こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、2016年灘高入試に出題された図形問題を取り上げます。
問題は、
「図のように、1辺の長さが3の立方体ABCD-EFGHがあり、点P、Qはそれぞれ辺BF、DC上にあって、BP=DQ=1 である。このとき、次の問に答えよ。
▲問題図
(1) 四面体APQGを平面AEGCで切ったときの切り口の面積を求めよ。
(2) 四面体APQGの体積を求めよ。」
です。
図1のように、与えられた条件を書き入れましょう。このとき、Qから辺GHに下ろした垂線の足をRとしました。
▲図1.与えられた条件を書き入れました
それでは(1)から始めましょう。
四面体APQGを平面AEGCで切った切り口は、図2のようになります。
▲図2.四面体APQGを平面AEGCで切った切り口です
図2のSU、STの長さを求めれば、切り口AGSの面積を計算することができます。
まず、SUの長さを計算しましょう。
図3のように立方体を面ABCDから見ると、四角形ABCDは正方形なので
になります。
▲図3.SUの長さを計算します
また、△ABT∽△CQTでその相似比が3:2であることから
で、CT=SUなので、
になります。
次にSTの長さです。
図4のように平面BFRQを調べると、△QPB∽△QSTでその相似比が3:2であることから
になります。
▲図4.STの長さを計算します
以上から、四面体APQGを平面AEGCで切った切り口でのSの位置は、図5のようになります。
▲図5.四面体APQGを平面AEGCで切った切り口のSの位置です
このとき、
なので、四角形APQGを平面AEGCで切った切り口の面積は
で、これが答えです。
続いて(2)です。
四面体APQGの体積は、三角錐P-AGSと三角錐Q-AGSの体積の和になります。
図6のように、三角錐P-AGSと三角錐Q-AGSで底面を△AGSとするとき、それぞれの高さはOBとOVになります。
▲図6.三角錐P-AGSとQ-AGSの高さはそれぞれOBとOVです
ここで、
から、
です。
したがって、
で、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、2016年灘高入試に出題された図形問題を取り上げます。
問題は、
「図のように、1辺の長さが3の立方体ABCD-EFGHがあり、点P、Qはそれぞれ辺BF、DC上にあって、BP=DQ=1 である。このとき、次の問に答えよ。
▲問題図
(1) 四面体APQGを平面AEGCで切ったときの切り口の面積を求めよ。
(2) 四面体APQGの体積を求めよ。」
です。
図1のように、与えられた条件を書き入れましょう。このとき、Qから辺GHに下ろした垂線の足をRとしました。
▲図1.与えられた条件を書き入れました
それでは(1)から始めましょう。
四面体APQGを平面AEGCで切った切り口は、図2のようになります。
▲図2.四面体APQGを平面AEGCで切った切り口です
図2のSU、STの長さを求めれば、切り口AGSの面積を計算することができます。
まず、SUの長さを計算しましょう。
図3のように立方体を面ABCDから見ると、四角形ABCDは正方形なので
になります。
▲図3.SUの長さを計算します
また、△ABT∽△CQTでその相似比が3:2であることから
で、CT=SUなので、
になります。
次にSTの長さです。
図4のように平面BFRQを調べると、△QPB∽△QSTでその相似比が3:2であることから
になります。
▲図4.STの長さを計算します
以上から、四面体APQGを平面AEGCで切った切り口でのSの位置は、図5のようになります。
▲図5.四面体APQGを平面AEGCで切った切り口のSの位置です
このとき、
なので、四角形APQGを平面AEGCで切った切り口の面積は
で、これが答えです。
続いて(2)です。
四面体APQGの体積は、三角錐P-AGSと三角錐Q-AGSの体積の和になります。
図6のように、三角錐P-AGSと三角錐Q-AGSで底面を△AGSとするとき、それぞれの高さはOBとOVになります。
▲図6.三角錐P-AGSとQ-AGSの高さはそれぞれOBとOVです
ここで、
から、
です。
したがって、
で、これが答えです。
簡単な問題です。
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