こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
朝は本降りでしたが10時頃に雨が上がって、今は陽も射してきました。南からの風が吹き込んでいて暖かいですが、明日は今日よりぐっと気温が下がるようです。体調に気をつけて勉強してください。
さて、今回は久しぶりに英語の話題で、that節のthatの省略についてです。
都立高校の英語入試問題には長文が出題されるので、中3の受験生は長文読解の演習をしています。そのなかで、I think that~やI think ~など、thatがあったり省略されたりする表現があるので、接続詞thatの省略について調べてみました。
まず、手元のオックスフォード現代英語用法辞典では、前置きに、「特に形式張らない文体では、thatは省略できることが多い」とあって、続く間接話法の項に、
James said (that) he was feeling better.(ジェームスは気分がだんだんよくなってきたと言った)
など、形式張らない文体では、よく用いられる伝達動詞(say、think、suggest、・・・)の後で省くことができることが多いとあります。
ただし、ある種の動詞、特に自動詞のreply、email、shoutなどの後では省略できないとあり、
James replied that he was feeling better.(ジェームスは気分がだんだんよくなってきたと答えた)
で、
James replied he was・・・とはならないとあります。
そこで、ウィズダム英和辞典で、replyを調べてみると、確かに、
He replied that his mind was made up.(彼は決心がついていると答えた)
とあり、thatに省略ができる印の( )は付いていません。(オックスフォード現代英英辞典には、reply that~という項目があります)
次にウィズダム英和辞典を調べると、そこにはthatの省略という語法の項目があって、[くだけて]では、thatは通例省略され、[話]で非常によく用いられる、think、say、know、seeなどの動詞の後で特に省略されるとあります。
さらに、thatが省略されることが稀な例として、
・学術的な文章
・新聞ではthatが省略されることよりも用いられることの方が2倍以上多い
・主節の 動詞 が受け身であったり, that節が 動詞 と離れている場合、 thatは通例省略されない
(例)I was told that the problem was settled.( その問題は決着済みだと聞いていた)
Marty was telling us, I think,that we should look for the girl.( マーティはその少女を捜した方がいいと言っていたと思う)
・副詞表現がthatの前後にくる場合や, that節が複数ある場合には, 誤解を避けるため省略しないことが多い
(例)He said (that) on March second there would ne no classes.( 3月2日には授業はないだろうと彼は言った) [thatを省くと, 言ったのが3月2日という解釈も可能になる]
などが挙げてあります。
なかなかthatの省略も奥が深く面白いですね。(実は、かたい文章では省略されず、やわらかい文章では省略されるという程度の認識でした)
今回は用事があるのでここまでですが、次回は現代英語語法辞典(三省堂)にある解説を紹介します。
朝は本降りでしたが10時頃に雨が上がって、今は陽も射してきました。南からの風が吹き込んでいて暖かいですが、明日は今日よりぐっと気温が下がるようです。体調に気をつけて勉強してください。
さて、今回は久しぶりに英語の話題で、that節のthatの省略についてです。
都立高校の英語入試問題には長文が出題されるので、中3の受験生は長文読解の演習をしています。そのなかで、I think that~やI think ~など、thatがあったり省略されたりする表現があるので、接続詞thatの省略について調べてみました。
まず、手元のオックスフォード現代英語用法辞典では、前置きに、「特に形式張らない文体では、thatは省略できることが多い」とあって、続く間接話法の項に、
James said (that) he was feeling better.(ジェームスは気分がだんだんよくなってきたと言った)
など、形式張らない文体では、よく用いられる伝達動詞(say、think、suggest、・・・)の後で省くことができることが多いとあります。
ただし、ある種の動詞、特に自動詞のreply、email、shoutなどの後では省略できないとあり、
James replied that he was feeling better.(ジェームスは気分がだんだんよくなってきたと答えた)
で、
James replied he was・・・とはならないとあります。
そこで、ウィズダム英和辞典で、replyを調べてみると、確かに、
He replied that his mind was made up.(彼は決心がついていると答えた)
とあり、thatに省略ができる印の( )は付いていません。(オックスフォード現代英英辞典には、reply that~という項目があります)
次にウィズダム英和辞典を調べると、そこにはthatの省略という語法の項目があって、[くだけて]では、thatは通例省略され、[話]で非常によく用いられる、think、say、know、seeなどの動詞の後で特に省略されるとあります。
さらに、thatが省略されることが稀な例として、
・学術的な文章
・新聞ではthatが省略されることよりも用いられることの方が2倍以上多い
・主節の 動詞 が受け身であったり, that節が 動詞 と離れている場合、 thatは通例省略されない
(例)I was told that the problem was settled.( その問題は決着済みだと聞いていた)
Marty was telling us, I think,that we should look for the girl.( マーティはその少女を捜した方がいいと言っていたと思う)
・副詞表現がthatの前後にくる場合や, that節が複数ある場合には, 誤解を避けるため省略しないことが多い
(例)He said (that) on March second there would ne no classes.( 3月2日には授業はないだろうと彼は言った) [thatを省くと, 言ったのが3月2日という解釈も可能になる]
などが挙げてあります。
なかなかthatの省略も奥が深く面白いですね。(実は、かたい文章では省略されず、やわらかい文章では省略されるという程度の認識でした)
今回は用事があるのでここまでですが、次回は現代英語語法辞典(三省堂)にある解説を紹介します。
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