角三角形です
以上から、△ABCの面積は、
で、これが答えです。
簡単な問題です。
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